2024年10月19日(現地時間)に開催された、「ロックの殿堂」のセレモニーに出席した、歌手で俳優のゼンデイヤ(28)。パフォーマー部門で殿堂入りを果たしたシェール(78)のスタイルにオマージュを捧げた、大胆なカッティングのヌーディドレスを着用し、話題を集めている。
2024年10月19日(現地時間)に、アメリカ・オハイオ州クリーブランドにあるロケット・モーゲージ・フィールドハウスで行われた、「ロックの殿堂」のセレモニーに登場した俳優のゼンデイヤ(28)。
この日はパフォーマー部門で殿堂入りを果たした、歌手のシェール(78)を紹介するプレゼンターとして出席。ステージ上で大役を務めるとともに、シェールのこれまでの功績に敬意を表し、シェールが70年代に披露したルックを彷彿とさせる大胆なヌーディドレスを着用し会場を沸かせた。
ゼンデイヤが着用したのは、ネックラインがセンシュアルに交差し、細いストラップが腹部に巻きついたデザインの、大胆なゴールドのヌーディドレス。
米メディア『Page Six』によると、このドレスは1972年にシェールが着用していたドレスによく似ており、デザイナーのボブ・マッキー(84)が2001年秋に発表したコレクション、「フォーリン・イントリック」からピックアップしたヴィンテージドレスとのこと。なお、シェールはボブが手がけるドレスを長年愛用していることで知られている。
またボブによると、このドレスはゴールド、ダイヤモンド、虹色のビューグルビーズ、オーロラのストーンが、手作業で全面的にあしらわれているとのこと。ディティールまで美しく仕上げられた、芸術性の高い一着といえる。
この日の足元は、クリスチャン ルブタンのゴールドのヒールをチョイスし、アクセサリーにはゴールドのブレスレットとダイヤモンドのイヤリングを合わせ、より華やかなコーディネートに。さらに、ボブのランウェイで着用されたものと同じ、白いサテンのコートを合わせたスタイリングを披露する場面もあった。
ゼンデイヤはドレスだけでなく、ヘアもシェールをオマージュ。シェールのアイコニックなヘアスタイルとして有名な、ミドルパートで分けた黒髪ロングのストレートヘアにすることで、より“シェール風ルック”に近づけていた。
大胆でセクシーな肌見せドレスは、SNSでもすぐさま話題に。ボブのInstagramにアップされたゼンデイヤの写真には、「素晴らしいルック。完全にシェールのバイブスを感じさせる!」「ゼンデイヤはシェールを再現した完璧な人」といったコメントが。
また、長年ゼンデイヤのスタイリストを務め、今回のルックも手がけたロー・ローチ(46)のInstagramには、「ローはいつもテーマを完璧に理解している。ゼンデイヤとローは絶対に外さない。最高のファッションデュオ」と、ローのスタイリングの手腕を高く評価する声が寄せられていた。
なお、ゼンデイヤとローは近年、ファッション界の最強タッグとして注目の存在。今回のドレス以外にも2人は今年、多くのアイコンスタイルを生み出してきた。
2024年2月にロンドンで行われた映画『デューン 砂の惑星PART2』(2024)のワールドプレミアでは、ゼンデイヤがサイボーグ風のミュグレーのボディスーツに、ゴージャスなブルガリのネックレスを合わせた近未来的なルックで登場し、大きな話題に。
さらに4月にローマで、ゼンデイヤの主演映画『チャレンジャーズ』(2024)のイベントが開催された際には、ロエベからピックアップしたシルバーのテニスドレスに、同じくロエベのホワイトヒールを合わせた爽やかなスタイルを披露。
一見単なるスポーティファッションに思えたが、足元のピンヒール部分にはテニスボールが突き刺されており、ローの遊び心に満ちたスタイリングと、それを見事に着こなすゼンデイヤの圧倒的なオーラに称賛の声が上がっていた。
今回、シェールのアイコニックな70年代ドレスを見事に再現し喝采を得た2人。今後も2人の絶妙なケミストリーでどんなファッションを披露してくれるのか楽しみだ。