自身がデザイナーを務めるファッションブランドの経営難が度々報じられているヴィクトリア・ベッカム(48)。最新の報道によれば、損失額は毎年膨れ上がり合計で100億円を超えたという。
2008年に自身がデザイナーを務めるファッションブランド「ヴィクトリア ベッカム」を立ち上げた、ヴィクトリア・ベッカム(48)。度々赤字報道や倒産危機が噂されるなか、再び経営難に追い打ちをかけるような報道が話題を呼んでいる。
設立以来、黒字を出したことがないという同ブランド。『The Mirror』の報道によれば、15年間での損失額は、ついに合計106億円ほどにまで上ったという。そしてオーナーであるヴィクトリアと夫のデヴィッド・ベッカム(47)らは、経営続行のために再び資金を投入する予定とのことだ。
ちなみに、2021年度の損失額は約9億4,600万円。2020年の損失額は約13億7,880万円と言われており、損失額は前年より減少しているよう。
また、2021年の売上は約65億円と、2020年の約57億円から13%アップ。2020年は新型コロナウイルスのパンデミックにより卸売とロンドンにあるフラッグショップのセールス難が影響したとみられている。
同会社のCEOを務めるマリエ・ルブランは、売上が上がった理由について、ビューティブランドの好調な売り上げと、キーポイントとなるエリアでの拡大が功を奏したとの見解を明らかに。また2022年は、新たな展開とブランドの成長の促進を図り、数字はさらに上がるだろうと予測した。
実際、ここ最近ブランドはヨーロッパや中東などに展開を拡大し新たな顧客を獲得。さらに2022年にはレザーのハンドバッグを発売し、シェイプウェアのラインであるVB Bodyをローンチしている。
ヴィクトリア ベッカムは当初、ドレスに限定したコレクションから始まり、その後ハンドバッグやコート、靴、アクセサリーなど幅広いラインナップを展開するまでに成長。2019年にはビューティブランドとなる、ヴィクトリア・ベッカム ビューティも立ち上げた。
数多くのセレブリティに愛されブランドの知名度が上がっていく一方で、設立以来、赤字が続くという経営難に。2018年には、その年の損失額が約17億円となり、2019年にはデヴィッドが所有する会社から約21億円の資金投入を受けたことも。
そして2021年には、7年間ブランドを支えてきたデザインディレクターがブランドを去ったことで、再び経営難が大きく噂された。
度々経営難が話題に上がっても、新たな展開を続けてブランドを継続させているヴィクトリア。過去には「このブランドを10年、20年、30年、40年後も存続させるのなら、損益をイーブンにしなければならない。そして収益をあげる必要がある」と語っていた。