「深刻な感染症」でICUに緊急搬送され、予定していたツアーが延期となったマドンナ(64)。病状について、さまざまな憶測が飛び交う中、ニューヨークで友人と散歩している写真が目撃者によりSNSでシェアされ、その後ついに本人が声明を発表。セルフィーを添えて無事を報告し、ファンを安堵させた。
2023年6月28日(現地時間)、マドンナが自宅で意識不明の状態で発見され、ニューヨークの病院に運ばれたと米『Page Six』が報じた10日後の7月9日(現地時間)、NYアッパー・イースト・サイド付近で、マドンナが友人と散歩しているところを目撃されたという。
これはポッドキャスターのローレン・コンリンが偶然マドンナを見かけて、撮った写真を自身のTikTokに投稿したもの。暑い日曜の午後、マドンナはNY東80丁目とレキシントン・アヴェニューの交差点で信号待ちの間、街灯にもたれていたという。大きなサングラスをかけ、グッチのバケットハットをかぶり、ナイキのスニーカーをはいていたとか。
『Page Six』によると、マドンナは幸せそうな様子で友人と楽しそうにおしゃべりしながら散歩していたとのこと。その際、歩くのには苦労していないようだったが、ゆっくり時間をかけて歩いているように見えたという。
緊急入院のニュースの後、一部では「ほとんど寝たきりの状態である」との報道もあっただけに、この写真がシェアされたことで、マドンナの姿を“初めて”見ることができたファンは安堵。メディアも一斉に「無事」を報じた。
そして7月10日(現地時間)、ついにマドンナ本人が自身のInstagramにセルフィーを添えて、声明を発表。
「ポジティブなエネルギー、祈り、癒しと励ましの言葉をありがとう。皆さんの愛を感じています。私は回復に向かっていて、私の人生におけるすべての祝福に信じられないほど感謝しています」と感謝を述べたマドンナ。
予後についてはふれなかったが、病院で目覚めた時に、最初に考えたのは6人の子どもたちのことだったと明かし、「2番目に思ったのは、私のツアーのチケットを買ってくれた人たちをがっかりさせたくなかったということ。また、この数カ月間、ショーを作るために私と一緒に精力的に働いてくれた人たちを失望させたくなかった。誰かを失望させるのは嫌だから」と続けた。
「今は健康と強くなることに集中していますが、私は約束します。できる限り早く復帰する」と強調。「現在の計画では、北米ツアーの日程を再調整して、10月にヨーロッパツアーを開始する予定」とし、「皆さんの心遣いとサポートには感謝してもしきれないくらいです。愛を込めて。M」と締めくくった。
この投稿に、マドンナの長年の友人の一人であるファッションデザイナー、ドナテラ・ヴェルサーチェ(68)らをはじめ、多くのセレブやファンが反応。投稿から約12時間で、35,000件以上のコメントと50万近いいいね!が寄せられている。
6月28日(現地時間)、長年マドンナのマネージャーを務めるガイ・オセアリー(50)が、自身のInstagramで公表したところによると、マドンナは「6月24日、深刻な細菌感染症を発症し、ICUに数日間入院」することとなり、当時「彼女の健康状態はよくなっているが、まだ治療中」とのことだった。
その後、マドンナ本人からの声明はなく、長年の友人たちが彼女の近況を投稿。俳優ロージー・オドネル(61)は、昔の写真に「彼女は元気」とメッセージを添えた。
数日後、ロージーはマドンナと共演した映画『プリティ・リーグ』(1992)のスクリーン画面を投稿。「(マドンナの)最新情報を教えて」というコメントに対して、「彼女は自宅で回復に向かっている。彼女は概してとても強いから」と返答していた。
さらに、俳優デビ・マザール(58)もセピア色のマドンナとのツーショットをアップ。「休んで、復旧して、再起動! 私が知っている中で最強の女子だから」と綴り、「ファンのみんな、マドンナは快方に向かっていて、自宅で休んでいるわ」と安心させていた。
今回延期となった「セレブレーション・ツアー」は、マドンナがクイーン・オブ・ポップとして歩んできた40年を記念するもので、84公演を予定。当初、7月15日(現地時間)にカナダのバンクーバーでスタートすることになっていた。今は1日も早い全快を祈るばかりだ。