2024年10月5日(現地時間)、アメリカンリーグ(ア・リーグ)とナショナルリーグ(ナ・リーグ)のそれぞれ6チームが参加し、MLB王者の座を争うポストシーズンがスタート。
米サイト『Los Angeles Daily News』は、今シーズン、ドジャースの“主役”として存在感を示した大谷選手がメジャー7年目にしてついにプレーオフに進出したと報じるなど、現地でも注目が高まった。
『AP』通信のサイトによれば、「待望のプレーオフ・デビュー」を果たした大谷選手は、チームがピンチの場面で巡ってきた第2打席でスリーランホームランを放ち、スタジアムを埋めつくした53,028人のファンは「総立ち」に。誰もが「MVP! MVP!」と連呼し、その瞬間をスマホで撮影していたとか。
またスペイン紙『MARCA』の米版サイトも、「大谷選手のカリスマ性とパワーに魅了された」観客たちは、「“ShoTime”の輝きに声援を送らずにはいられなかった」と報道。この試合で大谷選手は後半にもヒットを打つなど、2安打3打点の活躍を見せ、7対5でチームを勝利に導いている。
『MARCA』によれば、多くのセレブがドジャースのスーパースター、大谷選手を称賛しており、彼のプレーオフ・デビューを見届けるためにスタジアムにつめかけたという。
元バスケットボール選手のマジック・ジョンソン(65)やドウェイン・ウェイド(42)とその妻で俳優のガブリエル・ユニオン(51)、またヘリコプター事故で亡くなったNBAの名選手コービー・ブライアント(享年41)の妻で、大のドジャースファンとして知られるヴァネッサ・ブライアント(42)も観戦していたそうだ。
なかでも観客席でひときわ注目を浴びたセレブとして報じられたのが、打席に立つ大谷選手をバックネット裏から見守っていたブラッド・ピット。
バーバリーのバケットハットをかぶり、白いTシャツにベージュのブルゾンを羽織ったカジュアルスタイルのブラッドは、立ち上がって声援を送ったり、拳を振り上げて大喜びしたり、楽しそうに観戦する様子がキャッチされた。
またホームチームの7回裏の攻撃前、観客全員が『私を野球に連れてって』を合唱する名物「セブンス・イニング・ストレッチ」では、手拍子を叩いていたブラッドが場内大型スクリーンに映し出され、スタジアムは騒然! カメラに気づいたブラッドが笑顔で、チームのブルーのタオルを手にガッツポーズを作ると、大歓声が巻き起こったという。
SNSの書き込みによると、ブラッドの隣にはロックバンド、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリー(61)の姿もあり、2人はタオルを振り回してノリノリで踊るなど、終始ご機嫌だったとか。
ちなみに映画『マネーボール』(2011年)でオークランド・アスレチックスの元監督を演じたこともあるブラッドは、2018年4月にそのアスレチックスとドジャースの試合を観戦に訪れて以来、今回久しぶりにスタジアムに姿を現したようだ。米人気SNS、Redditには「ブラッド・ピットがこの群衆のどこかで、ファンガールのように応援しているのね。大谷選手は正真正銘の主役」といったコメントも寄せられたそう。
ドジャースファンのセレブは非常に多く、ビリー・アイリッシュ(22)が兄フィニアス・オコネル(27)とスタジアムに登場したことがあるほか、マシュー・マコノヒー(54)、ブルーノ・マーズ(39)、ケンドリック・ラマー(37)、スヌープ・ドッグ(52)、エミリー・ラタコウスキー(33)など、枚挙にいとまがない。
なかでも熱心な長年のファンとして知られるのが、映画『アウトサイダー』(1983年)などで知られる俳優ロブ・ロウ(60)。この試合も観戦に訪れていたロブは大谷選手のファンであることを公言しており、自身のSNSにもツーショットを投稿。
さらに米TVトーク番組『The Talk』に出演した際、大谷選手との初対面で彼のプロ精神や心遣いに感動したことを明かしており、そのエピソードを英メディア『Daily Mail』は、「比類なき注目を浴びる球界最大のスター」とは思えない「驚くべき」“いい人”ぶりだと報じた。
また映画『(500)日のサマー』(2009年)などで知られる俳優ジョセフ・ゴードン=レヴィット(43)は、背番号17の上に「大谷翔平」と漢字で書かれたユニフォームを、誇らしげに着用した写真をSNSにアップ。大谷選手が本塁打と盗塁「50-50」という前人未到の偉業を達成した後、「史上最高の選手になるところを目撃」と綴り、日本でも話題を呼んだ。