映画『プラダを着た悪魔』への出演で知られるエミリー・ブラント(40)が、俳優業をおやすみしていると告白。仕事と家庭の両立の難しさについて語った。
クリストファー・ノーラン監督(52)の新作映画『オッペンハイマー』に出演する俳優のエミリー・ブラント(40)が、出演したPodcast『Table For Two』にて現在、俳優業を休んでいることを明かした。
エミリーが俳優業を休んでいるのは家庭での時間を増やすため。彼女は現在2人の子どもをもつ母親でもある。
エミリーは、「人々は私に『どうやって(仕事と家庭の)バランスをとっているの?』と尋ねるけれど、自分が正しくやっているとは決して感じない」と正直な胸の内を告白。
さらに「長女は9歳だから、10代を迎える前の最後の年」と話しながら「娘たちに『明日の朝起こしてくれる?』『学校に送ってくれる?』『学校に迎えにきてくれる?』『寝るとき一緒にいてくれる?』と言われるからわかる。私はただ娘たちのために、そこにいてあげる必要がある。それを身に染みて感じている」と、幼い子どもたちにとって重要な時期を一緒に過ごしたいという母親の想いを明かした。
撮影のために家を離れることも多く、それによって「自分にも子どもたちにも精神的な負担がかかる。私はそれに対して罪悪感を抱いてしまう。多分世の母親たちはみんなそう。母親でいること以外を望むのを悪いことだと感じてしまうもの」と話し、「私は女性が“野心的”であることを応援している。私はこの言葉が好き。野心的とは目的と共に夢を追うことで、醜い言葉ではない」という力強いメッセージを送った。
少なくとも今のところは俳優業を1年は休む予定だと話したエミリー。活動休止中にも、映画『フォール・ガイ』や『Imaginary Friends(原題)』などの公開が控えている。