カンヌ国際映画祭の常連として知られ、2016年、アレクサンドル・ヴォーティエ・クチュールのスキャンダラスな赤いスリットドレスから、2021年、スキャパレリのゴールドの“肺”がほどこされたブラックドレスまで、さまざまなルックでカンヌを沸かせてきたベラ。
米誌『PEOPLE』によると、昨年はライム病の治療でモデル業のみならず、ほとんどのイベントから遠ざかっていたため、今回のレッドカーペットは、2023年3月18日(現地時間)にラスベガスのシーザーズ・パレスで開催された「Stanton Social Prime」のオープニングイベント以来とのこと。
約14カ月ぶりにレッドカーペット復帰を果たしたベラが、カンヌ7日目、アリ・アッバシ監督作『The Apprentice(原題)』のプレミア上映で披露したのは、アンソニー・ヴァカレロ(42)によるサンローランの2024年秋冬コレクションの1着。
米誌『In Style』によると、このシースルーのホルターネックドレスは伸縮性のある薄手のストッキング素材で作られており、シャーリングが施されたウエスト部分以外は完全に透けて見えるセクシーなデザイン。
ベラはそれを素肌に纏い、足元には同じくサンローランの艶めくパテントパンプスを合わせて、レディライクに。オールド・ハリウッド風にサイドに寄せたウェーブヘアでグラマラスな雰囲気を漂わせ、耳元にはショパールの大きなダイヤモンドピアスを輝かせて、観客や報道陣を魅了した。
米誌『Us Weekly』によると、このセンシュアルなルックにネット上のファンたちも熱狂。SNSであるユーザーは「いつも通り美しい!」と書き込み、またある人は「カンヌの女王だ」と絶賛したとか。
その翌日の5月21日(現地時間)、カンヌを象徴するホテル・マルティネスから出てくるところをキャッチされたベラ。
『In Style』によると、アイボリーのホルターネックドレスは、グッチの2005年春夏コレクションのアーカイブ。おへそ近くまでの深いVネックと背中が大きく開いた堂々たる肌見せで、集まっていた人々を驚かせたという。
さらにこの日は、コートダジュールの五つ星ホテル、オテル・ドゥ・キャップ・エデンロックで行われたショパールの「Once Upon a Time」ディナーパーティに出席。
豪華セレブが集結する中、ベラはディースクエアードの2006年秋コレクションのアーカイブのシルバーシルクドレスで姿を現し、ショパールのリュクスなジュエリーを煌めかせた。
米サイト『Page Six』によると、ベラは前週からカンヌ入りしており、映画祭が行われているクロワゼット通りを散歩したり、ヨットに乗って楽しんだりしていたとのこと。5月19日(現地時間)には、ラグジュアリーなホテルのビーチで、キュートなピンクの極小ビキニ姿もキャッチされている。
また同日、モカ色のコルセットドレスにプラダのバッグと、同じくプラダのポインテッドトゥミュールを合わせ、笑顔で出かける様子も目撃された。
今年4月、あるビューティ誌のインタビューでファッション業界から距離を置くことにしたと語り、話題を呼んだベラ。
『Us Weekly』によると、「私はモデル活動を10年続けて、長い目で見れば、必ずしも自分に還元されるとは限らないようなことに、とても多くのエネルギーと愛と努力を注いでいることに気づいた」と明かしたという。
昨年8月、インスタグラムにライム病との長い闘いについて綴って以来、スポットライトから離れていたベラは、今年2月に表紙を飾った英誌『Perfect』が発売されるなど、徐々に活動を再開。
ここ数カ月は、自身が立ち上げたフレグランスブランド、オーラベラのプロモーションを行うほか、馬術愛好家の新恋人アダン・バヌエロス(35)とテキサスライフを楽しんでいるそう。
ある関係者は『Us Weekly』に、「これはちょっとした休憩」だと語り、今はまだ以前と同じようにはいかないが、「ある時点でモデル業に復帰する可能性が高いことを(ベラは)わかっています」とコメントしているとか。またモデルとして活躍を見せてくれる日を楽しみに待ちたい。