2024年7月14日(現地時間)、ウィンブルドン選手権の大会14日目に、キャサリン皇太子妃(42)が娘シャーロット王女(9)、妹ピッパ・ミドルトン(40)とともにセンターコートのロイヤルボックスに登場。
鮮やかなパープルのドレスに身を包んだキャサリン妃は着席する前に笑顔で手を振り、観客の拍手と温かな歓迎に応えた。そんなキャサリン妃を誇らしげに見上げる、シャーロット王女の愛らしい姿も注目の的に!
この様子を撮影したフォトグラファーは、米誌『PEOPLE』にこう語ったという。
「いつもは登場したら、キャサリン妃は歩いてそのまま着席します。普段は立って、手を振ることはありません。しかし、彼女はしばらく立って、すべてを受け止めていました。彼女にとって、拍手されていることを認め、受け止めることは特別なことだったのです」。
大のテニス好きとして知られ、ウィリアム皇太子(42)と結婚した2011年以来、ジョージ王子(10)を妊娠中の2013年とコロナ禍のため中止となった2020年以外は、毎年のように観戦に訪れているキャサリン妃。2016年には故エリザベス女王(享年96)より、ウィンブルドンを主催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブのパトロンの役割を引き継いだ。
例年は会期中、複数回姿を見せることが多いものの、今年は最終日のみの出席に。3月にガンを公表後、公務を控え、健康を最優先しているキャサリン妃にとって、公の場への登場は2度目のこととなった。
ちなみに昨年は、ウィリアム皇太子とジョージ王子の姿もあったが、今年は同日にユーロ2024の決勝戦が行われたため、2人はサッカー・イングランド代表の応援にドイツへ。ルイ王子(6)は昨年に引き続き、お留守番となったようだ。
昨年と同じく、セルビアのノバク・ジョコビッチ選手(37)とスペインのカルロス・アルカラス選手(21)の対戦となった今年の決勝戦で、ロイヤルボックスの最前列中央に並んだ3人は、その華やかなファッションにも注目が集まった。
まずキャサリン皇太子妃は目の覚めるようなパープルのドレスにL.K.ベネットのヌードカラーバッグを合わせた、気品溢れる洗練スタイルを披露。お値段1,295ポンド(約27万円)という、ロンドンブランド、サフィーヤのカスタムドレスの胸元には、パトロンの証であるグリーンとパープルのリボンブローチをつけた。
この2色は英メディア『Daily Mail』によると、1909年に導入されたクラブのシンボルカラーで、昨年、キャサリン妃はグリーンのドレスをチョイスしている。
そして2本の三つ編みをネイビーのリボンで留めたハーフアップヘアのシャーロット王女は、クラシックな水玉柄ワンピースを着用。こちらは70ポンド(約1万5,000円)のゲスのもので、足元にはクリーム色のバレエシューズを合わせた。
またピッパは、ウエストのリボンとピンクの花柄がフェミニンなビューラ・ロンドンのワンピースで登場。2021年、弟ジェームズ・ミドルトン(37)の結婚式で着用したものをリピートした。
観戦中、ロイヤルボックスの主役となったのはシャーロット王女。レイバンのピンクフレームのサングラスかけた小さなプリンセスは、驚いたり、落ち込んだり、さまざまな仕草を見せながら、熱心に応援!
