アカデミー賞2026ノミネート発表! アリアナ・グランデはまさかの落選、エル・ファニングは初の候補入りに涙など、セレブの悲喜こもごもを一挙紹介

米映画界の最高峰アカデミー賞2026のノミネートリストが発表に。『罪人たち』の史上最多16ノミネートという歴史的な記録のほか、初の顔ぶれや予想外の落選が見られるなど、セレブたちにとって悲喜こもごもの結果がネットを賑わせている。 

2026年1月22日早朝(現地時間)、第98回アカデミー賞の全24部門の候補作品・候補者が俳優のダニエル・ブルックス(36)とルイス・プルマン(32)によって発表された。最多ノミネートは『罪人たち』で、史上最多となる16部門ノミネート。ティモシー・シャラメは30歳にして3度目のノミネートで歴史に名を刻み、エル・ファニング(27)がキャリア約25年にして初ノミネートを果たした一方、『ウィキッド』続編はノミネートゼロに終わるなど、明暗が分かれる結果となった。日本からは『国宝』がメイクアップ&ヘアスタイリング部門の候補に名を連ね、話題を集めている。

ライアン・クーグラー、マイケル・B・ジョーダン

マイケル・B・ジョーダンは主演男優賞初ノミネート、ライアン・クーグラー監督(39)は監督賞にノミネートされた Photo:Getty Images

『罪人たち』は作品賞をはじめ、歴代最多16部門にノミネートを果たし、アカデミー賞ノミネート記録を塗り替えた。米誌『People』によれば、これまでの最多記録保持作品は『タイタニック』(1997年)、『ラ・ラ・ランド』(2016年)、『イヴの総て』(1950年)で、いずれも14部門だったという。キャリア初となる主演男優賞ノミネートを果たしたマイケル・B・ジョーダン(38)は、真っ先に母親に電話し、「たくさん涙を流した」と明かしたそう。

エル・ファニング

2026年1月11日(現地時間)に開催されたゴールデングローブ賞でのエル・ファニング。彼女自身はノミネートされていなかった。『センチメンタル・バリュー』は2026年2月20日(金)日本公開に Photo:Getty Images

3歳のときに映画デビューし、38作品に出演してきたエル・ファニングは、『センチメンタル・バリュー』でアカデミー賞初ノミネート。英『BBC』によれば、このノミネートを予測していた専門家はほとんどいなかったそうだ。

共演者インガ・イブスドッテル・リッレオース(36)とともに助演女優賞の候補者となったエルは、インスタグラムでヨアキム・トリアー監督(51)夫妻とFaceTimeで通話するスクリーンショットを共有。「これって本当なの!? 夢じゃないの!? 息ができないくらい。驚きで呆然としている」と喜びを爆発させた。同作は作品賞を含む7部門にノミネートされている。

ティモシー・シャラメ

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』は2026年3月13日(金)日本でも公開に。写真はゴールデングローブ賞でコメディ・ミュージカル部門主演男優賞を手にしたティモシー・シャラメ Photo:Getty Images

作品賞を含む9部門で候補入りした『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』で、主演男優賞にノミネートされたティモシー・シャラメ(30)。2018年、21歳のときに『君の名前で僕を呼んで』での初ノミネートされたティモシーは、2025年『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』に続き、3度目の候補入り。

レオナルド・ディカプリオ、ティモシー・シャラメ

ゴールデングローブ賞でも競ったレオナルド・ディカプリオはアカデミー賞でも強力なライバルに Photo:Getty Images 

1954年当時、30歳で3度目のノミネートを受けた名優マーロン・ブランド(享年80)の記録と並んだ。昨年は『ブルータリスト』のエイドリアン・ブロディ(52)に惜しくも敗れたが、『BBC』は「2026年こそ彼が頂点に立つ年だと確信している」と報じている。

エマ・ストーン

『ブゴニア』は2026年2月13日(金)日本で公開に。写真は2024年アカデミー賞で『哀れなるものたち』で主演女優賞に輝いたエマ・ストーン Photo:Getty Images

作品賞を含む4部門で候補入りした『ブゴニア』で、プロデュースと主演を務め、主演女優賞と作品賞の2部門にノミネートされたエマ・ストーン(37)。米誌『The Hollywood Reporter』によると、エマは37歳にして通算7度目のアカデミー賞ノミネートを果たし、史上最年少でこの記録に到達した女性となった。これまでこの記録を持っていたのはメリル・ストリープ(76)で、1988年に7度目のノミネートを受けた際は38歳だったという。なお、メリルは俳優として最多となる通算21回のノミネート(うち3度受賞)という記録を現在も保持している。

