「プレイボーイ王子」の異名を持つギリシャのニコラオス王子、離婚後わずか9カ月で再婚報道に驚きの声! 婚約者はギリシャの海運王の娘

英誌『TATLER』によれば、かつて「プレイボーイ王子」と呼ばれていたギリシャのニコラオス王子(55)。元妻タチアナ妃(44)との離婚発表からわずか9か月で、ギリシャの海運王の娘と婚約したと報じられた。

最後のギリシャ国王、故コンスタンティノス2世(享年82)と、その妻アンナ=マリア王妃(78)の次男であるニコラオス王子(55)。14年間連れ添ったタチアナ妃(44)との離婚発表から1年も経たないうちに、ギリシャの海運王の娘と婚約したと報じられ、ネット上には祝福の声が寄せられる一方、驚きの声も上がっている。

ニコラオス王子、タチアナ妃
2013年6月、スウェーデンのマデレーン王女(42)の結婚式に出席したタチアナ妃とニコラオス王子 Photo:Getty Images

2024年4月19日(現地時間)、タチアナ妃との14年間の結婚生活に終止符を打ったことを発表し、ロイヤルファンを驚かせたニコラオス王子。

それから約9カ月後の2025年1月22日(現地時間)、英誌『HELLO!』は、王子が長年ギリシャ王室と親交がある一家の娘クリシ・ヴァルディノギアニスにプロポーズしたというニュースを、姉妹誌であるギリシャ版『HELLO!』が確認したと報じた。

ニコラオス王子
2016年6月、英ロイヤルアスコット観戦に訪れたニコラオス王子 Photo:Getty Images

同誌によれば2人は、「親しい友人や家族のみが出席する、非常にプライベートな式」を計画しているそう。しかし、まだ王室からの正式な発表はなく、英メディア『MailOnline』によると、結婚式の日程が決まっているかどうかは不明のようだ。

クリシ・ヴァルディノギアニス
2012年4月、カルティエのパーティに出席したクリシ Photo:Getty Images

ニコラオス王子の再婚相手と噂されるクリシは、実業家で海運王かつギリシャのサッカーチーム、パナシナイコスFCの元オーナー兼会長でもあるヨルゴス・ヴァルディノギアニスの娘。王子とは、家族ぐるみの付き合いとのこと。

『TATLER』によれば、元夫との間に2人の子どもがいるクリシは、2023年12月、5年間交際した映画監督コンスタンティノス・マルコウラキス(54)と破局。

2024年9月、アテネの教会で行われたニコラオス王子の妹セオドラ王女(41)の結婚式に出席していたと報じられた。その際、彼女は王子とは一緒に写真に写らず、目立たないようにしていたとギリシャ版『HELLO!』は伝えている。

そして今年1月17日(現地時間)、地元紙がかつてのギリシャ王室の夏の離宮、タトイ宮殿で行われた王子の父コンスタンティノス2世の2回忌を追悼する式典にクリシも同行し、その後の昼食会にも参加したと報道。2人が一緒に歩いている様子を捉えた映像を地元メディア『Proto Thema』が掲載し、交際が明らかになったようだ。

タチアナ妃、ニコラオス王子
2010年8月、ギリシャのリゾート地、スペツェス島で行った結婚式には各国の王族が集まった Photo:Getty Images

元祖スーパーモデルのエル・マクファーソン(60)やジャーナリストのジェマイマ・ゴールドスミス(50)といったセレブと豪華なパーティに出席していたことから、かつては「プレイボーイ王子」と呼ばれていたというニコラオス王子。

2003年、ダイアン・フォン・ファステンバーグのイベント企画担当の仕事をしていたベネズエラ出身のタチアナ・ブラトニクとスイスでスキー旅行中に知り合い、2009年12月に婚約を発表。2010年8月、盛大な結婚式を挙げた。

2人の間に子どもはおらず、『PEOPLE』によれば、ニコラオス王子は写真家として、タチアナ妃は社会に貢献する活動家として、それぞれのキャリアを追求。最近までアテネに住んでいたという。

タチアナ妃、ニコラオス王子
2023年1月に亡くなったコンスタンティノス2世の追悼式が2024年2月、ウィンザー城で行われた Photo:Getty Images

2人が最後に揃って公の場に姿を見せたのは2024年2月、英ウィンザー城で行われた故コンスタンティノス2世の追悼式。『Daily Mail』によれば、その頃から地元メディアは、2人の間に距離があるのではないかという噂を報じていたのだとか。

そして2024年4月、元ギリシャ王室の私設事務所が、ニコラオス王子とタチアナ妃は「友好的に婚姻関係を解消することを選択した」と声明で発表した。

コンスタンティノス2世、アンナ=マリア王妃、タチアナ・ブラトニク、ニコラオス王子
2010年2月、ギリシャのヨットクラブで行われた婚約発表の記者会見でニコラオス王子の両親と Photo:Getty Images

先述の『Proto Thema』に、ある情報筋が語ったところによると、3年ほど前から夫婦の不仲は明らかで、ニコラオス王子の母やきょうだいは状況を知っていたのだとか。しかし故コンスタンティノス2世はタチアナ妃に特別な愛情を持っていたため、家族は次男夫妻に問題があることを隠していたのだという。

なお、ギリシャの君主制は1974年に廃止されているが、元王室のメンバーは今も称号を名乗り続けており、ギリシャ版『HELLO!』によれば、タチアナ妃は離婚後もプリンセスの称号を保持しているとのこと。

さらに、離婚を発表した翌月には継弟が失踪したことが明らかになったタチアナ妃。2024年10月、地元誌『BHMAgazino』のインタビューで、「2024年は私にとって、本当に困難な年でした。不安と苦痛に満ちた、過渡期の年でした」と語った。

メンタルヘルスの支援団体「Breathe Hellas」の創設者でもある彼女は、2025年のスタートに寄せて、「光の方を向いて」という1文から始まる長文メッセージをインスタグラムに投稿。「先行きが不安に感じたときにそばにいてくれた人々」に感謝の意を表し、「新たな意味深いプロジェクト」への意気込みを示している。