「もう一度ハグして、愛していると伝えたかった」。リアム・ペインを偲び、ワン・ダイレクションのメンバーがそれぞれメッセージを投稿。人気セレブたちからも追悼の声が寄せられる

一世を風靡した英ボーイズグループ、ワン・ダイレクションのメンバーとして人気を誇ったリアム・ペイン(享年31)が亡くなったことが明らかに。

2024年10月16日(現地時間)、世界中で人気を誇った英ボーイズグループ、ワン・ダイレクションの元メンバーで知られるリアム・ペインが、ブエノスアイレスにあるカーサシュル パレルモ ホテルの3階から転落して亡くなった。31歳だった。

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今年3月に撮影されたリアム Photo:Getty Images

地元メディアは、「リアムはホテルのロビーで奇行を起こし、自身のノートパソコンを壊したため、従業員たちは彼を部屋まで運ぶ必要があった」、さらに「ホテルの従業員から『薬物とアルコールの影響と見られる攻撃的な男性がいる』と警察に通報があり、警察もホテルに駆けつけていた」と報じた。その後、従業員たちはホテルの中庭から大きな音が聞こえたと証言している。転落したのが事故か故意かは不明で、現在当局が死因を捜査中だという。

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ホテル前には大勢のファンが駆けつけた Photo:Getty Images

事故当時について、公共救急医療サービスの責任者は、「彼は約40メートルの高さから転落しました。午後5時4分(現地時間)、ホテルの中庭で人が倒れていると警報が発令されました。午後5時11分(現地時間)に救急車が到着し、男性の死亡が確認されました」「まもなくして、彼が有名な歌手だったことが分かりました。残念ながら、転落により負った怪我は致命的で、蘇生の見込みはありませんでした」と話したという。

事故発生後の夜、ホテルの前には大勢のファンが駆けつけたようで、涙を流したり慰め合ったりする姿が見られたそう。

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2010年に撮影されたワン・ダイレクションのメンバー。(左から)ハリー、ナイル、ルイ、リアム、ゼイン Photo:Getty Images

リアムは14歳のときに、英オーディション番組『Xファクター』の出演をきっかけに、ハリー・スタイルズ(30)、ナイル・ホーラン(31)、ゼイン・マリク(31)、ルイ・トムリンソン(32)と共にワン・ダイレクションとしてデビューし、一世を風靡した。

この衝撃的なニュースはすぐさまSNS等で拡散され、ワン・ダイレクションのメンバーやハリウッド界からもリアムを追悼する声が続出している。

リアムが亡くなる数日前、アルゼンチンでコンサートを開催し、現地でリアムと再会したナイル・ホーラン(31)。リアムを背負った若かりし頃の写真と共に、思いの丈をインスタグラムに投稿した。

「僕の最高の友人、リアムの死に大きなショックを受けています。まだ現実だと受け止められない。リアムの人生に対するエネルギー、仕事に対する情熱は、周りの人に影響した。彼はどの場面でも常に、最も明るく輝いていて、全ての人に幸福感と安心感を与えてくれました。

一緒に笑い合った全ての瞬間を、悲しみと共に思い出しているよ。想像もできなかった素晴らしい人生を共に歩んだ日々を、僕は一生、大切にし続けます。僕らの深い絆や友情は、人生で何度も手に入れられるものじゃない。

つい先日、彼と再会できたことを幸運に感じています。悲しいことに、彼とハグして別れた後、永遠の別れを言うことになるなんて思いもしなかった。胸が張り裂けるようだ。本当にありがとう。兄弟、愛しているよ」

ルイ・トムリンソン(32)は、リアムと並んだツーショットをインスタグラムに投稿。キャプションでは、一緒に音楽を作ろうと話していたことなど、リアムとの日々を振り返った。

「大きなショックを感じながら、これを書いています。昨日、僕は兄弟を失いました。僕が尊敬してやまないリアムは、ポジティブで面白くて、優しい心の持ち主でした。

初めてリアムと会ったとき、彼は16歳で僕は18歳。彼の美声を聴くなり感動した。そして共に過ごすうちに、彼は、僕がずっと欲しかった優しい兄弟になっていったんだ。

リアムは類まれなる作曲家で、バンド活動を休止してからも、一緒にまた音楽を作ろうと話していました。

僕にとって、リアムはワン・ダイレクションの肝のような存在だった。長いキャリアと経験、絶対音感、ステージでの存在感、作曲の才能…僕らを一つにしてくれてありがとう、リアム。

