パリ2024オリンピックの3人制バスケットボール決勝、フランスvs.オランダの一戦がコンコルド広場で行われ、オランダの次期女王カタリナ=アマリア王女(20)が母国チームを応援。
その隣でスペイン代表の赤いポロシャツを着用したスペイン国王フェリペ6世(56)が、一緒に頭を抱えたり、大喜びしたりしながら、熱心に観戦する様子が注目を浴びた。
2024年7月26日(現地時間)に開催された開会式、その前日に行われたオリンピック関連の晩餐会にもレティシア王妃(51)と出席し、その後も多くの試合で目撃されていたフェリペ国王。8月頭には毎年恒例のマヨルカ島での家族バカンスを楽しんでいるところをキャッチされていたが、再びパリに戻ったようだ。
8月5日(現地時間)、フェリペ国王は女子の3人制バスケットボールでスペインが銀メダルを獲得するのを見届けた後、続けて男子の決勝戦も観戦。オランダのウィレム=アレクサンダー国王(57)とマキシマ王妃(53)の長女であるカタリナ=アマリア王女の隣で一緒に応援した。
英誌『HELLO!』によれば、スペイン王室とオランダ王室は親密な友好関係を築いており、特にアマリア王女はスペインとは深い繋がりがあるという。
王女は2022年、アムステルダム大学に入学してすぐに犯罪組織から脅迫を受けたため、1年間マドリードで暮らしながら授業を受けていたことがあるが、それはスペイン王室の力添えで実現したとのこと。アマリア王女の父ウィレム=アレクサンダー国王は「娘の困難な時期に感動的な形で友情を示してくれた」として、スペイン王室への感謝の気持ちを公言している。
またアマリア王女は今年4月、フェリペ国王とレティシア王妃がオランダに国賓として招かれたときに、公式晩餐会デビューを果たした。
同誌は、フェリペ国王とアマリア王女が試合中、親しげに会話を交わす様子からも、2人の間に絆があることは明らかだったと報道。
真剣な顔で懸命に拍手をしていたかと思えば、膝を抱えてうずくまるような仕草を見せるなど、一喜一憂していたアマリア王女をフェリペ国王は微笑みながら見守っていた。
しかし王女が思わず立ち上がって声援を送るなど、試合が白熱してくると、いつの間にか国王も熱中していたようで、危機一髪のタイミングには2人で頭を抱える一幕も!
結局、試合はオランダが劇的な勝利をおさめ、2人はハグを交わして大喜び。フェリペ国王もアマリア王女も手に汗握る決勝戦を制し、金メダルを獲得した選手たちを感動の面持ちで迎え、祝福した。
今大会、アマリア王女は数多くの競技の応援に駆けつけており、オランダ国王夫妻である両親や妹のアレクシア王女(19)とともに、ひときわ目をひくオランダのナショナルカラー、オレンジ色の公式ウェアやキャップを身につけて、チーム・オランダの試合を熱心に観戦。
一家で選手村を訪れたときには、スポーツ愛好家で明るい人柄で知られるウィレム=アレクサンダー国王と朗らかで華のあるマキシマ王妃が、テンション高めに選手を激励する姿も注目を集めた。
一方、スペイン王室はフェリペ国王、レティシア王妃、2人の娘たちと手分けをして(?)、さまざまな競技でチーム・スペインを応援。
美しいロイヤルシスターズとして人気の長女で次期女王のレオノール王女(18)と次女ソフィア王女(17)は、男子テニスやビーチバレーなどの会場で話題をさらった。
またいつもとはがらりと違うポロシャツとデニムというカジュアルなスタイルで、選手やファンとふれあうレティシア王妃も注目の的に。
女子水球のスペインvs.ギリシャの試合では、両手でガッツポーズを作り、立ち上がって応援する姿もSNSを賑わせた。
ちなみに、このパリ2024オリンピックでもう一人、熱烈な応援で視聴者の視線を釘付けにしたロイヤルといえば、英国王室のエディンバラ公爵夫人ことソフィー妃(59)。
米誌『PEOPLE』によれば、自身も自転車レースに出場した経験があり、英国自転車連盟のパトロンも務めているソフィー妃は8月5日(現地時間)、アーデムのプリントドレスを纏い、自転車女子団体スプリントを観戦。
英国チームが世界新記録で金メダルを獲得した際には、思わず両手を広げて隣の観客にハグ。「イエス!イエス!」と声を上げながら、拍手喝采を送った。
各国のロイヤルファミリーが応援団とばかりにチームカラーを纏ったり、普段の上品なスタイルと打って変わったカジュアルなスタイルを披露したり、思いがけない素の一面を覗けるのも、オリンピックの醍醐味のひとつと言えるかもしれない。