SF映画『E.T.』のキャストがドリュー・バリモア(47)のテレビ番組に大集合! 「E.T.の存在を信じていた」「なぜ続編は作られなかった?」などのエピソードが明かされた。
俳優のドリュー・バリモア(47)がホストを務めるテレビ番組『The Drew Barrymore Show』に、今年で公開40周年を迎えたSF映画『E.T.』のキャストが登場した。
わずか7歳で、スティーブン・スピルバーグ監督(75)の『E.T.』でガーディ役を演じて名声を博したドリュー。番組では、次男のエリオット役を演じたヘンリー・トーマス(51)、長男のマイケル役を演じたロバート・マクノートン(55)、そして母親のメアリー役を演じたディー・ウォレス(73)の豪華メンバーが集結!
映画は、地球に取り残された宇宙人E.T.と少年エリオットが出会い、友情を深めていくというストーリー。かつての恐ろしい宇宙人のイメージを覆すような、E.T.の可愛らしさと人懐っこさ、そして涙なしには観られない感動的な展開で大ヒット。1982年に公開されると世界歴代1位の興行収入を叩き出し、11年間その記録を打ち破られることはなかった。
E.T.の虜になっていたのはキャストも同じだったという。なかでも「E.T.の存在を信じていた」と打ち明けたのはドリュー。そんなドリューのE.T.愛について、キャストが撮影秘話を披露した。
まずはヘンリー。「ぼくたちがステージで撮影していたとき、すごく寒かったんだ。そこでドリューはスタイリストに『ここは寒いから、E.T.の首にスカーフを巻いてほしい』と頼んだよね」。
またディーは、ドリューがE.T.と会話をしていたところを見つけたという。そのことをスピルバーグ監督に伝えると、「彼はその日からふたりの男性をE.T.のそばに配置させて、胴体や目を動かしてまるで生きているように見せた」とスピルバーグ監督の粋な計らいを打ち明けた。
また、『E.T.』の続編が制作されない理由についても明らかに。ヘンリーは、「ユニバーサルは続編を望んでいたと思うけど、メリッサ・マシスン(享年65)の魂と心がこもった最高傑作に続編なんてありえないね」。続くようにディーは「名作よ、名作のままにしておいて欲しい」と話した。
ドリューは「うっすらだけど……」と前置きし、「スティーブンが『続編を作ることはない』と言っていた。その瞬間、『私たちが再び集まって撮影することはないのか』と残念に思ったの。でも今は彼の誠実さやメリッサを尊重していることが理解できる」。
今でもスピルバーグ監督とプライベートで親交が深いというドリュー。今年6月に『E.T.』の公開40周年を迎えたときには、撮影当時に撮られたスピルバーグ監督とのツーショットをインスタグラムに投稿していた。
映画のストーリーのような心温まる撮影秘話が明らかになった今、あらためて映画を見直してみると、新しい発見や感動を得られるかも。