女性のためのがん研究基金(WCRF)のパーティにシャロン・ストーン(65)が出席。銀行の経営破綻のため自身の財産の半分を失ったことを明かし、涙ながらにスピーチした。
シャロン・ストーン(65)が銀行の経営破綻のため、自身の財産の半分を失ったことを明かした。
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2023年3月16日(現地時間)、米カリフォルニア州ビバリーヒルズで開催された「女性のためのがん研究基金(WCRF)」のパーティに出席したシャロンは、自身も2001年に乳房の腫瘍摘出手術を受けている経験を踏まえ、がんの研究を支援するための出資を呼びかけるスピーチを披露。
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スピーチの中で、病気の治療と経済面の密接な関係について語ったシャロンは、「私も昨今の銀行の件で財産の半分を失った」と語り、来場者を驚かせた。
シャロンは多くは語らなかったものの、地元メディアは「昨今の銀行の件」とは、今月10日から13日(現地時間)にかけて破綻した「米シリコンバレー銀行と米シグネチャー銀行を指しているのだろう」と報じている。
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世界中で大きく報じられた米大手銀行の相次ぐ破綻。バイデン大統領(80)は「預金の全額を補償する」と演説したものの、米国民の不安は消えず、預金を引き出そうとする人が銀行前のATMに集結するなど混乱が続いている。
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衝撃の告白をしたシャロンは、続けて「私は財産の半分を失ったばかりだけれど、だからと言って私がここにいない訳ではない。弟を亡くしたばかりだけれど、だからといって私がここにいない訳ではない。今は誰にとっても簡単な時代ではないのです」とスピーチ。
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さらに「今は世界的に大変な時期だけれど、どこかの政治家に私に何が出来て何が出来ないのか、生きていていいのか悪いのか、私の人生の価値は何なのかを決められたくはない」と強い言葉で来場者に呼びかけ、「だから、立ち上がってください。立ち上がって、自分の価値を主張してください。それが勇気というものです」と涙ながらに結んだ。
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これまで度重なる病気の治療や身内の不幸、また病気の影響で9回もの流産を経験するなど、自身の経験を赤裸々に語ってきたシャロン。そんなシャロンが発するメッセージだからこそ、多くの人に影響を与えているはず。
これからも彼女の発信に注目しつつ、パワフルで明るい笑顔が見られることを願いたい。