ウィリアム皇太子、トム・クルーズとチャリティイベントに出席。スピーチで療養中のチャールズ国王とキャサリン妃に初言及

ウィリアム皇太子(41)が、ロンドン航空救急チャリティのための祝賀晩餐会に出席。そのパーティには俳優トム・クルーズ(61)も出席しており、2人は楽しそうに会話をし、一緒に写真を撮るなど、親しげな様子が注目を集めた。

腹部の手術を受け、自宅療養中のキャサリン皇太子妃(42)に付き添うため、一時的に公務を離れていたウィリアム皇太子(41)が、2024年2月7日(現地時間)、王室の仕事を再開。ロンドンのホテル、ラッフルズで行われたチャリティパーティに出席した。

チャールズ国王(75)がガンと診断されたと英国王室が公表した後、初めて公の場に姿を現したこととなる。

英誌『HELLO!』によると、ロンドン航空救急チャリティは首都の重篤な病人に高度な外傷治療チームを派遣している慈善団体で、今回のパーティは9月までに2機の新しいヘリコプターを手にいれるため、1,500万ポンド(約28億円)の資金を集めようと開催されたという。

ウィリアム皇太子自身が元航空救急ヘリコプターのパイロットで、2020年より同団体の後援者を務めており、俳優のトム・クルーズ(61)もこの団体への支援を継続的に行なっているそう。

トム・クルーズ、ウィリアム皇太子
Photo:Getty Images

晩餐会前のレセプションで、ウィリアム皇太子は救急チームの隊員やパイロットたちと会話を交わし、トムとも対面。2人は揃って、黒のタキシードに黒い蝶ネクタイを合わせたフォーマルなスタイルで談笑し、一緒に写真を撮影した。

トム・クルーズ、ウィリアム皇太子
Photo:Getty Images

『HELLO!』によると、2人は2022年『トップガン マーヴェリック』のプレミアでも親しげに会話する様子が目撃されており、その際、ウィリアム皇太子は『トップガン』の劇中に登場するF-15戦闘機が刺繍されたクロケット&ジョーンズ特注のベルベットスリッポンを着用していたそう。

「(今回は)『トップガン』のスリッポンを履いていないんです」とウィリアム皇太子が話すと、トムは「あのシューズに会いたかったです」と答えたとか。

この日の祝賀晩餐会では、ウィリアム皇太子が開会の挨拶を行い、スピーチの中で妻キャサリン皇太子妃と父チャールズ国王に言及。

「この場をお借りして、特にここ数日、キャサリン妃と私の父への温かな応援メッセージにも感謝申し上げたい。私たち全員にとって大きな意味があります」と感謝の意を表した。

そして、「この数週間は、どちらかというと“医療”が中心だったと言ってもいいでしょう。だから、そのすべてから逃れるために、航空救急の催しに来てみようと思ったんです」と冗談を言う場面も。

トム・クルーズ
Photo:Getty Images

またトムについてもふれ、「この機会に、私たちのパイロット仲間であるトム・クルーズについても言及すべきですね。トム、今夜は私たちを応援しに来てくれて、本当にありがとう」と語り、「次の『ミッション・インポッシブル』で新しいヘリのどちらかでも借りないようにしてもらえるとありがたい」とジョークを飛ばした。

英メディア『Daily Mail』によると、ウィリアム皇太子はこのパーティに出席する前、ウィンザー城で行われた叙勲式に出席。チャールズ国王にかわり、50名以上に栄誉を授けたという。

2月5日(現地時間)、ガンと診断されたことが世界中に報じられたチャールズ国王。王室が発表した声明では、詳しい病状はふせられているものの、「憶測を避けるため、またガンに罹患している世界中の人々のため、一般の人々の理解の一助となるよう、国王はガンを公表することを選択されました」と述べられている。

ウィリアム皇太子の公務復帰となったこの日、国王の次男であるヘンリー王子(39)がお見舞いのため、単身で渡英したことも大きなニュースに。ヘンリー王子はロサンゼルスから夜行便に飛び乗り、ロンドンへ到着。「クラレンス・ハウス」を訪れ、父親とカミラ王妃(76)と「45分間の短い会談」を行なったという。

その後、国王は療養のため、王妃とともに待機していたヘリコプターでサンドリンガムへ。ヘンリー王子は約24時間、英国に滞在しただけでメーガン妃(42)と2人の子どもたちと暮らすアメリカに戻ったとのこと。

なお、ウィリアム皇太子は確執が噂される弟と今回も会っていないことから、兄弟の亀裂はあまりにも深く、修復不可能なのではないかと『Daily Mail』が報じている。

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