キャロライン・ケネディの娘で末期がんを公表したタチアナ・シュロスバーグ。いとこで米保健福祉長官のロバート・F・ケネディ・ジュニアを「身内の恥」と痛烈批判

ジョン・F・ケネディ(享年46)の孫で、元駐日米大使の母キャロライン・ケネディ(67)と、デザイナー兼作家の父エドウィン・シュロスバーグ(80)を両親に持つタチアナ・シュロスバーグ(35)。最近のエッセイで「末期がんで余命は1年未満」であると公表した。

2025年11月22日(現地時間)に発表された米誌『ニューヨーカー』のエッセイで、「末期がんで余命は1年未満」と公表したタチアナ・シュロスバーグ(35)。エッセイの中で、タチアナのいとこで米保健福祉長官を務めるロバート・F・ケネディ・ジュニア(71)について、「私と私の近しい家族にとって恥ずべき存在」と痛烈批判。いくつもの政策が、末期がんの診断結果にどのような影響を与えたかについて語った。

ジョン・F・ケネディ(享年46)の孫で、元駐日米大使の母キャロライン・ケネディ(67)と、デザイナー兼作家の父エドウィン・シュロスバーグ(80)を両親に持つタチアナ・シュロスバーグ(35)。最近のエッセイで「末期がんで余命は1年未満」であると公表した。

2025年11月22日(現地時間)に発表された米誌『ニューヨーカー』のエッセイで、「末期がんで余命は1年未満」と公表したタチアナ・シュロスバーグ(35)。エッセイの中で、タチアナのいとこで米保健福祉長官を務めるロバート・F・ケネディ・ジュニア(71)について、「私と私の近しい家族にとって恥ずべき存在」と痛烈批判。いくつもの政策が、末期がんの診断結果にどのような影響を与えたかについて語った。

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2022年に撮影されったタチアナ Photo:Getty Images

昨年5月、遺伝性の急性骨髄性白血病(AML)と診断されたタチアナ。2017年に医師のジョージ・モーランと結婚し、3歳の長男と1歳の娘をもうけた。娘の産後すぐに診断を受け、それ以来治療に専念しているという。

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2013年当時、キャロライン・ケネディ駐日米大使が上院公聴会で所信表明。左から、キャロライン、ローズ、ジャック、タチアナ、ジョージ Photo:ロイター/アフロ

タチアナは、ジョン・F・ケネディ(享年46)の孫で、元駐日米大使の母キャロライン・ケネディ(67)と、デザイナー兼作家の父エドウィン・シュロスバーグ(80)を両親に持つ。姉は芸術家で俳優としても活動していたローズ・シュロスバーグ(37)で、弟のジャック・シュロスバーグ(32)は10日ほど前に、来年11月に行われる米連邦議会の下院選に出馬表明をしたばかり。楽天やサントリーなどでも勤務経験のあるジャックはまた、インスタグラムのストーリーズで「人生は短い。思いっきり楽しもう」とタチアナに対するメッセージのような短いテキストを投稿していた。

エッセイの終盤でタチアナは、ロバートの反ワクチンの姿勢や様々な医学研究への資金提供停止の決定、そしてそれらの行動が彼女自身と同様の治療を受けている人々に及ぼしうる有害な影響について批判した。

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2025年10月に撮影されたロバート Photo:Getty Images

ロバートは、タチアナが治療を受けている2025年2月に米保健福祉長官に就任したが、「母は『反ワクチンの主張は危険である』という思いから上院に手紙を書き、彼の承認を阻止しようとしましたし、ジャック(弟)もまた彼を非難していました」と綴った。また、ロバートが大統領選に無所属で出馬したことについて、「私と私の近しい家族にとって恥ずかしい出来事でした」と打ち明けた。

さらに、トランプ政権による大学内反ユダヤ主義の対策で「ジョージ(夫)を含め、コロンビア大学の医師や科学者たちは、研究を続けられるのか、仕事さえも得られるのかさえ分からなくなっていました」とタチアナ。コロンビア大学は、トランプ政権が最初に標的とした大学の一つ。今年5月には、連邦政府の資金削減を受けて、180人の研究者を解雇しており、「突然、私が頼りにしていた医療システムが逼迫し、不安定になったように感じました」と綴った。ロバートはまた、今年8月に特定のがんに使用できる可能性があるmRNAワクチンの研究のための助成金も停止した。

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2010年に撮影されたキャロラインとタチアナ Photo:Getty Images

助成金や治験が中止されることで、「何千人もの患者に影響を与えている」とタチアナ。また、自身が転院したメモリアル・スローン・ケタリング病院での「白血病と骨髄の研究への資金提供についても心配している」と話した。

ロバートに関する内容の最後に、「もし病気になっていなければ、海について(海洋の破壊だけでなく)、海洋がもたらす可能性についても本を書くつもりだった」とタチアナ。これには、「私の化学療法薬の一つであるシタラビンも含まれており、これは政府の資金援助のおかげで発見されたもの」だそうだが、すでにロバートが切ってしまったと記している。

タチアナのがん公表に関する内容を取り上げた米メディア『People』の記事には、「胸が張り裂ける思い」「これらの意識を高めたことは彼女の遺産になるだろう」「彼女に祈りを捧げます🙏 まだ若く、小さな子どもがいるのに」などと様々なメッセージが寄せられている。

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