故エリザベス女王、今月で生誕100年。ひ孫たちへの想いやABBAの『ダンシング・クイーン』を踊るのが大好きな様子など、プライベートな一面が明かされる

英の故エリザベス女王(享年96)の生誕100年を前に、ひ孫たちに対する特別な願いや、ダンスが好きだった様子など、プライベートな一面も明かされた。

2022年9月8日、在位70年という記録的な長期間の治世を行い、崩御した故エリザベス女王(享年96)。2026年4月21日(現地時間)に生誕100年を迎えるにあたり、4月9日(現地時間)に伝記『Elizabeth Ⅱ: In Private. In Public. The inside Story』が発売される。

エリザベス女王

故エリザベス女王 Photo : Getty Images

米誌『People』によると、2022年夏に女王は恒例の静養のためスコットランドのバルモラル城へ向かう際、ひ孫たちに会いたいと考えていたという。著者の伝記作家ロバート・ハードマン(60)は、「その夏の間に、サセックス公爵夫妻とその子どもたちが来られない可能性があったとしても、すべてのひ孫たちに一度はバルモラル城に来てほしいと女王は望んでいた」と記している。ひ孫たち全員が自分とのとても幸せな思い出を持てるようにしたかったとのことだ。女王の死去前には、ウィリアム王子(43)とキャサリン妃(44)の子どもであるジョージ王子(12)、シャーロット王女(10)、ルイ王子(7)、ヘンリー王子(41)とメーガン妃(44)の子どもであるアーチー王子(6)、リリベット王女(4)をはじめ計12人のひ孫がいた。

バルモラル城は、女王が私的に所有していた2つの邸宅のうちの1つであり、英国王室にとって何世代にもわたるお気に入りの保養地である。ユージェニー王女(36)は2016年のドキュメンタリー『Our Queen at Ninety』の中で、「祖母はあそこで過ごすのが一番幸せそうです。本当にハイランド地方を愛しているのだと思います」と語ったほどだ。

ロバートは伝記の中で、女王は2022年の夏に徐々に衰弱していき、バルモラル城へ向かう前にウィンザーで行った最後の公務には、どこか終わりを感じさせる雰囲気があったと記している。関係者の話によれば、公には明かされていなかったが、2022年の晩夏にはいくつかの健康問題を抱えていたようだ。ロバートは続けて、「正確な原因が何であれ、女王は自身の病状の見通しを十分に理解しており、それが様々な身辺整理を進める後押しになった」とも述べている。2022年9月8日、愛するバルモラル城で96歳で崩御した後、長男のチャールズ皇太子(77)はただちに国王となり、8カ月後にはウェストミンスター寺院で戴冠式が行われた。

バルモラル城にいるエリザベス女王

即位50周年を祝うゴールデン・ジュビリーツアーの締めくくりのガーデンパーティーをバルモラル城で開催(2002年) Photo : Getty Images

ロバートが2023年に出版した『Charles Ⅲ: New King. New Court. The Inside Story』の改訂版の中では、女王が亡くなる2日前に最後の日記を書いていたことが明らかになっている。70年にわたる在位期間を通して几帳面に日記をつけていた女王にとって、それは日常の習慣だった。日記は内省の場ではなく、忙しい日々の出来事を記録するためのログのようなもの。出来事を思い出すためであると同時に、将来の歴史家のための記録としての役割もあったと考えられている。最後の日記は「エドワードが私に会いに来た」という非常に簡潔なもので、これは2022年9月6日、最後の公式な職務となったリズ・トラス(50)を新首相に任命する件に関して、女王の私設秘書のサー・エドワード・ヤング(59)とのやり取りにおけるものだった。

トゥルーピング・ザ・カラーのエリザベス女王

女王の90歳を祝うトゥルーピング・ザ・カラーにて(2016)。華やかな色みのスタイリングが多かった。 Photo : Getty Images

また、女王の元スタイリストだったアンジェラ・ケリー(68)は、女王の可愛らしい一面を明かしている。親しい側近であり、パーソナルスタイリスト兼ドレスメーカーだったアンジェラは、英メディア『Vanity Fair』のインタビューで、4月21日に迎えるはずだった女王の100歳の誕生日を前に次のように振り返っている。「毎朝、女王はラジオ2のテリー・ウォーガンの番組を聴いていました。ABBAの『ダンシング・クイーン』が流れると、その曲が大好きで、私たちは二人で踊ったものです」。続けて、「女王は体を左右に揺らしながら歌っていました。陛下は歌うことが好きで、声もよかったんです。女王があのようにとてもリラックスしている姿を見られる時間は、本当にかけがえのないものでした」。

エリザベス女王生誕100年を祝うイベントには、バッキンガム宮殿内のギャラリーで約200点の衣装を展示するものや、ホリールード宮殿における私的居室を初公開、バルモラル城での女王の人生を振り返る写真展示など多岐にわたり、年間を通した大型プロジェクトとなる見込みだ。

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