親日家としても知られる俳優キアヌ・リーブス(58)が、サントリーウイスキー100周年を記念した短編映画に出演。かつて交際が噂されていたソフィア・コッポラ監督(52)と行った日本での撮影の思い出と、自身の作品に日本文化が与える影響について熱く語った。
キアヌ・リーブス(58)が日本の飲料メーカー、サントリーのウイスキー製造100周年を記念した短編映画に出演。米ニューヨークで行われた上映イベントで、日本文化への愛を熱く語った。
2023年5月23日(現地時間)、米ニューヨークで行われたサントリー主催のイベントに短編映画で監督を務めたソフィア・コッポラ監督(52)と出席したキアヌ。
2003年に映画『ロスト・イン・トランスレーション』でアカデミー賞脚本賞を受賞しているソフィア監督と名優キアヌは、約30年ほど前に交際が噂されたこともあるタッグ。そんなふたりの久しぶりのツーショットは会場で一際注目を集めた。
そんなツーショットが叶ったのは、ふたりが大の親日家として知られていることはもちろん、実は揃ってサントリーと縁が深いことが理由。
ソフィア監督が一躍有名になるきっかけとなった映画『ロスト・イン・トランスレーション』の舞台は東京で、作中では「リラックスした時間にはサントリーを」というセリフも登場。さらに、キアヌは1990年代にサントリーのCMに出演したことがあり、今回サントリーからふたりの豪華コラボレーションが打診されたという。
キアヌが出演し、1992年に公開された映画『ドラキュラ』の撮影現場に、当時監督を務めていたフランシス・フォード・コッポラ(84)の娘ソフィア監督が見学に来たことで出会い、その後交際に発展したと噂されるふたり。
今回のコラボレーションについてキアヌは「とてもクールなこと。本当に特別な機会」と語り、二つ返事で出演を快諾したことを明かしている。
今回の短編映画の撮影では、ソフィア監督とともに大阪にあるサントリーの山崎蒸溜所にも訪れたというキアヌ。
さらに、撮影では日本の様々なプロフェッショナルたちと会う機会もあったそうで、「職人、歌舞伎役者、書道家に会うことができた。部外者でありながら彼らと時間を過ごさせてもらい、彼らの情熱や技術について伺うことができた」と興奮気味にインタビューに応じたという。
最近では今年9月に日本公開予定のキアヌの最新主演作『ジョン・ウィック:コンセクエンス』のプレミアイベントでも、キアヌはその日本愛を熱く語っている。
本作では“武士道”がテーマになっているそうで、キアヌは「名誉と犠牲という、日本の侍の掟のような考え方に強い影響を受けた」とし、「日本のアニメや映画製作は、間違いなく私が愛してきたものであり、影響を受けてきたもの」と、自身の作品に日本文化が与えてきた影響についてコメントした。
サントリーの短編映画が撮影された時期は明かされていないものの、今年2月の同時期に揃って来日していたキアヌ&ソフィア監督。また、キアヌは『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の公開にあわせ、9月に再来日が予定されており、今年も日本ファンを楽しませてくれそうだ。