ブータンのジェツン・ペマ・ワンチュク王妃が妊娠を公表! 「世界で最も幸福度の高い国」が祝福ムードに包まれる

「世界で最も幸福度の高い国」として知られるブータンのジェツン・ペマ・ワンチュク王妃(33)が妊娠中であることが、王妃のインスタグラムを通して公表された。無事に誕生すれば、夫妻にとって第3子となる。

ブータンに新たなロイヤルベビーが誕生予定であることが公表され、国民に祝福ムードが広がっている。

2011年11月、両国の外交関係樹立25周年を記念に初来日した際のジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王とジェツン・ペマ・ワンチュク王妃
2011年11月、両国の外交関係樹立25周年を記念に初来日した際のジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王とジェツン・ペマ・ワンチュク王妃 Photo : Getty Images

2023年6月14日(現地時間)、ブータンのジェツン・ペマ・ワンチュク王妃(33)は自身のインスタグラムを更新。現在、第3子を妊娠中で秋に出産を予定していることを公表した。

投稿には王室からのメッセージとして、「初秋に王妃が第3子を出産予定であることをお知らせします。両陛下は皆様の継続的な善意と祈りに感謝しています」と綴られており、突然の喜ばしいニュースに国民は歓喜! 多くの祝福コメントが寄せられた。

2011年10月、ブータンの古都・プナカで行われた結婚式で撮影されたグミ・ケサル・ナムゲル国王とジェツン・ペマ王妃
2011年10月、ブータンの古都・プナカで行われた結婚式で撮影されたグミ・ケサル・ナムゲル国王とジェツン・ペマ王妃 Photo : Getty Images

「世界で最も幸福度が高い国」として知られるブータンの象徴として、国民から絶大な人気と尊敬を集めるジグミ・ケサル・ナムゲル・ワンチュク国王(43)と、平民という身分から王室入りを果たしたジェツン・ペマ王妃は、2011年10月に結婚。

2011年11月、東京都渋谷区の明治神宮を訪問した際のグミ・ケサル・ナムゲル国王とジェツン・ペマ王妃
2011年11月、東京都渋谷区の明治神宮を訪問した際のグミ・ケサル・ナムゲル国王とジェツン・ペマ王妃 Photo : Getty Images

身分の違いはありながらも、実は遠縁の親戚で幼馴染みだったという国王と王妃。王妃が7歳の時に、当時17歳だった国王が「大人になってお互い独身だったら結婚しよう」とプロポーズし、14年の愛を実らせてゴールインを果たしたという結婚秘話はブータンでは有名な話だ。

その後ふたりの間には、2016年2月に長男ジグミ・ナムゲル王子(7)、2020年3月に次男ジグミ・ウゲン王子(3)が誕生しており、それぞれ王位継承権を有している。

祝福ムードに包まれるブータン国民の間では、公表されていない赤ちゃんの性別はもちろんのこと、その名前も大きな注目の的! ブータンでは慣例に従い、ロイヤルベビーの名前は仏教上の命名儀式が終わるまで公表されないそうで、誕生から公表までは数カ月かかることもあるという。

また、ジグミ・ナムゲル王子の誕生に際して行われた式典では、国王が王子に向けて以下のようにメッセージを送り、その内容はブータン王室を象徴するスピーチとして語り継がれている。

「王子が国に仕える時が来たら、常に国の心配を何よりも優先し、大きな愛と献身を持って国民に正しく仕えなくてはならない。調和のとれた公平な社会を築き国民の願いを叶えることは、王子の神聖な責任である。王子は善良な人間として人生を送り、模範となるような方法で国に奉仕しなければならない」

国民に敬愛されるブータン王室に新たなファミリーが加わる日が、待ち遠しい!

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