キャサリン皇太子妃、芸術的なシニヨンヘアが話題沸騰! アレキサンダー・マックイーンの特注コートドレスでセント・パトリックス・デーのパレードに参加

アイルランド近衛連隊の名誉大佐を務めるキャサリン皇太子妃(43)がセント・パトリックス・デーのパレードに、スタイリッシュなグリーンのコートドレスを纏って出席。洗練されたファッションはもちろん、手の込んだ見事なアップヘアが注目の的に!

2025年3月17日(現地時間)、アイルランドの祝日、セント・パトリックス・デーを祝う恒例のパレードがロンドンのウェリントン兵舎で行われ、昨年は病気療養のため欠席したキャサリン皇太子妃(43)が2年ぶりに参加。ネット上では、アレキサンダー・マックイーンのグリーンのコートドレスのエレガントな着こなしとともに、グリーンのベレー帽で引き立てた特別なシニヨンヘアが話題を呼んだ。

キャサリン皇太子妃
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アイルランドにキリスト教を広めた聖人、セント・パトリックの命日と言われる3月17日のセント・パトリックス・デーは、アイルランドの祝日で、緑のものを身につけて祝う風習は世界的に有名。

また、キリスト教の「三位一体(父と子と聖霊)」の教えを説く際に用いたと伝えられるシャムロック(三つ葉のクローバー)がこの祝日のシンボルとなっており、アイルランドの国花にもなっている。

2012年以来、コロナ禍などの例外を除き、ほぼ毎年のようにこの祝日を祝う式典に参加しているキャサリン妃も、グリーンを纏って登場することがほとんど。毎回胸元には、連隊から王室に貸与されていると言われる、カルティエのシャムロック形のイエローゴールドのブローチを輝かせてきた。

2022年にウィリアム皇太子(42)から役目を引き継ぎ、アイルランド近衛連隊の名誉大佐に就任したキャサリン妃。2023年のパレードで大佐デビューを果たすも、2024年は療養中(当時、病名は明かされていなかった)だったため欠席。ガン寛解が公表された今年は凛としたグリーンルックに身を包んで、初めて単独で連隊を訪れ、晴れやかな笑顔を見せた。

キャサリン皇太子妃
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“着回しの女王”と名高いキャサリン妃の今回のルックの主役は、アレキサンダー・マックイーンのダークグリーンの特注コートドレスで、2022年12月、米ボストンを訪問した際に着用していたもの。同じくグリーンのファシネーター(ヘッドドレス)は、世界最古の帽子店、ロック&コーのもので、2019年のパレードで初お披露目したものだ。

耳元にはお気に入りのキキ・マクドノーのグリーンアメジストを使ったピアスを選び、セント・パトリックス・デーにふさわしい装いに仕上げた。

キャサリン皇太子妃
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なお、ラルフ・ローレンのスウェードブーツとグレース・ハンの「ラブレター」バッグ、そしてコーネリア・ジェームスのグローブは黒でまとめており、これらはすべてリピート愛用しているものだという。

キャサリン皇太子妃
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英紙『Daily Mail』によれば、今年初めてアップヘアで登場したキャサリン妃。その凝ったシニヨンにも、セント・パトリックス・デーへのオマージュが込められていたようだ。

複雑な編み込みは「ケルト文化のシンボルで、アイリッシュ・トリニティ・ノットとして知られるトリケトラを表現しているように見える」と同紙は指摘。

2025年2月にカミラ王妃からロイヤルワラント(英王室御用達の認定証)を授与されたヘアスタイリスト、ジョー・ハンスフォードは、「優雅さと洗練の真髄が、女性たちの象徴的なインスピレーションの源であるキャサリン妃によって体現されており、特別な機会に彼女が慎重に選択するヘアスタイルにも反映されています」とコメントしている。

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このトリケトラのデザインは、キリスト教の三位一体を表すもの。「永遠」や「団結」などの意味を持ち、米誌『InStyle』によれば、モチーフとしても人気で、アイルランドの建築物や婚約指輪の刻印などにも見られるとのこと。今年、アイルランド近衛連隊が創設125周年という節目の年を迎えたことも、この特別なヘアスタイルに関連しているのかもしれないと同誌は伝えている。

『Daily Mail』によれば、キャサリン妃はこの日、連隊のメンバーに長年の功績と模範的な行動を称える勲章を授与したほか、士官や衛兵、そして連隊のマスコット犬、アイリッシュ・ウルフハウンドのシェイマスにもシャムロックの小枝を贈ったそう。セント・パトリックス・デーに兵士たちへシャムロックを配るのは、ヴィクトリア女王の時代から続く伝統なのだとか。

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その後キャサリン妃は、兵舎のダイニングルームで行われた祝賀会で、連隊の隊員やその家族と過ごし、ギネスビールを楽しんだよう。その代金は「私にできる最低限のことです」とキャサリン妃が支払ったのだとか。そして、自身もハーフパイントのグラスに入ったギネスビールを口にしたという。

キャサリン皇太子妃
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その際の指令官たちとの会話で話題にのぼったのは、ウィリアム皇太子の“ひげ”。キャサリン妃が気に入っているかどうかは、ロイヤルファンの間でホットなトピックとなっていたが、「こういう流行は移り変わるものですよね」とお茶を濁し(?)、「彼がいつまであのままにするつもりなのか、私にはわからないです」と話していたのだとか。

式典を終えた後、ケンジントン宮殿はSNSに「セント・パトリックス・デーおめでとう!」と投稿。「ウェリントン兵舎でのアイルランド近衛連隊のセント・パトリックス・デー・パレードに再び参加できてうれしいです。みなさんの大佐であることを誇りに思い、今日、この連隊の125周年をともに祝います」と綴られている。