1994年にリリースされたクリスマスソング『All I Want for Christmas Is You』といえば、世界中で愛されるマライア・キャリー(53)のヒット曲。マライアは「クリスマスの女王」という言葉を自らの代名詞とするべく、商標登録の申請手続きを行ったそう。すると、独占使用に待ったをかける歌姫がふたり現われた!
マライア・キャリー(53)が「クイーン・オブ・クリスマス(クリスマスの女王)」という言葉を商標登録しようとしたところ、ふたりの歌手から抗議を受けていたことが明らかになった。
マライアの名曲『All I Want for Christmas Is You』といえばクリスマスソングの大定番。“クリスマスソングの女王”などと称されることもあるマライアは、「クリスマスの女王」を自身の商標とするべく、2021年3月に登録申請したという。
ところが英メディア『Daily Mail Online』によると、この申請に反対する歌姫がふたりも現われたという。
歌手のエリザベス・チャン(42)は毎年クリスマスの曲を発表しており、2021年には「クイーン・オブ・クリスマス」と題したアルバムをリリース。マライアの商標登録申請を受けて、先日2022年8月12日(現地時間)に正式に異議申し立てを行ったという。
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エリザベスは「マライアが求めるような形で、クリスマス関連のことをひとりの人物が永久的に抱え込んだり、独占したりしてはいけないと強く感じています。それは正しいことではありません。クリスマスはみんなのもの、共有するものであって、所有するものではありません」とコメントを発表している。
もうひとりの歌姫、ダーレン・ラブ(81)は法的手段には出ていないものの、Facebook投稿でマライアに苦言を呈した。
「マライア・キャリーのトレードマークが“クリスマスの女王”だっていうのは本当? 私がそのタイトルを使えないというのはどういうこと? 29年前、彼女が『All I want For Christmas Is You』をリリースする1年前に、(司会者の)デヴィッド・レターマンは私を“クリスマスの女王”と宣言したけど、私は81歳になった今も何も変わっていない。52年間この仕事をしてきて、その称号を手に入れた。私はまだ当時の音程を出すことができるのよ! もしマライアが問題を起こしたら、デヴィッドか私の弁護士に電話してね!」とマライアを牽制した。
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以前テレビ番組で、クリスマスを自身の代名詞として自ら選んだことはないと発言していたマライア。「それは他の人のことで、私は自分のことをそう思っていないと謙虚に言いたいの」と話していたが、商標登録を申請したということは、マライアに心境の変化があったのかも。
申請を推し進めるのか断念するのか、マライアの今後の決断に注目が集まる!
text:Saki Wakamiya