タイ王女が3週間以上、意識不明。王室は「マイコプラズマ感染症の炎症による不整脈のため」と発表

現タイ国王・ラーマ10世(70)の長女パッチャラキッティヤパー王女(44)がマイコプラズマに感染。王室は「数週間にわたって意識不明の状態にある」と声明を発表した。

現タイ国王・ラーマ10世(70)の長女パッチャラキッティヤパー王女(44)が、「意識不明の状態にある」とタイ王室が声明を発表した。

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2023年1月7日(現地時間)、王室はパッチャラキッティヤパー王女が「マイコプラズマ感染後の炎症による重度の不整脈のため、2022年12月15日(現地時間)に意識を失って以降、3週間以上にわたって意識が戻らないまま」であると発表。

続けて、「医師が王女の状態を注意深く観察しながら、医療機器を利用し、心臓、肺、肝臓の機能をサポートするための薬と抗生物質を投与し続けている」と公表した。

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王女は2022年12月15日(現地時間)、タイ北東部のナコンラチャシマーで競技会に向け自身の犬を訓練していたところ意識を失い、その後すぐに首都バンコクの病院にヘリコプターで搬送されたといい、現地メディアによると「(肺や気管支などに炎症を起こすとされる)マイコプラズマ細菌への感染により、王女の体調が非常に深刻な状態である」という。

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ラーマ10世と最初の妻であるソームサワリー元妃の間に誕生し、米屈指の名門校として知られるコーネル大学で修士号と博士号を取得。弁護士免許も所有する秀才として知られているパッチャラキッティヤパー王女。

大学卒業後は、オーストリア、スロベニア、スロバキアのタイ大使や、司法長官事務所、王立保安司令部、国連犯罪防止刑事司法委員会のタイ大使を歴任するなど、外交官として王室を支えていた。

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ラーマ10世には王女の他に2番目の妻スチャーリニー元妃との間にシリワンナワリーナーリーラット王女(36)、3番目の妻シーラット元妃との間にティパンコーンラッサミチョト王子(17)が誕生しているものの、現時点でラーマ10世は正式に後継者を指名しておらず、長女であるパッチャラキッティヤパー王女が王位につくかどうかは不透明とのこと。

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タイでは、ラーマ10世の度重なる不倫をめぐって、王室の改革を求める大規模なデモが行われるなど混乱が続いている真っ最中。現地メディアは、「王室の中心メンバーとして求心力のあったパッチャラキッティヤパー王女の体調不良は、国民にさらなる不安を与えているだろう」と報じている。王女の1日も早い回復を祈りたい。

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