キャサリン皇太子妃、ストライプ柄ジャケットを纏った茶系グラデーションルックで公務に出席。「普通の生活をすることはできない」とガン治療終了後の苦労を吐露

キャサリン皇太子妃(43)が、初夏にふさわしい上品なベージュのストライプ柄ジャケットを纏い、英南東部エセックス州の病院を訪問。ガン治療後の困難な時期と回復の日々について率直に語り、その非常に個人的なコメントが話題となっている。

2025年7月2日(現地時間)、キャサリン皇太子妃(43)は単身でエセックスのコルチェスター病院を訪れ、RHSウェルビーイング・ガーデンなどを見学。その際に着用していたベージュのストライプ柄ジャケットが、2024年6月、ガン治療中の経過を伝えるSNS投稿で披露していた象徴的なアイテムであったことも関心を集めた。

キャサリン皇太子妃
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英誌『HELLO!』によると、「自然の驚くべき癒しの力をたたえる」ため、RHSウェルビーイング・ガーデンをサプライズ訪問したキャサリン皇太子妃。

ここは2024年7月、RHS(王立園芸協会)、コルチェスターおよびイプスウィッチ病院慈善財団、ウィリアム皇太子(43)夫妻が共同パトロンを務める慈善団体との協力により職員、患者、訪問者のためにつくられた庭園で、リラックスや回復を促すような空間だという。

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同誌によると、この日は激しい雨だったため、公務は予定より約30分遅れてスタート。キャサリン皇太子妃は6月18日(現地時間)、ロイヤルアスコットへの出席を直前でキャンセルし健康状態が心配されていたものの、リラックス感のあるジャケットスタイルに身を包み、元気そうな笑顔を見せたという。雨の中、外で待っていた病院のスタッフや患者たちに話しかけながら、写真撮影などに応じたそうだ。

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その後、同病院のキャンサー・ウェルビーイング・センターで患者や職員たちと、紅茶を飲みながら座って話をしたというキャサリン皇太子妃。今年1月、ガンが寛解状態にあることを発表し、公務に復帰段階という状況のなか、ガンからの回復過程で直面した「人生を変える」経験について率直に語り、その非常に「個人的な」コメントが大きな話題を呼んだ。

複数のメディアによれば、キャサリン皇太子妃は「みんなが良くなったと期待する」けれど「実際はそうではない」と発言。「治療中は勇敢な顔を装い、我慢強く過ごします。治療が終わると『また頑張れる、元の生活に戻れる』と思うものですが、実際はその後の段階が本当に本当に難しい」と続けた。

また「臨床チームの下からは離れても、以前と同じように自宅で普通に生活できないことがある」と語り、「新しい日常を見つける必要があり、それには時間がかかります」と説明。「それはジェットコースターのようなもので、滑らかな道ではありません。そうなることを期待します。しかし現実はそうではなく、困難な時期を乗り越えなければなりません」と付け加えた。

さらに自身の回復プロセスの一環として、鍼治療を試したことも明かしたと英紙『Daily Mail』は報じている。

キャサリン皇太子妃

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『HELLO!』によれば、キャサリン皇太子妃はセンターで1時間ほど過ごしたあと、ガーデンに移動。RHS(王立園芸協会)が彼女にちなんで名付けた新種のバラ「キャサリン・ローズ」50本を庭園に寄贈し、ボランティアのスタッフたちと一緒に植え付けたという。

手渡された園芸用手袋を断ったというキャサリン皇太子妃は、バラを植えるために膝をつき、素手とスコップで土を固め、楽しそうだったという。この庭園をデザインした著名なガーデンデザイナー、アダム・フロスト(55)と話しながら、屋外で作業できることは「気分がいい」と喜んでいたとか。

キャサリン皇太子妃
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そしてもちろん、この日もキャサリン皇太子妃のファッションが注目の的に! 特にロイヤルファンの視線が集中したのは、ブレイズ・ミラノのベージュのストライプ柄ジャケット。

米誌『PEOPLE』によれば、このスタイリッシュなジャケットは2024年6月、キャサリン皇太子妃がSNSで公開したポートレートで、デニムに合わせて着用していたもの。その投稿は同年3月のガン診断発表後初めて、当時ガン治療中だったキャサリン皇太子妃の健康状態を報告するものだった。

キャサリン皇太子妃、ストライプ柄ジャケッの画像_10

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そんな印象深いジャケットのインナーに、濃いベージュのストライプ柄シャツをセレクト。これはラルフ・ローレンのもので、キャサリン皇太子妃は袖をたくし上げて抜け感を作ることで、難易度の高い「柄on柄」をフレッシュに着こなした。

『HELLO!』によると、このルックが披露されたわずか2日後の7月4日(現地時間)、メーガン妃(43)がアメリカ独立記念日を祝してインスタグラムに投稿した動画で着用していたブルーのストライプ柄シャツは、全く同じシャツの色違いなんだそう。

キャサリン皇太子妃

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パンツは英ブランド、ジョセフのチョコレートブラウンのシガレットパンツを選び、VEJAのスニーカーで、茶系のグラデーションルックを爽やかに仕上げたキャサリン皇太子妃。カルティエの「トリニティ」のピアスと腕時計「バロン ブルー ドゥ カルティエ」を合わせ、首元には自身の誕生石(1月)であるガーネットを中央に配したオーリーのネックレスを輝かせた。

キャサリン皇太子妃、ストライプ柄ジャケッの画像_13

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複数の英メディアによると、キャサリン皇太子妃は7月8〜10日(現地時間)、仏エマニュエル・マクロン大統領(47)夫妻の国賓訪問で、チャールズ国王(76)夫妻、ウィリアム皇太子とともにホスト役を務める予定とのこと。国賓晩餐会に出席するかどうかは現時点で定かではないが、フォーマルな“ティアラ”ルックが見られることをロイヤルファンは期待しているようだ。