ハリー・スタイルズ、東京マラソンに続きベルリンマラソンに出場！ 自己ベストを更新し「有名人としては史上最速クラス」と報じられる

2025年9月21日（現地時間）、“ステッド・サランドス”なる偽名でベルリンマラソンに出場したハリーは、２時間59分13秒で完走したと現地メディアが報じた。

英ランニング専門サイト『Runners World』によると、ハリーは2025年３月２日に行われた東京マラソンからわずか半年余りで、今年２度目のフルマラソン完走を果たし、今回は自己ベストを大幅に更新。多くのランナーが大きな目標とする“３時間の壁”を破った。

東京マラソンに出場した際、ハリーは前半13.1マイル（約21km）を１時間42分03秒、後半13.1マイルもほぼ同じ１時間42分04秒を記録。そのペース配分は驚異的な安定感だったと伝えられたが、今回も非常に安定していたそう。

前半を１時間29分08秒、後半を１時間30分06秒というほぼ均等なタイムで完走した。平均ペースは１マイルあたり６分50秒で、東京マラソンの記録（３時間24分07秒／１マイルあたり７分47秒）から大幅アップとなっている。

世界７大大会のひとつに数えられるベルリンマラソンは、米『NBC News』によれば観光名所を巡るコースが人気で、勾配の少ないフラットな地形から記録が生まれやすく、高速コースと呼ばれているそうだ。

大会の公式サイトによると、今年は約160カ国から約５万5,000人のランナーが参加。ハリーの偽名と伝えられる“ステッド・サランドス“は2,245位という好成績だったよう。

『Runner’s World』の報道では、大会当日のベルリンは暖かな天候で、レース開始時の気温は華氏66度（摂氏約19度）だったものの、現地メディアによるとレース中は華氏73〜84度（摂氏23〜29度）まで上昇。ランナーたちは暑さや高い湿度にも対処しなければならなかったようだ。

レース中の写真によると、ナイキのランニングシューズ「アルファフライ３」の鮮やかな「ブライトクリムゾン」色を履いて目を引いていたというハリー。米ボストン発ランブランド、トラックスミスの黒の「ヴァン・コルタンドト・ショーツ」に黒の長袖トップスを着用し、ヘッドバンドとサングラスをつけて走っていたと伝えられている。

現地メディアの報道によれば、ハリーは大会前から、このレースに向けてベルリンで練習している姿が目撃されていたという。『NBC News』によると、大会当日は、パラリンピック200メートル走で２度金メダルを獲得しているリチャード・ホワイトヘッド（49）と参加していたようだ。

リチャードはハリーとのツーショットをインスタグラムに投稿。その写真でハリーはブルーのアディダスのブルゾンを着用し、満面の笑みで“サムズアップ（親指を立てるジェスチャー）”。リチャードは「ベルリンで相棒と２時間58分！ 誰か彼のこと知っている？」というジョークを綴り、爆笑の絵文字を添えた。

ハリーといえば、ミュージシャンとして３つのグラミー賞を受賞しているほか、俳優として『ダンケルク』（2017）や『ドント・ウォーリー・ダーリン』（2022）などの映画にも出演。

最近は俳優ゾーイ・クラヴィッツ（36）との熱愛報道でネット上を賑わせているが、英紙『Daily Mail』によれば、この日ファンたちはランナーとしてのハリーの輝かしい記録をSNSでこぞって称賛。「素晴らしい！ ハリーを誇りに思うよ。本当にすごい！」などのコメントが書き込まれたという。またハリーの姉ジェマ・スタイルズ（34）も「彼はやったわ！心底誇らしい」などとインスタグラムストーリーズに綴った。

『Runner’s World』によると、大都市のマラソン大会ではスターたちが自身のためや、慈善活動のために参加する事例が多々あるそうだが、３時間を切ることは極めて稀で、ハリーのマラソン記録は有名人としては史上最速クラスとのこと。

ちなみに最近では、俳優コリン・ファレル（49）が2021年のブリスベンマラソンで３時間53分14秒、2024年のニューヨークシティマラソンでは俳優ジェニファー・コネリー（54）が３時間45分47秒を記録したそう。

なお、今回のベルリンマラソン男子はケニアのセバスチャン・サウェ選手（29）が２時間２分16秒で優勝。日本の赤崎暁選手（27）が２時間６分15秒で２位に入った。