テイラー・スウィフト(34)が2023年、約6,719億円の経済効果を生み「テイラーノミクス」と呼ばれている。
米タイム誌の2023年「今年の顔(Person of the Year)」に選ばれた、シンガーのテイラー・スウィフト(34)。今年は『The Era Tour』で世界をまわり、音楽界において大きな功績を残した。
そんな彼女のアメリカ公演は非常に大規模なものだったため、少なく見積もってもアメリカ経済を約6,719億円(36億ポンド)押し上げたといわれている。中には、テイラーひとりの力でアメリカの不景気を阻止したと主張する人も!
毎回大きなスタジアムを満員にしたことで、パンデミック後の冷えた米国経済にテイラーのファンが貢献。ファンは彼女のコンサートに参加する際、移動、宿泊、現地でのショッピング、グッズ、外食などに多額の費用を費やした。
米誌『Wall Street Journal』はテイラーのファン、スウィフティーズに敬意を表し、この現象を“テイラーノミクス”と呼んでいる。
例として、ロサンゼルスで6回行われたコンサートでは50万人の観客を動員。推定約451億円(2億5,000万ポンド)、ロサンゼルスのGDPを引き上げたそう。
来年テイラーはツアーを2月から再開予定。アジア・オセアニアをまわり、夏にはヨーロッパへ。イギリスではウェンブリー・スタジアムでの8回の公演に加えて、エディンバラ、リバプール、カーディフで公演を行う予定だ。
米紙『Washington Post』は、来秋に北米を再び巡ってツアーが終了するまでに、テイラーの個人収入は約5,840億円(32億ポンド)になると予想している。
そんな桁違いの額を生み出しているテイラーだが、ツアーをまわる際には各都市のフードバンクや慈善団体に寄付することで有名。さらに米国ツアーの終わりには、ショーを手伝ってくれたダンサーとスタッフに総額約81億円(5億4,300万ポンド)のボーナスを支払ったことでも話題になった。
2023年、これまでに増して大きな功績を残したテイラー。史上最高の収益を上げたコンサートツアーに躍り出、Spotifyのトップ・アーティストに選出、最も多く販売されたコンサートチケットを記録、複数のアルバムの莫大な売上など、止まらぬ勢いを見せている彼女の2024年の活躍にも注目したい。