今年のMTVビデオ・ミュージック・アワードのノミネートアーティストが発表され、主要賞の一つであるビデオ・オブ・ザ・イヤーにテイラー・スウィフト(33)やニッキー・ミナージュ(40)など、7組が名を連ねた。授賞式は来月12日(現地時間)に開催される。
2023年のMTVビデオ・ミュージック・アワードのノミネートアーティストが発表され、主要賞である「ビデオ・オブ・ザ・イヤー」と「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」の2部門を、女性とノンバイナリーのアーティストが独占したことが判明! 大きな話題を呼んでいる。
2022年8月、米ニュージャージー州ニューアークで開催された「2022 MTVビデオ・ミュージック・アワード」で最多3部門を受賞した際のテイラー・スウィフト Photo : Getty Images
米ケーブルチャンネルMTVが主催するMTVビデオ・ミュージック・アワードは、1984年に創設されて以来、毎年開催前年の7月1日(現地時間)から翌年6月30日(現地時間)までの間に発表されたミュージックビデオの中から最も大衆に支持されたミュージックビデオを表彰する音楽イベント。その規模から「世界最大の音楽イベント」と称されることも。
「2022 MTVビデオ・ミュージック・アワード」のステージでパフォーマンスを披露した際のニッキー・ミナージュ Photo : Getty Images
2023年8月8日(現地時間)、そんな大型イベントの今年のノミネートアーティストがついに発表された。
主要賞の一つとされる「ビデオ・オブ・ザ・イヤー」には、テイラー・スウィフト(33)、ドージャ・キャット(27)、マイリー・サイラス(30)、ニッキー・ミナージュ(40)、オリヴィア・ロドリゴ(20)、サム・スミス(31)&キム・ペトラス(30)、シザ(33)の7組がノミネート。
「2022 MTVビデオ・ミュージック・アワード」でフォトセッションに応じた際のテイラー Photo : Getty Images
さらに、もう一つの主要賞である「アーティスト・オブ・ザ・イヤー」には、「ビデオ・オブ・ザ・イヤー」にもノミネートされているテイラー、ドージャ、ニッキーに加え、ビヨンセ(41)、カロルG(32)、シャキーラ(46)がノミネートされ、創設以来、初めて両賞を女性とノンバイナリー(自身の性自認・性表現に“男性”“女性”といった枠組みをあてはめないセクシュアリティ)のアーティストが独占! 米国内で大きく報じられることとなった。
中でも注目されているのは、最多8部門でノミネートを果たしたテイラー。
テイラーは2015年に楽曲『Bad Blood』で、2019年に『You Need To Calm Down』で、そして昨年2022年に『All Too Well』で「ビデオ・オブ・ザ・イヤー」を受賞しており、歴代最多の記録を保持。
果たしてさらにこの記録を伸ばすことになるのか、ファンの期待が高まっている。
2023年2月、米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催された「第65回グラミー賞」で最優秀ポップ・パフォーマンス(デュオ/グループ)賞を受賞した際の(左から)キム・ペトラスとサム・スミス Photo : Getty Images
テイラーの記録更新が注目される一方で、今年は初めてノミネートされたアーティストが35組もいることでも話題の同賞。
ノンバイナリーであることを公にしているサムと、16歳の時に性転換手術を受けたトランスジェンダーであるキムのデュエット曲『Unholy』をはじめ、「世界で最も需要のあるヒットメーカー」と評される音楽プロデューサー、メトロ・ブーミン(29)など、数多くの新星がノミネートに名を連ねている。
「2022 MTVビデオ・ミュージック・アワード」でフォトセッションに応じた際のBLACKPINK(左から)リサ(26)、ジス(28)、ジェニー(27)、ロゼ(26) Photo : Getty Images
アジア勢としては、昨年新設された最優秀メタバース・パフォーマンス賞の最初の受賞者となった韓国発のグループ、BLACKPINKが今年も4部門でノミネートされており、2年連続の受賞となるか注目が集まる。
同賞は来月12日(現地時間)に、米ニュージャージー州ニューアークに位置するプルデンシャル・センターで開催予定。受賞の行方はもちろん、アーティストたちのドレスルックも楽しみにしたい!
今年の主要賞ノミネートアーティストをまとめてチェック!
■ビデオ・オブ・ザ・イヤー ドージャ・キャット『Attention』 マイリー・サイラス『Flowers』 ニッキー・ミナージュ『Super Freaky Girl』 オリヴィア・ロドリゴ『vampire』 サム・スミス&キム・ペトラス『Unholy』 シザ『Kill Bill』 テイラー・スウィフト『Anti-Hero』
■アーティスト・オブ・ザ・イヤー ビヨンセ ドージャ・キャット カロルG ニッキー・ミナージュ シャキーラ テイラー・スウィフト
■ソング・オブ・ザ・イヤー マイリー・サイラス『Flowers』 オリヴィア・ロドリゴ『vampire』 レマ&セレーナ・ゴメス『Calm Down』 サム・スミス&キム・ペトラス『Unholy』 スティーヴ・レイシー『Bad Habit』 シザ『Kill Bill』 テイラー・スウィフト『Anti-Hero』
■最優秀新人賞 GloRilla アイス・スパイス Kaliii Peso Pluma ピンクパンサレス Reneé Rapp
■最優秀コラボレーション賞 デヴィッド・ゲッタ&ビービー・レクサ『I’m Good (Blue)』 ポスト・マローン&ドージャ・キャット『I Like You (A Happier Song)』 ディディ ft. ブライソン・ティラー、アシャンティ、Yung Miami『Gotta Move On (Queens Remix)』 カロルG&シャキーラ『TQG』 メトロ・ブーミン with ザ・ウィークエンド、21サヴェージ、ディディ『Creepin’ (Remix)』 レマ&セレーナ・ゴメス『Calm Down』