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元モナコ大公レーニエ3世(享年81)とハリウッドスターからモナコ公妃となったグレース・ケリー(享年52)の第2子で、2005年7月12日、モナコ大公に即位したアルベール2世。それから約20年の治世を祝した式典に、モナコ国旗カラーのネクタイを着用したブルーのスーツ姿で、家族とともに登場。一家4人、仲良く手を繋ぎ、晴れやかな笑顔を見せた。
米版『HOLA!』によれば式典中、大公は双子の子どもたちの肩を抱いたり、頭にキスしたりするなど、優しい仕草や愛情溢れる態度を見せていたという。

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また英紙『Daily Mail』は、この7月に結婚14周年を迎えた夫妻の円満な様子に着目。同紙によれば、6月末に予定されていた大阪・関西万博への出席をシャルレーヌ公妃が「中東の現在の情勢」を理由に直前でキャンセルし、大公が単身で来日したことから再び結婚生活に関する憶測が囁かれていたが、この日の2人は目に見えて上機嫌だったそう。
シャルレーヌ公妃は大公にチークキスし、大公もシャルレーヌ公妃のこめかみにキスをしている様子が目撃された。
英誌『HELLO』によると、大公は家族とともに、モナコ国旗を手に集まった市民で溢れかえる広場へ。人々と握手を交わし、にこやかに挨拶した。途中、シャルレーヌ公妃が赤ちゃんを愛おしそうに抱っこする姿もキャッチされるなど、「滅多に目にすることのない光景」も見られたと『HOLA!』が報じている。
同サイトによると、式典は午後6時半頃に始まり、10時半頃まで続いたという。モナコ国歌が歌われ、伝統的な民族芸能が披露されたほか、大公が国民に感謝の意を示すスピーチを行ったとのこと。
式典の締めくくりには、赤と白のマカロンでできた巨大なケーキが振舞われたそうだ。大公はケーキカットを行った後、自らが食してサムズアップ(いいね!のポーズ)。

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ガブリエラ公女(10)もケーキに手を伸ばし、ご満悦だったよう。そんな家族の様子を微笑みながら見守るシャルレーヌ公妃の幸せそうな姿も、SNSのファントークを盛り上げた。

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この日ももちろん、ファッションアイコン揃いと名高い、モナコロイヤル女性陣の洗練スタイルに視線集中! その筆頭格であるシャルレーヌ公妃は、ベビーピンクのベルト付きドレスを纏った優美なルックを披露し、眩しいほどの輝きを放った。
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繊細な花柄レースがあしらわれたロマンティックなドレスはオスカー・デ・ラ・レンタのもので、約5,000ドルとのこと。アシンメトリーな裾は一部のファンの間で賛否両論を呼んだようだが、ピンクが「可愛らしくてフェミニン」「似合っている」と好評だったようだ。
シャルレーヌ公妃は、白のジャンヴィト・ロッシのバックストラップパンプスと控えめなパールのスタッドピアスを合わせて、ドレスを主役に引き立てた。
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一方、娘のガブリエラ公女も母親に負けずとも劣らないファッショニスタぶりを発揮。イタリアブランド、イルグッフォの可憐なホワイトレースドレスに身を包み、ネイルを煌めかせ、ドルチェ&ガッバーナのサンダルを着用。前髪をカチューシャのように編み込み、白い花で飾った愛らしい姿で場を魅了した。

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そして、シャネルの2022年春夏クチュールコレクションの膝丈ドレスに身を包んだ大公の姉、カロリーヌ公女自身はもちろん、その家族のエレガントな装いも注目の的に!
長男アンドレア・カシラギ(41)の妻タチアナ・サント・ドミンゴ(41)は、赤いシャツドレスにアクアズーラのシルバーサンダルを合わせた。
そして長女のシャルロット・カシラギ(38)は、シャネルの春夏プレコレクションのミニマルなモノトーンルックに身を包み、息子2人と出席。

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次男ピエール・カシラギ(37)は欠席だったものの、その妻で現在、第3子妊娠中のベアトリーチェ・ボロメオ(39)は、息子2人を連れて参加。
ベアトリーチェは、刺しゅうがあしらわれた上品なドレスとお揃いのストローハットを着用。パールとゴールドのピアス、メッシュパンプスを合わせた、全身ディオールの洗練マタニティルックはロイヤルファンに大絶賛された。

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さらに末娘のアレクサンドラ・フォン・ハノーファー公女(26)がシャネルのフルルックで、長年のパートナー、ベン・シルベスター・ストラウトマン(26)と仲良く登場。パステル調のツイードミニドレスに、チェーンバッグとシルバーのキャップトゥパンプスを合わせた。

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なお、英誌『TATLER』によれば、シャルレーヌ公妃はこの式典に先駆け、7月14日(現地時間)に行われた第76回モナコ赤十字ガラで、夫の即位20周年を祝う感動的なスピーチを披露。エリー・サーブのスモーキーブルーのシルクジョーゼットドレスを纏って壇上に姿を現し、夫の過去20年の功績を熱烈に賞賛したという。
シャルレーヌ公妃は「アルベール殿下、私は国民とともに、いつもあなたの側にいます」と夫への支持を力強く宣言。「私たちはあなたを愛し、サポートします。そして、私たちみんなのためにそこにいてくれることに感謝します」と語り、会場は熱狂に包まれたそうだ。