今年の夏、全米で最新映画『ブレット・トレイン』の公開を控えるブラッド・ピット(58)。最新インタビューで、自身の失顔症についてや引退説についても言及。
雑誌のインタビューに応じたブラッド・ピット(58)が、映画プロデューサーとしての仕事のことや、俳優業の引退を考えていること、自身の抱える失顔症のことなど、現在の心境を吐露した。
約30年にもわたり、ハリウッドのトップ俳優としてヒット作を送り出し続けてきたブラッド。キャリア中盤には映画制作会社のプランBエンターテインメントを立ち上げ、プロデューサーとしての活動もスタートした。
最近は映画プロデューサーとして新進気鋭のクリエーターを支援することに充足感を感じており、役者としては引退も視野に入れているという。
ブラッドは自身の俳優としてのキャリアを学校の学期にたとえ、「(現在は)最後の学期、または3学期だと考えている。このセクションはどうなるんだろう?って。そして、それを自分がどのようにデザインしたいのか考えているんだ」と明かした。
若い頃はアートディレクターを目指していたというブラッド。「僕は芸術を通して語る生き物なんだ。いつも作っていたい。作っていないと何らかの形で死んでしまう」と語り、役者として引退しても、映画プロデューサーとしての活動は続けることを示唆した。
そしてロングインタビューの話題は、抱えている悩みへと発展。過去にブラッドは、初対面の人の顔を覚えるのに苦労する失顔症であることを告白し、「そのせいで周りから、よそよそしい、とっつきにくい、自己中心的な人間だなどと思われている」と悩みを打ち明けていた。
インタビューで自身の失顔症に話が及ぶと、「誰も僕を信じてくれない」と嘆き、今もその悩みは解決されていないことが判明。インタビュアーの夫が同じ悩みを持っていることが分かると喜び、「同じ境遇の人に会いたい」と話したという。
アンジェリーナ・ジョリー(47)との間に6人の子どもを持つブラッドだが、2016年にアンジェリーナが離婚を申請。現在も子どもたちの親権をめぐって法廷で争っている。さらにブラッドは今年2月、アンジェリーナがブラッドに無断で共同所有する邸宅とワイナリーの権利を売却したとしてアンジェリーナを告訴するなど、私生活での悩みは尽きないよう。
今後ブラッドがどのような活動をしていくのか、訴訟問題はどう決着するのか、続報を待ちたい。
text:Saki Wakamiya