米テレビドラマシリーズ『セックス・アンド・ザ・シティ』で知られる、俳優のキム・キャトラル(65)がインタビューに応じ、続編『AND JUST LIKE THAT...』に出演しなかった理由を明かした。
俳優のキム・キャトラル(65)が、米エンターテインメント誌『Variety』のインタビューに応じ、自身の出世作にして最大のヒット作『セックス・アンド・ザ・シティ』の続編に出演しなかった理由を明かした。
1998年から2004年にかけて、全6シーズンにわたって放送された大ヒットドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』。ニューヨークに住む30代の独身女性4人の生活をリアルに描いた本作は、世界中で社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録した。
4人の独身女性のうちの1人、PR会社社長のサマンサ・ジョーンズを演じたキムも、作品とともに世界にその名を知らしめることに。しかし、2017年、制作が進められていた3本目の続編映画への出演をキムが断ったことから、制作が中止されることが決定。昨年配信がスタートしたシリーズ続編『AND JUST LIKE THAT...』にも、キムの姿はなかった。
出演キャンセルの騒動から約5年、前出のインタビューに応じたキムは「(続編に)出演しなかったことを今も後悔していない」と断言。テレビドラマ6シーズンと2本の続編映画の撮影を終えて、「『もういいや』という気持ちになった」と、当時を振り返った。
続けて「(自身の演じた)サマンサを大切に守ってきたけれど、サマンサが前に進んでいることに気付いて、離れる時が来たとわかった」「すべては成長しなければ死んでしまう」と、キム。
「もう十分、というタイミングを見極めるのは素晴らしいことだと思う。私にとっての『セックス・アンド・ザ・シティ』のあり方を妥協したくなかったし、進むべき道は明らかだった」「俳優として最大の賛辞は、惜しまれることだという結論に達したの」と、続編への出演を断った理由をあらためて明かした。
今年3月、ディズニープラスで配信がスタートしたドラマ『パパと恋に落ちるまで』や、LGBTQIA+の主人公を描いたドラマ『Queer As Folk(原題)』への出演など、現在も精力的に活動を続けているキム。成長を求め続ける、彼女の今後に注目したい。