インド初の複合的文化空間「ニタ・ムケシュ・アンバニ文化センター(NMACC)」のグランドオープンを記念したイベントが、ムンバイのジオ・ワールド・センターで行われ、ボリウッドとハリウッドのスターが集結。きらびやかなインドの民族衣装サリーを纏った、セレブたちの圧巻の着こなしが話題となった。
アジアで最も裕福な人物として知られる大富豪ムケシュ・アンバニ氏(65)の妻で、慈善家のニタ・アンバニ(59)の名を冠した複合的文化空間「ニタ・ムケシュ・アンバニ文化センター(以下、NMACC)」。
2023年4月1日(現地時間)に開催されたオープングガラに、ハリウッドの人気パワーカップル、ゼンデイヤ(26)とトム・ホランド(26)やペネロペ・クルス(48)など豪華セレブが出席した。
ゴールドを基調とした豪華絢爛な着こなしでひときわ目立ったのは、スーパー・モデルのジジ・ハディッド(27)。ビーズやスパンコール、繊細なステッチで飾られた煌めくビスチェと、花柄のシルクにゴールド刺繍が施されたサリーはAbu Jani Sandeep Khoslaのもの。
ジジはゴールドに輝く大振りなバングルを両手に重ね付けし、アクアズーラのゴールドシューズを合わせ、エフォートレスながらグラマラスな着こなしと絶賛された。
インド出身で、元ボリウッドスターのプリヤンカー・チョープラー(40)は夫ニック・ジョナス(30)とともに2日間イベントに登場。
米『E News』によると、初日のレッドカーペットはヌードカラーのセミシアーなドレス姿で、2日目はヴィンテージのサリーから作られたスカートとホログラム素材のビスチェを合わせた、デザイナーAmit Aggarwalによる特注のドレスを披露。ニックと相変わらずのラブラブぶりで注目を集めた。
プリヤンカーは最近ポッドキャストの番組『Armchair Expert with Dax Shepard』に出演。ニックと交際を始める2年前、彼がTwitterでメッセージをくれたことを明かし、当時は自分より10歳年下の男性と付き合うことに不安を感じていたと告白したばかり。
そんな2人は2018年5月に交際を始め、同年12月にインドで結婚。今回は、2022年に代理出産で迎えた娘マルティ(1)も一緒だったそう。
ニックはインドに滞在中、プリヤンカーとの写真などを連日Instagramにアップしており、セルフィーの投稿には「インド…会いたかったよ」というコメントを添えている。
ゼンデイヤはインド人デザイナー、ラフル・ミシュラ(43)による、星が煌めく夜空のようなオーガンジーのサリーとゴールドのブラトップを美しく着こなし、会場の視線を独占。
ブルガリの「セルペンティ」ブレスレットウォッチでゴージャスに仕上げたスタイリングは、最近Instagramでの引退宣言(その後、削除)が話題を呼んだセレブスタイリスト、ロー・ローチ(44)によるもの。
レッドカーペットにはスタイリストのローやデザイナーのラフルと一緒に登場したゼンデイヤ。恋人で俳優のトム・ホランドもクラシックなブラックタキシード姿で出席していたが、2人は別々にポーズをとり、ツーショットは披露しなかった。
米ゴシップサイト『TMZ』によると、目立つことを避けたためで、舞台裏ではローと3人で談笑しているところなどを目撃されていたという。
またイベント前日、ムンバイ空港に到着時も2人は一緒で、帰りの空港へ向かう際にも、手を繋いで車に乗り込み、後部座席で幸せそうにファンに手を振っていたと報じられている。
トムは自身のInstagramに「本当に素晴らしい、忘れられない経験」だと綴り、「@nmacc.indiaのオープンを祝うために、僕たちを招待してくれたアンバニ家に感謝します」と投稿。
アンバニ家といえば、10億ドル(約1,335億円)以上かけたという27階建ての自宅が、英王室のバッキンガム宮殿に次いで世界で2番目に高価な家として有名。リライアンス・インダストリーズの会長兼筆頭株主のムケシュ・アンバニは米経済誌『フォーブス』の2022年版長者番付によると、世界で10番目、アジアで最も裕福な人物で、その純資産は850億ドルにのぼる。
その妻でNMACCの創立者であるニタ・アンバニは、インドの芸術的・文化的遺産を普及し、讃える場として、このセンターを設立したとのこと。公式ウェブサイトによると2,000席のグランドシアターをはじめ、3つの舞台芸術施設や4階建ての展示スペースなどから構成される豪華な施設で、「インドの最高のものを世界に紹介し、世界最高のものをインドに迎え入れる」場所を目指しているという。
映画『RRR』の世界的な大ヒットでも注目を集めているが、スーパー大富豪のバックアップを受け、カルチャーもファッションも勢いを増すインドから目が離せない。