ニコール・キッドマン、「“もうオーガズムを感じたくない”と思い、中断したこともある」。ベネチア国際映画祭で最優秀女優賞を受賞した『ベイビーガール(原題)』の撮影秘話を明かす

最新の主演作『ベイビーガール(原題)』(2024)で卑猥な演技が称されているニコール・キッドマン(57)。最新インタビューで撮影当時を振り返った。

エロティックスリラー映画『ベイビーガール(原題)』(2024)で体を張った演技が話題のニコール・キッドマン(57)。「もうオーガズムを感じたくない」という理由で撮影を中断していたとか。

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Photo:Getty Images

ニコールは、ハリス・ディキンソン(28)演じる年下のインターンとの不倫により、キャリアと家庭を危険にさらすCEO役を演じている。インタビューで、インターン役のハリスや、夫役のアントニオ・バンデラス(64)とのラブシーンは「手に負えないほど大変だった」と回想した。

英紙『The Sun』に対して、「たくさんの共有と信頼、フラストレーションがあった。まるで、『私に触れないで』という感じだった」とニコール。

また、「撮影中に『もうオーガズムを感じたくない。近寄らないで。こんなことをするのは嫌。人生で二度と触れられなくても構わない!』と感じて」撮影を一時中断したこともあり、「その感覚が常にあったので、(撮影後は)燃え尽き症候群になってしまった」とも明かした。

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(左から)ニコール、ハリナ監督、インターン役のハリス Photo:Getty Images

とはいえ、撮影はインティマシー・コーディネーターと何度も話し合いを重ねながら進めたそうで、本作の監督ハリナ・レインが女性だったからこそ、官能的なシーンを積極的に演じることができたとも回答。

「ハリスとアントニオも含めて、私たちは皆お互いにとても優しく、助け合いながら撮影した」と振り返った。

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ベネチア国際映画祭でのニコールとハリナ監督 Photo:Getty Images

今年8月に開催された第81回ベネチア国際映画祭で『ベイビーガール(原題)』が初公開され、ニコールは最優秀女優賞を受賞。「ニコール史上最も卑猥な演技」と映画批評家たちから称賛を受けている。

映画祭には参加していたものの、授賞式は母ジャネル・キッドマン(享年84)の訃報を受け、不参加となってしまったニコール。本作について「俳優として、女性として、そして人間として、すべてをさらけ出したような気分」とコメントしている。

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