うれしいサプライズと話題を呼んでいるのが、ミュージカル映画『Song Sung Blue(原題)』で主演女優賞に初ノミネートされたケイト・ハドソン(46)。「なんと美しい朝」とつづり、母で俳優のゴールディ・ホーン(80)と涙ながらに抱き合う写真などをインスタグラムに投稿した。

『People』によると、『あの頃ペニー・レインと』(2000年)で助演女優賞の候補となったケイトにとって、今回は2度目のオスカーノミネート。米紙『USA TODAY』の取材でケイトは、家族が祝福ムード一色だと明かし、当初は眠たげだった娘ラニ・ローズ(7)が事の重大さを理解した途端、大興奮だったという愛らしいエピソードも披露している。

ブラッド・ピット

『F1/エフワン』はブラッド・ピットの主演作として最高興行収入作品となったと伝えられている Photo:Getty Images

ブラッド・ピット(62)が引退したレーシングドライバーを演じる『F1/エフワン』は、作品賞部門における最大のサプライズだったと『BBC』が報じた。同作は視覚効果や音響、編集などの分野で計4部門にノミネートされ、そうした評価は想定内だった一方で、ポップコーン片手に楽しめる娯楽映画が作品賞候補に名を連ねたことは、この作品の完成度の高さの表れだと伝えている。

シンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデ

『ウィキッド 永遠の約束』のアリアナ・グランデとシンシア・エリヴォ(39)はともにノミネートならず。日本では2026年3月6日(金)公開に Photo:Getty Images

『ウィキッド 永遠の約束』のノミネートゼロという結果は、前作『ウィキッド ふたりの魔女』が2025年、10部門ノミネートを果たしていただけに、大きな波紋を呼ぶことに。今シーズンの主要な前哨戦で助演女優賞の常連だったアリアナ・グランデ(32)の落選は特に衝撃的だと『People』は伝えた。英紙『Daily Mail』によれば、激怒したファンたちはこぞってSNSでアカデミーに対し、失望感を表明しているとか。

アカデミー賞2026ノミネート発表! アの画像_11

日本では2026年4月10日(金)公開となる『ハムネット』。ゴールデングローブ賞ではドラマ部門作品賞に輝き、ジェシー・バックリーは主演女優賞を獲得した Photo:Getty Images

『ハムネット』は作品賞を含む8部門にノミネート。2023年『aftersun/アフターサン』に続く2度目の主演男優賞ノミネートが期待されていたポール・メスカル(29)は、候補から外れるという意外な結果となった。なお『BBC』は、主演女優賞にノミネートされたジェシー・バックリー(36)は同部門の最有力候補だと報じている。

レオナルド・ディカプリオ、チェイス・インフィニティ

2025年12月、映画のイベントに揃って出席したレオナルド・ディカプリオとチェイス・インフィニティ Photo:Getty Images

レオナルド・ディカプリオ(51)が主演男優賞の候補となった『ワン・バトル・アフター・アナザー』は、作品賞を含め13部門にノミネート。各部門の有力候補とされているが、本作での演技を絶賛され、前哨戦でも候補入りしていたチェイス・インフィニティ(25)は初の主演女優賞ノミネートとはならなかった。これを受け、レオナルドは『AP通信』に対し、「彼女は映画の核でした。心であり、魂だ」とコメント。彼女の演技なしにこの映画は存在しなかったと語ったという。

アカデミー賞授賞式は2029年よりYouTubeで配信されることが発表されているが、今年は3月15日(現地時間)に開催され、米TV局『ABC』とHuluで生中継されるとのこと。司会は昨年に続き、コメディアンのコナン・オブライエン(62)が務める。

第98回アカデミー賞ノミネートリスト

監督賞

クロエ・ジャオ「ハムネット」
ジョシュ・サフディ「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」
ポール・トーマス・アンダーソン「ワン・バトル・アフター・アナザー」
ヨアキム・トリアー「センチメンタル・バリュー」
ライアン・クーグラー「罪人たち」

主演男優賞賞

ティモシー・シャラメ「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」
レオナルド・ディカプリオ「ワン・バトル・アフター・アナザー」
イーサン・ホーク「Blue Moon」
マイケル・B・ジョーダン「罪人たち」
ワグネル・モウラ「シークレット・エージェント」

主演女優賞賞

ローズ・バーン「If I Had Legs I'd Kick You」
ジェシー・バックリー「ハムネット」
エマ・ストーン「ブゴニア」
レナーテ・レインスベ「センチメンタル・バリュー」
ケイト・ハドソン「Song Sung Blue」

助演男優賞

ベニチオ・デル・トロ「ワン・バトル・アフター・アナザー」
ショーン・ペン「ワン・バトル・アフター・アナザー」
ジェイコブ・エロルディ「フランケンシュタイン」
デルロイ・リンドー「罪人たち」
ステラン・スカルスガルド「センチメンタル・バリュー」

