「ダイエット薬のおかげで、痩せている人の真実に気づけた」。18キロの減量で話題を呼んだオプラ・ウィンフリー、使用した薬とその効果を語る

長年にわたり、体型批判や体型に関するジョークを言われ続け悩んでいたオプラ・ウィンフリー(70)。2023年12月にダイエット薬を使用して約18kg減量したと打ち明けたが、ダイエット薬を使用したことで「痩せている人の真実」に気づけたという。

テレビ番組の司会者やプロデューサーとして、絶大な人気と影響力を誇るオプラ・ウィンフリー(70)。数年前に大幅に減量したことで注目された彼女が、2023年12月に米誌『People』のインタビューで「痩せるためにダイエット薬を使っていた」と告白し、世間を騒がせた。

そんなオプラが最近、自身のポッドキャスト番組『The Oprah Winfrey Show』で、痩せるために使用したダイエット薬の名前を明かすとともに、その機能や安全性について専門家とトーク。また、ダイエット薬のおかげで、“ある真実”にたどり着いたと打ち明けた。

「GLP-1(2型糖尿病の治療薬)を使用して、あることに気づけた。それまで私は、痩せている人は意志が強いと思っていた。太っているのは自分の意思の弱さが原因だと思っていたけれど、本当の原因は、フードノイズ(日常生活に支障が出るほど食べ物のことばかり考えてしまうこと)であることを知った」と、オプラ。

さらに、「痩せている人は、食べ物について何も考えていない。彼らは空腹になると食べ、満腹になると食べるのをやめることができる」と続けた。

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2024年12月に撮影されたオプラ Photo:Getty Images

オプラは2023年7月に、ダイエットについて専門家や臨床医らと討論する番組に出演。このときに医療用の減量薬を勧められたという。

「私はこれまで何年も体型のことで自分を責めてきたけれど、どんなに強い意志を持ってもコントロールできない体質だった。肥満は病気。意思の問題ではなく、脳の問題なのです」と持論を語ったオプラ。

この番組は同年9月に放送され、当時のオプラはダイエット薬の使用を否定していたが、同年12月にダイエット薬を使用して約18kg減量したことを明らかにし、「非難はもう終わり」と宣言した。

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2015年2月に撮影されたオプラ Photo:Getty Images

オプラは現在、ダイエット薬は体重が上下しないよう管理する手段として、必要だと感じたときに使っているというが、その薬の名前は明かさず。また、オプラはダイエット薬だけに頼っていたわけではなく、ハイキングなどの定期的な運動も取り入れているという。2021年に膝の手術後、リハビリの一環として始めたそうだが、心身ともに健康になれたそうだ。

現在はGLP-1以外にも、オゼンピック、ウゴービ、マンジャロなどのダイエット薬の人気が急上昇しているが、オプラは、それらが特効薬でも唯一の解決策でもないとも強調。「私たちはみんな、自分がどんな体型であったとしても、それがもっと受け入れられるべきではないでしょうか。体型はあなた自身の選択であるべきです」と話している。