米映画界のスター、ジャック・ニコルソン(85)の姿が自宅バルコニーでおよそ1年半ぶりにキャッチされ、ファンの間で話題を呼んでいる。一部現地メディアは認知症を患っているとも報じており、その体調が心配されていた。
映画『カッコーの巣の上で』や『さらば冬のかもめ』、『シャイニング』など、数多くのヒット作に出演したことで知られる映画界のレジェンド、ジャック・ニコルソン(85)の姿が1年半ぶりにキャッチされ、話題を呼んでいる。
2023年4月13日(現地時間)、米カリフォルニア州ロサンゼルスのビバリーヒルズに位置する自宅バルコニーでくつろぐ姿をキャッチされたジャック。
撮影されたジャックはオレンジのゆったりとしたTシャツを着用しており、髪はぼさぼさ。これまで男優としては過去最多となる計12回ものアカデミー賞ノミネート経験と3回(主演2回、助演1回)の受賞歴を誇るレジェンドの全盛期とは見違えるような姿は、ファンの間に驚きを持って拡散された。
ジャックの姿が最後に目撃されたのは2021年10月、息子で俳優のレイモンド・ニコルソン(31)と、ジャックが長年大ファンとして知られるNBAチーム、ロサンゼルス・レイカーズの試合を観戦している時のこと。
俳優としての活動は2010年に公開された映画『幸せの始まりは』で途絶えており、一部現地メディアはジャックが現在、認知症による記憶障害を患っていると報じている。
ジャックと親しいという友人がインタビューに応じた際には「(ジャックは)肉体的には良い状態だが、彼の心はもうない」と語っていたこともあり、ファンの間では心配の声が広がっていた。
表舞台から遠ざかってからは、ビバリーヒルズに所有する約13億円の豪邸から外出しなくなったというジャック。一時は俳優仲間のウォーレン・ベイティ(86)、マーロン・ブランド(享年80)と一緒に住んでいたこともあるものの、現在は3つのベッドルームと4つのバスルームを完備した自宅に一人暮らし。
一部ファンの間では孤独死を心配する声も上がっていたが、今回の報道によると息子のレイモンドとは連絡を取り合っているそうで、ファンも少し安心したようだ。