認知症と診断されたブルース・ウィリス、「意思の疎通が難しい」と家族が声明を発表

失語症のため俳優業を引退したブルース・ウィリス(67)が、前頭側頭型認知症(FTD)と診断されたことを家族が公表した。声明ではブルースの病状は進行し、意思疎通に支障があることが明かされている。

昨年、失語症のため俳優業を引退したブルース・ウィリス(67)が、前頭側頭型認知症(FTD)と診断されたことを家族が明かした。

ブルースの妻エマ・ヘミング(44)、元妻のデミ・ムーア(60)、そしてブルースとデミの間に生まれた長女ルーマー(34)、次女スカウト(31)、三女タルーラ(29)の5人は連名で、米国の前頭側頭型認知症協会(AFTD)を通じて声明を発表。

「2022年の春にブルースの失語症の診断を発表して以来、彼の病状は進行し、現在は前頭側頭型認知症というより具体的な診断が下されました。残念ながら意思疎通が難しいという問題は、彼が直面している病気の症状のひとつに過ぎません」と公表した。

そして「辛いことではありますが、明確な診断が出たことに安堵しています」と心境を明かした。

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「まだあまり知られていない前頭側頭型認知症という病気は残酷で、誰もがかかる可能性があります」とし、60歳未満で最も多い認知症の一種であることや、診断には数年を要すること、今のところは治療法がないと説明した。

今回病気を公表した理由については「ブルースはいつも自分の声が誰かの役に立ち、重要な問題に目が向けられるきっかけになれたらと考えていました」「メディアの関心がこの病気に向けられ、より一層、認識と研究が広まることを願っています」と語っている。

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ブルースは『ダイ・ハード』シリーズや『アルマゲドン』など、世界中で大ヒットを記録する映画作品に多数出演し、ゴールデン・グローブ賞やエミー賞など数々の賞を受賞。ハリウッドを代表する大スターとして活躍した。

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昨年の引退発表の際にも、多くのセレブから愛のメッセージが寄せられたが、今回もミシェル・ファイファー(64)が「愛を送ります」、リタ・ウィルソン(66)が「ブルースと家族に愛を」、ヘレナ・クリステンセン(54)が「あなたたち家族が強い絆で結ばれているのは素晴らしい」と、デミのインスタグラムを通してブルースと家族にメッセージを送っている。

引退発表後はエマのインスタグラムにて、明るい笑顔を度々見せてくれていたブルース。今後もブルースと家族の幸せそうな姿が見られることを願いたい。

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