同日解禁となったファーストシングル『フォートナイト feat. ポスト・マローン』のMVに、コラボレートしたポスト・マローン(28)だけでなく、イケオジ俳優イーサン・ホーク(53)とジョシュ・チャールズ(52)がサプライズ出演しており、大きな話題を呼んだ。
イーサンとジョシュはテイラーが生まれた1989年に全米公開された、故ロビン・ウィリアムズ(享年63)主演の学園映画『いまを生きる』に揃って出演。
本作の邦題は、劇中に出てくるラテン語由来の名言「Carpe Diem」(直訳は「その日を摘め」で「今を楽しめ」の意味)がもとになっているが、原題は「Dead Poets Society」(デッド・ポエッツ・ソサイエティ)。今回の2人の出演は、同じ“ポエッツ(詩人たち)”という繋がりだったようだ。
『いまを生きる』出演時、10代だったイーサンとジョシュ。ともに名門校の学生役で、イーサンはトッド・アンダーソン役を、ジョシュはノックス・オーバーストリート役を演じたが、今回のMVでは、映画『フランケンシュタイン』に登場するような研究室でベッドにはりつけられ、機械に繋がれたテイラーの周りで働く科学者を演じている。
テイラーは自身が監督を務めたこのMVの公開後、インスタグラムで舞台裏の写真をシェア。「私にとってこのビデオは、このアルバムとその中で語る物語を完璧に視覚的に表現したものになりました」とMVの内容を説明するとともに、出演者たちへ感謝のメッセージを送った。
その中で「地球上で最もクールな男たち(拷問された詩人たち、廊下の先にいる同僚、死せる詩人たちを紹介します)」とイーサンとジョシュにも言及。2人と「一緒に仕事ができて、今もまだ笑っているわ」とコメントしている。
イーサンも自身のインスタグラムに複数枚の写真を投稿。トップはテイラー、ポスト・マローン、そしてジョシュと撮影現場で撮影したモノクロ写真で、イーサンの白衣の胸元には『いまを生きる』の役柄の通り、「アンダーソン博士」と刺繍されているのが見える。
キャプションには「“デッド・ポエッツ・ソサイエティ”のトッドとノックスが、いまや『ザ・トーチャード・ポエット・デパートメント』の博士だ。とても光栄です」と書き込んだイーサン。
テイラーに向けて、「あなたの曲『フォートナイト feat. ポスト・マローン』のMVに出演する機会をありがとうございます」と続け、映画ファンにはおなじみの「Carpe Diem!(今を楽しめ)」の名言で結んだ。
一方、もともとテイラーのファンだったというジョシュは、インスタグラムにMVのワンシーンをシェア。
「長い間テイラーを尊敬してきたが、実際に彼女に会って、私の熱心なファンぶりはまったく新しいレベルまでアップしました。誠実で、親切で、親しみやすく、とにかくあらゆる面で非常に素晴らしい人間。言うまでもなく最高の監督だ!」と 「#TSTTPD」のタグをつけて、テイラーを大絶賛した。
さらにその翌日、ジョシュは「昨日のことを少し報告するよ」とイーサンと空港で撮影した現在の写真と、約35年前の『いまを生きる』の劇中写真をポスト。「私は秘密を守るのが好きじゃないから大変だった。先日まで子どもたちにも内緒にしていたんだ」と今回のMV出演について明かした。
そして、「1日だけポップスターになるために、朝早い便に乗ろうとしている拷問された“老”詩人たち」とイーサンとのツーショットについて説明。今回の再共演について振り返り、「この男とは何年もいろいろなことを経験してきたが、今日は最も思い出深い日だと言っていいだろう」とコメントしたジョシュ。
さらに「テイラーと彼女のクルーは、最初から最後まで本当に良く扱ってくれた。最も忘れられないことは、笑いだ。(撮影現場で)たくさん笑った。私たちは17歳の頃に戻ったみたいだったよ」と続けた。
この投稿に、イーサンは「僕らはこれを続けるべきだと思うよ」とジョーク交じりに返信。ファンは「また一緒のところを見られてうれしい」「2人とも素晴らしく今を生きているわ」などと、感激のコメントを残している。
なお米サイト『Deadline』によると、『フォートナイト feat. ポスト・マローン』はMVが公開されて9時間で、YouTubeの再生回数が約1,000万回に達したという。またSpotifyでは配信初日で2,520万再生を記録し、1日で最もストリーミングされた曲となっている。