ファンに飲み物をぶちまけられたカーディ・B、マイクを投げつけて反撃。拡散された動画が物議を醸す

ハプニングが起こったのは、2023年７月29日（現地時間）に米ネバダ州ラスベガスで開催されたカーディのコンサートの真っ最中。

ステージ上で歌唱しているカーディに向けてファンが突然、飲み物の中身をぶちまけ、それに応戦するような形でカーディがファンに向かって手に持っていたマイクを投げつけたのだ。

別のファンが撮影していた動画にはハプニングの一部始終が映っており、動画はSNS上で瞬く間に拡散。カーディのファンのみならず、動画を見た世界中の視聴者から飲み物をぶちまけたファンを非難する声や、カーディの行き過ぎた“反撃”を非難する声など、さまざまな意見が寄せられた。

ちなみに、今回カーディが客席に投げ入れたマイクによって負傷者が出たかどうかは分かっていないという。

騒動を受け、カーディは拡散された動画を自身のツイッターで引用リツートしたのだが、投稿には夫でラッパーのオフセット（31）と連名の新曲『Jealousy』のリンクに、同曲の歌詞である「Jealous Ass Bitch（嫉妬深いクソ女）」というメッセージが添えられていたのみで、騒動への詳細なコメントは現時点で発表していない。

最近、欧米のコンサートではファンがステージへ物を投げ込む悪質行為が多発しており、数々の有名アーティストたちが被害を受けていることが度々話題に。

今年６月にはシンガーソングライターのビービー・レクサ（33）が米ニューヨークで開催したコンサート中、客席から投げ入れられたスマートフォンがビービーの顔面に直撃。コンサートが中断され、病院に搬送されるという事故も発生している。

さらに、同じく今年６月、シンガーソングライターのケルシー・バレリーニ（29）の顔にファンが投げ入れたブレスレットが直撃する事故や、翌７月にはワン・ダイレクションのメンバーで現在はソロアーティストとして活躍するハリー・スタイルズ（29）も、ファンがステージに投げ入れたものが目にあたるという被害に遭っている。

度重なる事故を受け、世界的な人気を誇るシンガーソングライター、ビリー・アイリッシュ（21）は「（投げ込みは）ファンが『アーティストに何かを渡したい』という好意的な気持ちから生じているものだと思う」とフォローしつつも、投げ入れる行為については厳しく批判。

他にも多くのアーティストが自身のSNSを通して、ファンに危険行為をしないよう呼びかけている。