ビアンカ・センソリが「なぜ過激な衣装で露出するのか？」 という問に、独自のスタイルでインタビューに応じる。「カニエの洗脳ではない」と回答

奇抜な衣装を着ることについて、「これは、世間の関心や話題性を狙ったのではなく、芸術家としての自己表現です。人から嫌われても傷つくことはありません」と、隣に座る女性が回答。ビアンカは、自分の露出ファッションに対して反発があることを認めながらも、注目されることが自分の目標ではないそう。

「世間の注目を集める女性は、自分の同意なしに自分自身の姿が模範され、増殖していくのを目の当たりにせざるを得ない」として、「人は投影し、創作し、そして消す。だからビアンカは、自らが作り出した姿、幻影の自己を彫刻するのです」などと話した。

また、SNSで見かける批判や悪質コメントに傷つかないのは、「SNSを感情的に消費せず、社会的認識がどのように生成され拡散するかを観察する空間として見ている」と説明した。

ビアンカはこれまで、シースルードレスやランジェリー、身体や陰部をテープで覆った衣装などで公共の場所に出たことで物議を醸してきた。2023年の夏、カニエとのイタリア旅行中にビアンカは露出度の高い服装で街を歩き、法的問題に直面する可能性も浮上した。世間からは「下品」「公然わいせつだ」などと批判を受け炎上。

2025年２月に開催された第67回グラミー賞授賞式では、レッドカーペットで毛皮のコートを脱ぎ捨てて、シースルードレス姿を披露するという公然わいせつ行為が、世界中から大批判された。

そんなビアンカは最近、ソウルでデビュー公演「BIO POP」を開催。ベージュ色のPVCの全身タイツを着用した裸のようにも見える女性たちが、椅子やテーブルなどの家具を使って奇妙なポーズを取るなどのパフォーマンスがあったが、「恐ろしい」「非常に不快な女性の展示」などという声もあがった。

世間では、ビアンカが露出ファッションをするのは、「カニエに洗脳されているからでは？」という憶測もあるが、ビアンカを模した女性は「これは抑圧ではなく、自らのイメージを取り戻す行為なのです」と話し、ビアンカは自分の意思で露出ファッションをしているとも取れる発言も見られた。

オーストラリア出身のビアンカは元建築家で知られている。ビアンカの才能に惚れ込んだカニエが、自身の会社Yeezyに建築設計責任者として招き入れ、ビアンカは2020年11月に入社。二人は、カニエが元妻キム・カーダシアン（45）との離婚が成立したわずか２カ月後に極秘婚した。

今回のインタビューで、ビアンカが露出ファッションをする理由として、芸術家としての自己表現と考えていることが明らかになったが、これ以上エスカレートすると法的問題に触れる可能性も無きにしも非ず。アーティストとしてのビアンカのこの先の動向は今後も世間を騒がせていくのだろう。