人気爆発中のサブリナ・カーペンター、『不思議の国のアリス』から着想を得たミュージカル映画の主演に決定。プロデューサーとしても参加し、マルチな才能を発揮

グラミー歌手で俳優のサブリナ・カーペンター(26)が、『不思議の国のアリス』着想のミュージカル映画で主演、さらにはプロデューサーとしても参加することが発表された。

最新アルバム『マンズ・ベスト・フレンド』で第68回グラミー賞6部門にノミネートされ、俳優としても『ヘイト・ユー・ギブ』『エマージェンシー』などの映画、ドラマシリーズ『ガール・ミーツ・ワールド』に出演し、歌手と俳優の二刀流で活動するサブリナ・カーペンター(26)。近年は音楽活動に専念し、2024年に発売した『ショート・アンド・スウィート』と2025年リリースの最新アルバムが2作連続で全米アルバム・チャートで1位を獲得。さらには初動ユニット数とアルバム・セールス、初週のストリーミング再生数では、女性アーティストとしては2025年最高記録を樹立した。そんなサブリナの次なる活躍は、ミュージカル映画で見られそうだ。

サブリナ・カーペンター

サブリナ・カーペンター Photo : Getty Images

ルイス・キャロルによる原作『不思議の国アリス』は、アリスという少女がウサギの穴を通って、人間のように話す動物たちが住む奇想天外でナンセンスな世界に迷い込む物語として知られている。

この物語は1951年にディズニーによってアニメ映画化され、2010年にはジョニー・デップ(62)がマッドハッターを演じたティム・バートン監督(67)の実写版が世界的ヒットを記録したことでも有名だ。

今回の映画がどのような形になるかはまだ明かされていないが、ある関係者によると、このプロジェクトはサブリナにとって“情熱のこもった肝いり企画”であるという。彼女は約1年前、具体的なアイデアとヴィジュアル資料を携えて、ユニバーサルに企画を持ち込んだとされる。その後、構想が発展していく中で、プロデューサー陣や監督が加わる形となったようだとエンタメ専門メディア「ザ・ハリウッド・リポーター」は報じている。

制作陣が錚々たるメンバーで、監督・脚本を務めるのは、ジェニファー・ロペス(56)主演の映画『ハスラーズ』で知られるローリーン・スカファリア。プロデュースはブロードウェイ版・映画版『ウィキッド』の仕掛け人であるマーク・プラットが担当。また、『ゴシップガール』や『プリティ・リトル・ライアーズ』などを手がけたアロイ・エンターテインメントのレスリー・モーゲンスタインとエリサ・コプロヴィッツ・ダットンも制作に名を連ねる。

サブリナ・カーペンター、MTVで受賞

9月7日(現地時間)に開催された「2025 MTV Video Music Awards」では3部門を受賞した Photo : Aflo

このプロジェクトの発表は、サブリナがグラミー賞6部門にノミネートされたわずか1週間後のこと。次なる活躍に大いに期待が寄せられている。

今作はユニバーサル・ピクチャーズ製作による新しいミュージカル映画。サブリナにとっては、初の大手スタジオ主演作となる。かつて、Netflixがサブリナの制作会社「At Last Productions」と組み、『不思議の国のアリス』を題材にしたミュージカル映画企画を獲得していたことがある。それは2020年に発表された契約だったが、当時はサブリナが世界的ポップスターとしての地位を確立する前であり、最終的に実現に至らなかったようだ。よって、今回はサブリナにとって悲願と言えるのかもしれない。

サブリナ・カーペンター ショート・アンド・スウィート

10月26日(現地時間)のNY公演でアン・ハサウェイを逮捕する前のトークシーン。ピンクの手錠に注目。Photo:Getty Images

現在サブリナはセールス、レビューともに大成功を収めたアルバム『ショート・アンド・スウィート』を引っ提げ、自身5度目のツアー中。残るは今月後半に行われるロサンゼルスでの公演のみとなっている。

これまでの公演には多数のセレブリティやアーティストがこぞって来場し、ライブの演出に参加し話題となっている。ピッツバーグ公演にジジ・ハディッド(30)、ニューヨーク公演にアン・ハサウェイ(43)、ナッシュヴィル公演にニコール・キッドマン(58)が顔を見せ、ピンクの手錠でサブリナに「逮捕」された。そのサプライズタイムの掛け合いトークはファンの楽しみのひとつになっている。

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