母キャサリン妃と笑いあったり、叔母のピッパとおしゃべりをしたり、2時間27分に及んだ観戦を存分に楽しんだようだ。
結果は史上最年少で世界No.1の座に輝いた若きスター、アルカラス選手がウィンブルドン7度の優勝経験を誇るジョコビッチ選手を下し、2連覇を達成。優勝セレモニーではキャサリン妃がトロフィーを贈呈した。
英誌『HELLO!』によると、試合後、キャサリン妃はクラブハウスでアルカラス選手と対面。シャーロット王女を紹介し、「彼女はあなたを応援していたのよ」と話しかけたという。昨年優勝した際にもキャサリン妃からトロフィーを受け取った同選手は、「お会いできてうれしいです」と笑顔で返答。
「私たちはテレビでたくさんあなたの試合を見てきたので、やっとこうやって会うことができてうれしいです」と話を続ける母親の隣で、少し恥ずかしそうにしていたシャーロット王女は、憧れの選手と握手をし、にっこり笑顔を浮かべたという。
その後キャサリン妃は、ウィンブルドンでの1日をSNSに投稿。「ウィンブルドンに戻ってくることができて、最高です! ウィンブルドン選手権ほど素晴らしいものはありません」と綴った。そして、シャーロット王女が女子テニスのスター選手たちと交流する様子を公開。
今年の女子シングルス優勝者、チェコのバーボラ・クレイチコバ選手(28)が実際に決勝戦で使用したというラケットを本人からプレゼントされ、シャーロット王女が感動した面持ちでラケットを手にする写真をシェアした。
また英国テニス界の新星エマ・ラドゥカヌ選手(21)とうれしそうに握手をする様子や、車椅子テニスの英国人選手ルーシー・シューカー(44)と“指切り”する写真も! これは母キャサリン妃と一緒に、車椅子テニスに挑戦することを同選手に約束した瞬間だったそう。
この日は2週間にわたる大会の最終日、しかも注目の男子シングルス決勝とあってコートサイドにはハリウッドスターも大集結。いつにも増して豪華な顔ぶれとなった。
まずロイヤルボックスで目を引いていたのは、俳優ジュリア・ロバーツ(56)。グッチの白いミニワンピースを纏ったジュリアは、ネイビーのスーツに身を包んだ夫で撮影監督のダニエル・モダー(55)に寄り添って観戦。結婚22年にしていまだラブラブで試合を楽しんでいたそうだ。
ジュリアの隣では、ウィンブルドンの常連のひとり、俳優ベネディクト・カンバーバッチ(47)が妻ソフィー・ハンター(46)と初夏にふさわしい爽やかなカップルルックで観戦。
ベネディクトは水色のスーツに身を包み、ソフィーはパステルイエローのワンピース姿で、2人は仲良く手を繋いで会場に姿を現したという。
そしてソフィーの隣に座っていたのは、俳優トム・クルーズ(62)。マルーンカラーのスーツに、淡いラベンダー色のタイを結び、おなじみのアヴィエーターサングラスをしたトムは、カンバーバッチ夫妻と談笑する様子もキャッチされた。
ちなみにトムは前日に行われた女子シングルス決勝戦でも目撃されており、その際はゼニアのダークネイビーのポロシャツに、同色のジャケットを羽織ったシックなスタイルを披露している。
テニスの世界を舞台にした映画『チャレンジャーズ』で主役を演じたゼンデイヤ(27)も、2日連続で観戦に。この日はホワイトジャケットからブルーのストライプシャツをのぞかせ、ネイビーのタイをしたクリーンなラルフローレンルックで、母親と観戦を楽しんだ。
前日に行われた女子シングルス決勝では、ブルーシャツにヘリンボーン柄ジャケットを羽織ったラルフローレンのプレッピールックで試合を見守ったゼンデイヤ。ルイ・ヴィトンのバッグを合わせ、ニットタイをルーズに結んだ絶妙な着こなしがおしゃれすぎるとSNSでも話題に。
またウィンブルドン常連組のひとり、マーベル映画のロキ役でおなじみのトム・ヒドルストン(43)も、パートナーの俳優ゾウイ・アシュトン(39)と手を繋いで来場。
トムはネクタイもシャツもスーツもオールブルーで統一。ゾウイはフェミニンな花柄のホワイトドレスに白ジャケットを羽織り、仲良くラルフローレンのフルルックに身を包んだ2人は、観客席でキスする一幕もあったとか。
トムのすぐ近くには、同じくウィンブルドンに毎年のように訪れている俳優アンドリュー・ガーフィールド(40)の姿が。ラルフローレンのネイビーのアウターからオレンジのシャツをのぞかせて、インパクトを発揮した。
その前列で貫禄を見せていたのは、アイルランド出身のベテラン俳優ピアース・ブロスナン(71)。ラルフローレンのネイビーのダブルスーツに身を包み、サングラスをかけてダンディなオーラを放った。
隣にはラルフローレンのホワイトのダブルスーツを颯爽と着こなした名優グレン・クローズ(77)の姿も。さらに歌手のピンク(44)やドラマ『フレンズ』でおなじみの俳優コートニー・コックス(60)など、スタンドにはスターがひしめきあった。