イェことカニエ・ウェスト(46)が、ユダヤ人に対する不適切な発言をSNSを通じて謝罪した。
ラッパーやデザイナーなどとして活躍するイェことカニエ・ウェスト(46)が、過去のユダヤ人に対する不適切な発言について、ヘブライ語で書かれた謝罪文を公開。自身のInstagramとX(旧Twitter)に投稿した。
ライブ配信でナチスへの愛を語ったり、ナチスのシンボルを投稿したりしてきたカニエ。また、ユダヤ人に対する不適切な発言を繰り返してきたことが大きな問題となり、長い間パートナーシップを結んでいたブランドのアディダス(adidas)や、自身のブランドYeezyとコラボしていたギャップ(GAP)がカニエとの契約を打ち切り。
バレンシアガ(Balenciaga)のデザイナーであるデムナ(42)やファッション界の重鎮アナ・ウィンター(74)などからも縁を切られたと報じられた。
そんな一連の影響を受けてカニエの資産価値は急激に下がり、米誌『Forbes』のビリオネア(※総資産が10億ドルを超える人を指す)のリストからも外された。
その後もカニエは懲りずに、今年11月に発表されたタイ・ダラー・サイン(41)とのコラボ楽曲「Vultures」でもユダヤ人に対する不適切な歌詞が。こちらも炎上し、大批判を浴びた。
今回投稿された謝罪文には「私が意図せず暴言を吐いてしまったことについて、ユダヤ人コミュニティに心から謝罪します。傷つけるつもりも、軽蔑するつもりもありませんでした。痛みを与えてしまったかもしれないと反省しています」「この経験から学び、より感受性や理解を深めていくことを約束します」と綴られている。
しかし、これまでも謝罪しては同じような言動を繰り返してきたことから、現時点では、この謝罪を一時的なものと見ている人も多いよう。これからカニエがどんな行動にでるのか、注目が集まっている。