先日、交際していたデュレク・ベレット(47)との婚約を発表したノルウェーのマッタ・ルイーセ王女(50)。そんな2人がSNSでライブを行い、発表後に人種差別が原因で、殺害予告を受けていたことを明かした。
ノルウェーのハーラル5世国王(85)とソニア王妃(84)の長女であるマッタ・ルイーセ王女(50)が、かねてから交際していたスピリチュアルガイドを務めるアメリカ人、デュレク・ベレット(47)との婚約を発表した。
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インスタグラムにデュレクとのツーショットを投稿し、デュレクについて「私の心を踊らせ、私の最大限の可能性を引き出してくれ、私を笑わせ、私が弱さをさらけ出せる人」と表現。さらに「愛に限界はなく、私たちを成長させてくれる。この美しい男性と共に成長し続けられることが本当に幸せ」と続け、婚約の喜びを露わにした。
一方、デュレクも自身のSNSで同じ写真をアップ。「私たちはソウルフルでスピリチュアルなカップルとして、人々が愛と受容に満ちた世界を生きるためのサポートしていきたい。私たちの愛で世界を変えていく」と、マッタ・ルイーセ王女との未来に対する希望を綴った。
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ふたりの婚約に対して、王女の両親である国王と王妃、弟のホーコン王太子(48)とその妻のメッテ=マリット妃(48)を筆頭に、多くの人が祝福の声明を発表。しかし一部の人から批判的な意見が寄せられたようで、デュレクの元には殺害予告も届いたとか。
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批判を受けた理由について、デュレクは「黒人男性をロイヤルファミリーのメンバーとして認めたくない人がいる。ヨーロッパの王室では、いまだかつてないことだったからね。もう一つの理由はマッタが女性であること。男性が有色人種の女性を選ぶのとは訳が違う。プリンセスが有色人種の男性を選ぶことは歴史上で初めてのことだから、一部の人は耐え難いのだろう」と語り、人種が原因であるこという見解を発信した。
さらにデュレクは、ロイヤルファミリーにおける異人種間の恋愛を描いた人気ドラマ『ブリジャートン家』を例に出し、「(人々は)ドラマは良くても、リアルな『ブリジャートン家』は見たくないんだ」と宣言。「人々は困惑すると、意地悪になる。僕たちの世界はずっと同じではないことを理解していないんだ。僕たちは進化している」と続け、多様性への理解を促した。
2016年に14年間連れ添った夫で作家のアリ・ベーンと離婚したマッタ・ルイーセ王女は、2019年にデュレクとの交際を公に。同年、2人で『王女とシャーマン』と題した講演ツアーを行った際は、「王女の称号をお金儲けのために利用している」と批判が続出し、大きな話題に。
デュレクの人種や、スピリチュアルガイドという職業を理由に、これまで何度も批判を受けてきたふたり。婚約を果たした喜びで満ち溢れる投稿は、同じ悩みを持つ世界中の人の励みとなったはず。