離婚を申請したニコール・キッドマン、巨額の資産の行方とキースの“新たな恋人”の噂で持ちきりに

19年間の結婚生活を経て、カントリー歌手キース・アーバン(57)との破局が報じられたニコール・キッドマン(58)。総額3億2500万ドル(約479億円)とも伝えられる2人の資産の行方やキースの“新たな恋人”に関する噂などに関心が集まっている。

2025月9月30日(現地時間)、ニコール・キッドマン(58)が「和解しがたい不和」を理由に、キース・アーバン(57)との離婚を申請。その後、婚前契約に関する噂やキースのバンドメンバーの女性が新恋人なのではないかという憶測が飛び交い、ネット上は騒然となった。

キース・アーバン、ニコール・キッドマン

2025年5月、アカデミー・オブ・カントリー・ミュージック・アワードで「ACMトリプルクラウン賞」を受賞したキースはスピーチでニコールへの愛を語った Photo:Getty Images

ニコールとキースは2人の娘、サンデー・ローズ(17)とフェイス・マーガレット(14)の養育計画については合意済みだとすでに報じられているが、米サイト『E! News』によれば、その計画書は今年8月28日(現地時間)、ニコールの弁護士によって準備されたものだという。

同サイトが入手した文書によると、2人は「共同親権者」となっており、米誌『People』によれば、“その他”の取り決めに基づき、キースは「すでに養育費の全額を前払い済み」なのだとか。

一方キース側は、同日に婚姻解消に関する書類を用意し、ニコール側がそれにサインしたのが9月6日(現地時間)とのこと。双方とも離婚時に慰謝料や配偶扶養料を放棄し、裁判費用を均等に分担することで合意したという。そして9月29日(現地時間)、世界中に衝撃を与えた破局のニュースに続き、翌日、ニコールがテネシー州の裁判所に離婚を申請したと報じられた。

ニコール・キッドマン、キース・アーバン

最後に2人が公の場に姿を見せたのは2025年6月、サッカー・FIFAクラブワールドカップの一戦だった Photo:Getty Images

今、最も世間の関心を集めているのは2人の資産のようだ。メディアによって金額にばらつきがあるものの、裁判書類を入手したという英紙『Daily Mail』によると、ニコールの純資産は推定2億5000万ドル(約368億円)、キースは推定7500万ドル(約110億円)。月収はそれぞれ10万ドル(約1474万円)と記載されているという。これから弁護士が資産分割の具体的な計算に着手する予定で、大半は2006年の結婚の際に交わした婚前契約によって決まる見込みとのこと。

キース・アーバン、ニコール・キッドマン

2025年1月、ゴールデングローブ賞の授賞式でも仲睦まじい様子が注目の的に Photo:Getty Images

『The New Zealand Herald』紙によると、この法的文書には通常の婚前契約にはない条項が複数含まれているとか。なかでも話題を呼んでいるのは「コカイン条項」というもので、キースが結婚期間中、薬物やアルコールに手を出さなければ、1年ごとに最高90万ドル(約1億3270万円)という大金を得られる可能性があるという。キースは依存症と闘っていた過去があり、結婚からわずか4か月でリハビリ施設に入ったことを公にしているが、その後は“しらふ”だと報じられている。

キース・アーバン、ニコール・キッドマン、サンデー、フェイス

2024年7月、パリオリンピックでは家族4人で仲良く観戦する様子が話題に Photo:Getty Images

また、この離婚で一番の争点となると各メディアが予想しているのは、2人が所有する不動産。『Daily Mail』は、19年の結婚生活で総額2億8200万ドル(約415億円)の不動産ポートフォリオを築いたとし、それをどう分割するかが重大な問題だと報道。

オーストラリア出身のニコールとニュージーランド出身のキースは、シドニーに複数のペントハウスを所有しているほか、シドニー郊外にも広大なカントリー・エステートを所有。アメリカにもナッシュビルの20部屋ある自宅をはじめ、ビバリーヒルズの豪邸、ニューヨークの高級住宅地にも複数マンションを持っているとのこと。

他にも不動産は世界各地に分散しており、それぞれ独自の法律があるため、時間と費用がかかるとみられ、財産の分割は複雑になる可能性が高いと『The New Zealand Herald』は伝えている。

ニコール・キッドマン、キース・アーバン

2024年5月、メットガラに仲良く出席。ニコールはバレンシアガを纏った Photo:Getty Images

もうひとつ、ネット上で話題を呼んでいるのは、キースにはすでに新たな女性がいるという噂だ。ある音楽業界関係者が『Daily Mail』に、「彼は業界の若い女性と付き合っているらしい。皆がそればかり話している」と語ったそうだが、「今のところ謎のまま」なのだとか。一方、ニコールの周辺は事実がどうであれ、噂があることがニコールにとっては耐えがたいものだと話しているという。

そんななか、10月1日(現地時間)、ニコールは離婚報道後初めて、ナッシュビルでハイキング中の姿を目撃されたと『Daily Mail』が伝えた。サングラスをして、ナイキのキャップをかぶったニコールはグレーのブルゾンと黒のレギンスにスニーカーというスポーティな服装で、妹アントニア・キッドマン(55)と一緒におり、笑顔も見せていたそう。

一方、5月からワールドツアーを行なっているキースは10月2日(現地時間)、ペンシルベニア州ハーシーでの夜の公演に先立ち、プライベートジェットで空港に到着したところをキャッチされた。米『FOX NEWS』が入手した写真によると、結婚指輪をしていないことが確認できたという。

キース・アーバン

2025年6月、「CMA Fest2025」で演奏するキース Photo:Getty Images

『E! News』によると、今回の破局報道の3日前、9月26日(現地時間)に行われたライブで、キースが自身の曲『ザ・ファイター』(2016)の歌詞に変更を加えたことが注目の的に!

実はこの曲、ニコールとの恋愛初期に着想を得たものだそうで、「奴らが君を陥れようとする時、ベイビー、俺がファイターになる」という歌詞がある。キースはこのとき、「奴らが君を陥れようとする時、マギー、俺が君のギタリストになる」と歌ったのだとか。

その“マギー”とは一緒にステージに立っていたギタリスト、マギー・ボー(25)のことで、本人がその動画をインスタグラムでシェア。「彼、本当にそんなこと言ったの?」と驚きの絵文字をつけて、キャプションを綴った。

キース・アーバン、マギー・ボー

2024年4月、CMTミュージック・アワードでパフォーマンスを披露するキースとマギー Photo:Getty Images

キースに新たな恋人がいるとの噂が流れている真っ最中なだけに、マギーの投稿には一部のファンから非難が殺到。しかし『Daily Mail』によれば、歌詞の変更以外、キースとマギーが恋愛関係にある証拠などは何もないという。また『People』によると、キースはこの曲をライブで演奏する際、アドリブを加えることが多いのだとか。

ただしこの騒動を受けてか、10月2日(現地時間)、離婚報道後初となったライブで、キースはこの曲を披露せず、マギーは出演していなかったと米誌『Us Weekly』が報じている。

なお、現時点でニコールもキースも離婚について公に語っていない。