オランダ国王夫妻の長女カタリナ=アマリア王女(21)が、日本人デザイナーによる息を呑むような美しいケープドレスを纏って、ポルトガル大統領を歓迎する公式晩餐会に出席。母マキシマ王妃(53)が結婚式で着用した星形のティアラを頭上に輝かせ、注目を浴びた。
2024年12月10日(現地時間)、オランダのウィレム=アレクサンダー国王(57)とマキシマ王妃(53)がアムステルダム王宮で、公式訪問していたポルトガルのマルセロ・レベロ・デ・ソウザ大統領(76)のための国賓晩餐会を主催。国王夫妻の長女で、次期女王のカタリナ=アマリア王女(21)も華やかなディナーパーティに出席した。
2013年、祖母ベアトリクス女王(86)の退位に伴い、王位継承者となったアマリア王女。現在は学生ながら、2023年1月、オランダ領カリブ海地域へ初の海外訪問を行い、2024年4月、スペイン王室の公式訪問の際には初めて国賓晩餐会に出席するなど、徐々に公務に参加。この日もいまや王女のシグネチャースタイルとなりつつあるドラマティックなケープドレスに身を包み、両親とともにホスト役を務めた。
現地メディア『LINDA』によると、王女はポルトガル大統領のスピーチに熱心に耳を傾け、ジョークに笑い、オランダ首相や大臣など約200人が参加したという晩餐会のテーブルで「手を大きく動かしながら情熱的に語る」母親ゆずりの会話術を披露。「すでに王位継承者としての責務を十分に果たしていた」という。
また英誌『HELLO!』は、「イブニングドレスとティアラの着用が求められる晩餐会で、アマリア王女は期待を裏切らない装いで登場した」と報道。この日、アマリア王女が纏っていた、眩いほどにスパンコールが煌めくライラック色のゴージャスなドレスは、日本人デザイナーによる米ロサンゼルス拠点のブランド、タダシ ショージのものとのこと。
さらにブロンドの髪をアップにしていたアマリア王女の頭上で、燦然と輝いていたティアラ「ダッチ・スター・ティアラ」が注目の的に! ロイヤルジュエリーブログ『The Court Jeweller』によると、これは2002年2月、母マキシマ王妃が結婚式でブライダルティアラとして着用したものだそう。
ベアトリクス前女王が戴冠式で着用した「パール・ボタン・ティアラ」をベースに、ウィレム3世国王(享年73)の2度目の妻で、1934年に亡くなったエンマ王妃(享年75)が所有していた5つの星形ダイヤを取り付けたものなのだとか。
米版『Marie Claire』によれば、アマリア王女は公認伝記『Amalia(原題)』で「ティアラが大好き」だと明かしており、そこには王女は「ヨーロッパ中のティアラ」の由来を「すべて見分けられる」と記されているという。
メイクはシンプルかつ華やかに仕上げていたアマリア王女は、ジュエリーをダイヤで統一。王室所有のドロップピアス、ネックレス、リング、そしてアマリア王女の曽祖母にあたる第5代オランダ国王、ユリアナ女王(享年94)の結婚祝いとして作られたというブレスレットで装いを完成させた。
次期女王アマリア王女は、この12月7日(現地時間)に21歳の誕生日を迎えたばかり。オランダ王室は事前に、王女の誕生日は「例年通り非公開で祝われる」と発表していたそうだが、当日はインスタグラムに「オラニエ女公(アマリア王女)は本日21歳の誕生日を迎えます」とオランダ語でメッセージを添え、2枚の最新写真を投稿。
それはワイドデニムにダークブラウンのニットを合わせ、グレージュのオープンコートを羽織ったカジュアルシックなスタイルのアマリア王女の上半身と全身を写したもので、11月末に両親である国王夫妻と、2人の妹アレクシア王女(19)とアリアーネ王女(17)と愛犬とともに、アムステルダムにあるベギン会修道院跡地の中庭「ベギンホフ」で撮影された家族写真の一部だったようだ。
現地メディア『NL TIMES』によると、王女は誕生日に際し、ユニークなお祝いを贈られたそう。オランダ王国の構成国であるシント・マールテンの郵便局がボックス入りのゴールドの記念切手を発行したほか、アムステルダムのマダム・タッソー館は「王女への誕生日ギフトとして」、驚くほどリアルな王女の蝋人形を公開。
このブルーのドレスは2023年10月にデンマークのクリスチャン皇太子(19)の18歳の誕生日パーティで、王女が着用していた衣装からインスピレーションを得たものなのだとか。
アマリア王女といえば、幼い頃に愛子さま(23)と面識があることでも知られている。
2006年夏、皇太子妃時代の雅子さま(61)がベアトリクス女王(当時)の招待で、オランダ王室の離宮だったヘットロー宮殿に滞在された際、当時2歳だったアマリア王女は当時4歳だった愛子さまとともに水色のワンピースを着用し、宮殿の馬車庫で行われたフォトセッションに参加。
手を繋いで写真撮影に応じた後、現天皇皇后両陛下と国王夫妻が満面の笑みで見守るなか、小さなプリンセスたちが馬車に乗って手を振る愛らしい姿は、世界中のロイヤルファンを魅了した。