英チャールズ国王の戴冠式で、9歳のジョージ王子が付き添い人の大役を務める

2023年5月6日(現地時間)に行われる英チャールズ国王(74)の戴冠式で、ウィリアム皇太子(40)とキャサリン皇太子妃(41)の長男ジョージ王子(9)が、国王の付き添い人「ペイジ・オブ・オナー」を務めることが明らかとなった。

2023年4月4日(現地時間)にバッキンガム宮殿は、戴冠式でチャールズ国王(74)とカミラ王妃(75)は、それぞれ4人ずつ「ペイジ・オブ・オナー」を従えることとなっており、王位継承権第2位のジョージ王子(9)は、ほかの3人の少年たちとともに、チャールズ国王に付き添うという大役を任されることになったと発表した。

英チャールズ国王の戴冠式で、9歳のジョーの画像_1

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「ペイジ・オブ・オナー」とは、英国王室における儀礼的な役職で、現在は国家行事にのみ採用。英紙『MIRROR』のウェブサイトによると、伝統的にこの役割は12~15歳の少年が務めることが多いという。

9歳のジョージ王子は、今回の8名の中では最年少。皇太子夫妻は、国王がこの重要な役割を孫に望んだことに感動したものの、当初まだ幼いジョージ王子が世間の過度の注目にさらされることに懸念を示し、厳しい条件を出していたそうだ。

同サイトによると、皇太子夫妻がジョージ王子本人と話し合いを行ったところ、本人が戴冠式に「深い関心を示した」と伝えられており、夫妻はジョージ王子が今回の役割にふさわしいことを確信したと報じている。

ある関係者は「国王は戴冠式で、正統な相続人である後継者の姿を見せることに非常に熱心」だと話し、「ジョージ王子はまだ9歳だが、とても成熟しており、祖父と父の役割、そして将来の自分の役割をすでに深く理解している」と語った。

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ケンジントン宮殿の広報担当者は、「私たちはみんなジョージ王子の戴冠式で果たす役割にとても興奮している。信じられないほど特別な瞬間になることでしょう」とコメントを発表。

ある王室関係者は、米誌『People』の取材に対し、「ジョージ王子は何が起きているかを理解できる年齢であると皇太子夫妻は認識している」と言い、戴冠式の翌週に学校に戻った際、通常の生活が再開されるよう、心を配っていると明かした。

また皇太子夫妻の広報担当者は同誌に「彼(ジョージ王子)の両親はとても興奮しており、彼がペイジを務めることをとても喜んでいる」と話し、皇太子夫妻が「長い間、懸命に考え、非常に楽しみにしていることで、ジョージ王子もそうであることを確信しています」と語ったという。

 

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英『Daily Mail』は、今回の「ペイジ・オブ・オナー」の人選は、忠実な家族と友人を歴史的な行事の中心に置くという国王と王妃の決意を示しているとし、英誌『TATLER』の情報を交えながら、ジョージ王子とともに選ばれたほかの7名について紹介。

まず、国王の付き添いを務めるのは、ニコラス・バークレイ(13)。王妃の“侍女”的役割を務める6名の女性のうち、カミラ王妃の最も古い友人サラ・トラウトン(69)の孫で、ウィルトシャー州統監でもあるサラは、国王のいとこにあたるそう。

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オリバー・チョルモンデリー卿(13)は、国王の主席補佐官を務めるチョルモンデリー侯爵デヴィッド(62)と元モデルの妻ローズ・ハンブリー(39)の息子。デヴィッドは故エリザベス女王(享年96)の「ペイジ・オブ・オナー」を務めたこともあり、侯爵夫人の母方の祖母は、エリザベス女王の花嫁付き添い人のひとりだったそう。

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ラルフ・トレマシェ(12)は、銀行家で貴族の称号を持つエドワード・トレマシェ(46)と妻ソフィー(42)の長男。エドワードはチャールズ国王の名付け子で、彼もエリザベス女王の「ペイジ・オブ・オナー」を務めたこともある人物。一家は500年前から一族が所有しているサフォーク州の邸宅で暮らしているという。

バッキンガム宮殿が公開した戴冠式の招待状で、「クイーン・コンソート」から「クイーン」の称号に変更となることが明らかとなったカミラ王妃は、自身の親族4人を抜擢。

ある関係者が英紙『The Times』に語ったところによると、お互い離婚歴のある国王夫妻は、現代社会における“ブレンドファミリー”の現実を反映させるために、孫たちの参加を強く望んだという。

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カミラ王妃の「ペイジ・オブ・オナー」を務めるのは、元夫アンドリュー・パーカー・ボウルズ(83)との長女で、アートキュレイターのローラ・ロープス(45)の双子の息子ガス・ロープス(12)、ルイ・ロープス(12)。同じく元夫との長男でフードライターのトム・パーカー・ボウルズ(48)の息子フレディ・パーカー・ボウルズ(13)。

そして、カミラ王妃の妹アナベル・エリオット(74)の孫で、孫甥にあたるアーサー・エリオット(11)の4人となっている。

1953年6月に行われたエリザベス女王の戴冠式以来、70年ぶりとなる歴史的な1日に、名誉ある大役を務める少年たち。戴冠式の礼拝中、国王と女王に付き添い、ウェストミンスター寺院の身廊を行進する際、国王・女王はじめ主要人物のローブの裾を持つ役目を果たすという。

王位継承権第2位のジョージ王子はもちろん、王室との縁が深い良家の子息たちの活躍を楽しみにしたい。

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