腹部の手術を受け、入院していたキャサリン皇太子妃(42)が2024年1月29日(現地時間)に無事退院したと王室関係者が発表。前立腺肥大症の治療で入院していたチャールズ国王(75)も同日に退院し、にこやかな笑顔で報道陣に手を振った。
予定していた腹部手術のため2024年1月16日(現地時間)から入院していたキャサリン皇太子妃(42)。入院から13日後の2024年1月29日(現地時間)、ケンジントン宮殿からの退院報告に、世界中の人々からの安堵やお見舞いの言葉が降り注いだ。
現在、キャサリン妃はウィンザーの自宅に戻り療養中だという。皇太子妃の様子について「経過は良好」と報告するとともに、入院していたロンドン・クリニックや看護スタッフ、また世界中から寄せられたお見舞いに対し感謝の意を綴った。
王室関係者によると、キャサリン妃の公務復帰については「今後の経過次第」とされ、イースター以降になる可能性も示唆しつつ具体的なタイミングは未定となっている。
ウィリアム皇太子も、キャサリン妃が入院中の間は3人の子供たちの世話をするため、公務を休止している。情報筋によると、皇太子は「キャサリン妃の状態が落ち着き次第」、復帰する予定だという。
ケンジントン宮殿は、キャサリン妃が関わる30ものチャリティ団体に連絡を取り、活動の延期や日程の変更を要請した。
2024年1月17日(現地時間)に発表された声明では、「皇太子妃は、今後の公務を延期せざるを得なくなったことについて、関係者の皆様にお詫びしたいと願っている。そして、できるだけ早く、多くの予定を再開することを楽しみにしている」とコメント。
ちなみにキャサリン妃退院の2日後の2024年1月31日は、実母であるキャロル・エリザベス・ミドルトンの69歳のバースデー。
英誌『HELLO!』は、「手術後の療養が続く中でも、キャサリン皇太子妃は間違いなく自宅で過ごせる時間を楽しみ、愛する人たちに囲まれていることだろう」と語っている。
いっぽう、前立腺肥大症の手術で入院していたチャールズ国王(75)も、3日間の入院後無事に退院した。カミラ王妃(76)の傍らでクリニックを後にする、にこやかな国王の姿が写真に収められている。
米紙『ニューヨーク・ポスト』によると、カミラ王妃は王室の慣例から外れ、国王の手術から24時間の間に3回病院を訪れるなど、国王のお見舞いに足しげく通う姿がたびたびキャッチされていた。
英放送局『ITV』は、このことについて「一般的な家庭では普通のことに思えるかもしれないが、ロイヤルファミリーがこのように配偶者に付き添うのは非常に珍しい」と言及した。
バッキンガム宮殿は、「国王は退院後、プライベートな療養期間を設けるため、今後の公務の予定を変更することになる」と声明を発表した。
宮殿は、国王がロンドン・クリニックに入院した2024年1月26日(現地時間)にも声明を公表。その中で「国王は、自身が受けた診断を公表したことで、人々の前立腺肥大症に対する認識の向上につながる前向きな影響があったことを、うれしく思っている」と明かしていた。