英誌『HELLO!』によると、ロンドンのホテルで韓国大統領夫妻を出迎えたのはウィリアム皇太子(41)夫妻。キャサリン皇太子妃(41)は真っ赤なケープドレスを主役にしたオールレッドルックで、存在感を放った。
ネックラインに大きなリボンがあしらわれたドラマティックなケープドレスは、キャサリン・ウォーカーのデザインによるもので、お値段3,000ポンド(約56万円)。
ミュウミュウのクラッチを手に、ジャンヴィト・ロッシのルビーレッド色のパンプスを合わせ、優雅なシニヨンヘアに、ジェーン・テイラーのつばの大きなハットを着用した。
さらにキャサリン妃は、故ダイアナ元妃のサファイアとダイヤのオーバルドロップピアスで華やかさをプラス。その深いブルーとリンクするように、ウィリアム皇太子はクラシックなネイビーのスーツに身を包んだ。
バッキンガム宮殿近くのホース・ガーズ・パレードで歓迎式典が行われた後、チャールズ国王と大統領はアイルランド・ステート・コーチに、カミラ王妃(76)と大統領夫人はオーストラリア・ステート・コーチに、皇太子夫妻は韓国の副大統領とともにスコットランド・ステート・コーチに乗車。それぞれが馬車の中から笑顔をのぞかせながら、宮殿へと移動したという。
バッキンガム宮殿に到着後、ピクチャー・ギャラリーで韓国に関するロイヤル・コレクションの特別展を鑑賞した際には、ハットをとって髪をおろし、リラックスした様子だったというキャサリン妃。
英メディア『Daily Mail』によると、ウィリアム皇太子夫妻は故エリザベス女王が1999年に韓国を初訪問した際の写真やギフトを眺めながら、韓国の要人たちと談笑。外務大臣との和やかな雰囲気の会話の中で、いつか夫妻で韓国訪問を、という話になったという。
「早速スケジュール帳に書こう」というウィリアム皇太子に、ソンニョル大統領がカラオケ好きで知られることから、そのときは「カラオケもね!」とキャサリン妃がジョークを飛ばしたとか。
その会場を後にする際、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃がさりげなく親密さを見せたところを、王室ジャーナリストがキャッチ。
ウィリアム皇太子が妻の背中に手を置き、振り向いたキャサリン妃が、微笑みながら夫の背中に手を伸ばす様子を動画に収め、「バッキンガム宮殿のピクチャー・ギャラリーを出発するプリンス&プリンセス・オブ・ウェールズのとても甘い瞬間 #statevisit」というキャプションを付けて、Xにシェアした。
皇太子夫妻がお互いを支え合うように手を回すレアな一幕に、多くのロイヤルファンがうっとり。「二人はとてもお似合いだ」、「これ以上愛らしいことってある?これが私たちの王と女王」などと書き込み、TikTokにも拡散された。
その夜、バッキンガム宮殿のボールルームで行われた晩餐会には、政治家や人気グループ、ブラックピンクのメンバーら、約170人が出席。
キャサリン皇太子妃は、ゴールドの刺繍が施されたジェニー・パッカムのエレガントなドレスを纏い、オペラグローブとアニヤ・ハインドマーチのクラッチ、ジャンヴィト・ロッシのパンプスをアイボリーで統一。
ブルーのサッシュと故エリザベス女王のダイヤのピアスを身につけた、ため息が出るほど美しいプリンセスルックを披露し、ネット上で絶賛された。
中でもとりわけ目を惹いたのが、きらびやかなティアラで、これがウィリアム皇太子と結婚後15回目、プリンセス・オブ・ウェールズとしては4回目の“ティアラ・モーメント”に。
王室ジュエリーブログ『コート・ジュエリー』によると、バラの花のモチーフの繊細なティアラは「ストラスモア・ローズ・ティアラ」と呼ばれるもので、キャサリン妃がこのティアラを選んだのは初めてのこと。
もともとは故エリザベス女王の母、クイーン・マザーが1923年に結婚祝いとして父ストラスモア=キングホーン伯爵から贈られたもので、公の場でお披露目されたのは1930年代以来、約1世紀ぶりなんだとか。
チャールズ国王が祖母であるクイーン・マザーと親しかったことは有名だが、米誌『PEOPLE』は、キャサリン妃がこのティアラを選んだのは、君主との絆を意識してのことだろうと推測。
今年10月、チャールズ国王はケニアを公式訪問した際、晩餐会のスピーチで、2010年にウィリアム皇太子がケニアでキャサリン妃にプロポーズしたことを明かし、キャサリン妃のことを「私の愛する義理の娘」と愛情たっぷりに呼んで注目を集めている。