助演女優賞

テヤナ・テイラー「ワン・バトル・アフター・アナザー」
エイミー・マディガン「WEAPONS ウェポンズ」
ウンミ・モサク「罪人たち」
インガ・イブスドッテル・リッレオース「センチメンタル・バリュー」
エル・ファニング「センチメンタル・バリュー」

脚本賞

ロバート・カプロウ「Blue Moon」
ジャファル・パナヒ「シンプル・アクシデント 偶然」
ロナルド・ブロンスタイン、ジョシュ・サフディ「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」
ヨアキム・トリアー、エスキル・フォクト「センチメンタル・バリュー」
ライアン・クーグラー「罪人たち」

脚色賞
ウィル・トレイシー「ブゴニア」
ギレルモ・デル・トロ「フランケンシュタイン」
マギー・オファーレル、クロエ・ジャオ「ハムネット」
ポール・トーマス・アンダーソン「ワン・バトル・アフター・アナザー」
クリント・ベントリー、グレッグ・クウェダー「トレイン・ドリームズ」

視覚効果賞
「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」
「映画『F1(R) エフワン』」
「ジュラシック・ワールド 復活の大地」
「ロスト・バス」
「罪人たち」

美術賞
タマラ・デベレル、シェーン・ビア「フランケンシュタイン」
フィオナ・クロンビー、アリス・フェルトン「ハムネット」
ハンナ・ビークラー、Monique Champagne「罪人たち」
ジャック・フィスク、アダム・ウィリス「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」
フローレンシア・マーティン、Anthony Carlino「ワン・バトル・アフター・アナザー」

撮影賞
ダン・ローストセン「フランケンシュタイン」
ダリウス・コンジ「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」
マイケル・バウマン「ワン・バトル・アフター・アナザー」
オータム・デュラルド・アーカポー「罪人たち」
アドルフォ・ベローゾ「トレイン・ドリームズ」

衣装デザイン賞
「アバター ファイヤー・アンド・アッシュ」
「フランケンシュタイン」
「ハムネット」
「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」
「罪人たち」

長編ドキュメンタリー賞
「The Alabama Solution」
「あかるい光の中で」
「Cutting through Rocks」
「Mr. Nobody against Putin(原題)」
「パーフェクト・ネイバー 正当保護法はどこへ向かうのか」

短編ドキュメンタリー賞
「あなたが帰ってこない部屋」
「Armed Only with a Camera: The Life and Death of Brent Renaud」
「Children No More: Were and Are Gone」
「The Devil Is Busy」
「Perfectly a Strangeness」

編集賞
スティーブン・ミリオン 「映画『F1(R) エフワン』」
ロナルド・ブロンスタイン、ジョシュ・サフディ「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」
アンディ・ユルゲンセン「ワン・バトル・アフター・アナザー」
オリビエ・ブッゲ・クエット「センチメンタル・バリュー」
マイケル・P・ショーバー「罪人たち」

国際長編映画賞
「シークレット・エージェント」(ブラジル代表)
「シンプル・アクシデント 偶然」(フランス代表)
「センチメンタル・バリュー」(ノルウェー代表)
「Sirāt」(スペイン代表)
「The Voice of Hind Rajab」(チュニジア代表)

音響賞
「映画『F1(R) エフワン』」
「フランケンシュタイン」
「ワン・バトル・アフター・アナザー」
「罪人たち」
「Sirat」

メイクアップ&ヘアスタイリング賞

「フランケンシュタイン」
「国宝」 「罪人たち」
「スマッシング・マシーン」
「アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし」

作曲賞
イェルスキン・フェンドリックス「ブゴニア」
アレクサンドル・デスプラ「フランケンシュタイン」
マックス・リヒター「ハムネット」
ジョニー・グリーンウッド「ワン・バトル・アフター・アナザー」
ルドウィグ・ゴランソン「罪人たち」

長編アニメーション賞

「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」
「ズートピア2」
「Arco」
「アメリと雨の物語」
「星つなぎのエリオ」

短編アニメーション賞
「Butterfly」
「Forevergreen」
「The Girl Who Cried Pearls」
「Retirement Plan」
「The Three Sisters」

歌曲賞(主題歌賞)
"Golden"(「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」)
"I Lied To You"(「罪人たち」)
"Sweet Dreams Of Joy"(「Viva Verdi!」)
"Dear Me"(「Diane Warren: Relentless」)
"Train Dreams"(トレイン・ドリームズ)

短編実写映画賞
「Butcher's Stain」
「A Friend of Dorothy」
「ジェーン・オースティンの生理ドラマ」
「The Singers」
「Two People Exchanging Saliva」

キャスティング賞
「ハムネット」
「マーティ・シュプリーム 世界をつかめ」
「ワン・バトル・アフター・アナザー」
「シークレット・エージェント」
「罪人たち」