リアム、君へのメッセージだよ。聞いているかな。

君と出会えたことを、とても幸運に思う。さよならを言わなきゃいけないなんて、まだ受け入れられない。バンド活動を初めて君とより親しくなれたことを、嬉しく思う。電話で何時間も話しながら、共に過ごした最高の日々に思いを馳せる。そんな二人の関係は、一生続くと思っていたよ。君ともう一度、一緒にステージに立ちたかったけれど、叶わなかったね。

もしベアが僕を必要とすることがあれば、僕はいつだって彼の人生を支える叔父になる。僕はベアに、彼の父親がどれほど素晴らしい人だったかを伝えるよ。

君にさよならを、そしてどれほど君を愛しているかを伝える機会が欲しかった。僕の親友で、僕の兄弟へ。愛してる」

ハリー・スタイルズ(30)は、スタジアムのステージで歌うリアムの後ろ姿をインスタグラムにポスト。スライドの2枚目にメッセージを綴り、キャプションには黒いハートの絵文字を添えた。

「リアムの死に、僕は完全に打ちのめされています。彼にとって最大の喜びは、他人を幸せにすることだった。その様子を隣で見られたことを、光栄に思います。

リアムはとてもオープンな心の持ち主で、エネルギッシュな生き様は周囲に伝染しました。彼は温かく、協力的で、愛情深い人だった。一緒に過ごした数年間は、かけがえのない日々として記憶に残り続けます。僕の素敵な友人、君が恋しいよ」

2015年にグループを脱退し、現在はソロで活躍するゼイン(31)は、リアムの腕に包み込まれるような形で一緒に仮眠を取る過去の写真をインスタグラムに投稿。スライドの二枚目に、リアムに向けた長文メッセージを綴った。

「リアム、君に話しかけているんだけど、僕の声が聞こえているといいな。わがままかもしれないけれど、僕たちには、まだこの先の人生でたくさん話すことがあった。辛かった日々を支えてくれた君に、感謝する機会がなかったね。17歳の僕がホームシックになっていたとき、君は常に笑顔で前向きな言葉をかけながら、僕は愛されていると実感させてくれた。

君は年下だけど、僕よりも賢く、屈強で、意見を持ち、人の間違いを指摘することに躊躇がなかった。そのせいで僕らは何度か衝突したけど(笑)、僕は密かに、そんな君を尊敬していたんだ。

音楽では、リアムは全てにおいてトップレベルだった。君と比べれば僕は無知そのもので、僕が未経験の初心者だったとき、君はすでにプロフェッショナル。ステージで何が起きても、君が必ず正しい方向に導いてくれる。そう信じて頼れる人だった。

君が去ってしまったとき、僕は兄弟を失った。君に最後もう一度ハグをして、きちんとさよならを言い、とても愛し尊敬していたことを伝える機会を得られるならば、僕は何だってする。君との思い出は、僕の心の中でずっと大切にしていくよ。心が打ちのめされている、という言葉以外に、今の僕の気持ちを表現することはできない。君が今いる場所で、安らかな気持ちであり、君がどれほど愛されていたかを実感できていますように。兄弟、愛してる」

チャーリー・プース(32)は、「今はショックを受けています。リアムはいつもやさしかった。彼は私が一緒に仕事をした最初のビッグアーティストの一人。彼が亡くなったなんて信じられない……」とインスタグラムに投稿。また、2人が笑い合っている動画もシェアし、「今はとても悲しいです。安らかにお眠りください」とメッセージを添えた。

2017年に『ゲット・ロウ』でリアムとコラボレーションしたゼッド(35)は、「安らかに、リアム……これが現実だなんて信じられない……本当に胸が張り裂けそうだ……」とXに投稿。

パリス・ヒルトン(43)も「リアムの訃報を聞いてとても悲しい。彼の家族と愛する人たちに愛と哀悼の意を送ります。安らかに眠ってください、友よ」とXに投稿している。

亡くなる数日前には、現在の恋人でインフルエンサーのケイト・キャシディ(25)とナイルのコンサート会場でキャッチされていたリアム。また、リアムには元恋人シェリル・コール(41)との間にベア・グレイくん(7)がいる。

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