2024年11月23日(現地時間)、英紙『Times』のインタビューを受けたキーラ・ナイトレイ(39)。その中で、摂食障害だと言われ続けた屈辱的な過去について振り返った。
2024年11月23日(現地時間)に行われた英紙『Times』のインタビューで、自身の過去を振り返ったキーラ・ナイトレイ(39)。スレンダーな体型で、女優やモデルとしてのキャリアも豊富な彼女だが、2010年代の全盛期に自身の容姿や体型について屈辱的な噂を立てられた経験について語った。
キャリアの初期に摂食障害を患っているという噂を立てられ続けてきたキーラは、インタビューの中で、「私は自分が摂食障害ではないと分かっていたし、きちんと食事をとっていると自認していました」とコメント。
続けて、「自分が摂食障害だと言われ続けたことがトラウマとなり、その記憶を無意識のうちに捨て去りました。しかし、今でも時々“公の場で辱めを受けた”という、あのときの感覚がふと蘇ることがあります。まだ若かった私にとっては、とても大きい出来事でした」と心境を語った。
さらに、当時を振り返り、「私がボディシェイミングを受けていたその当時、メアリー=ケイト・オルセン(38)が摂食障害で入院したことを覚えています。私はその時、プレスツアーで周囲の人から冗談まじりに、メアリーについての質問を投げかけられました。メアリーが摂食障害の治療を受けたことが、まるで恥ずべきことのように扱われていたのです。彼女はそのときとても苦しい状況だったのに」とコメント。
続けて、「私はそこに座って、ただただひどいと思ったのを覚えています。自分のことではないけれど、とても感情的になった。今でもそれが耐えられません」と語った。
2006年には、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト』のプロモーション中に、自身の摂食障害についての噂を真っ向から否定。
「よく“摂食障害なの?”とか“摂食障害と噂されるのはどんな気分?”と聞かれたりするけど、私は自分がそうだとは全く思っていません。映画界に摂食障害で苦しんでいる人がいないとは言わないわ。でも、私は摂食障害ではないと確信しています」と力強くコメントしていた。
昨今、世界的に重要視されているボディシェイミングへの意識改革。キーラのメッセージを通じて、何気なく発信する言葉の重みを今一度考えたい。