アンジェリーナ・ジョリーがエレガントなルックを次々と披露し、ベネチア国際映画祭の話題を独占! あまりの美しさに「後光が差してみえる」という声も

アンジェリーナ・ジョリー(49)が第81回ベネチア国際映画祭で新作映画『マリア(原題)』のプレミアに登場。エレガントなシフォンドレスにフェイクファーのストールを纏い、特別なカルティエのブローチを着用した、見事なレッドカーペットルックが話題を呼んでいる。

2024年8月28日(現地時間)に開幕した第81回ヴェネツィア国際映画祭に、パブロ・ラライン監督(48)の新作伝記映画『マリア』に主演するアンジェリーナ・ジョリー(49)が登場。

1977年に亡くなった伝説のオペラ歌手マリア・カラス(享年53)を演じるアンジェリーナは、マリアへの敬意を込めて、彼女が実際に所有していたカルティエのブローチをレッドカーペットで披露し、注目を浴びた。

 アンジェリーナ・ジョリー
2024年8月29日(現地時間)、ベネチア国際映画祭の『マリア』プレミアに出席するアンジェリーナ Photo:Getty Images

8月29日(現地時間)の夜、サラ・グランデ劇場で行われた『マリア』のワールドプレミアに、タマラ・ラルフのワントーンルックで姿を現したアンジェリーナ。

米誌『The Hollywood Reporter』によると気温は26度を超え、蒸し暑かったそうだが、彼女はドレープが入ったアシンメトリーなシルエットのシャンパンカラーのドレスに、同系色のフェイクファーのストールを着用。ネイルとリップは大胆なレッドで揃え、圧巻のオーラを放った。

このクラシックなハリウッド映画を思わせるグラマラスなルックは、ネット上でファンやメディアに大絶賛され、Xにはあまりの美しさに「後光が差してみえる」という声もあったとか。

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2024年8月29日(現地時間)『マリア』のプレミアに出席したアンジェリーナ Photo:Getty Images

米誌『PEOPLE』によると、ストールに付けたゴールドのブローチは、マリアが愛してやまなかったというカルティエの1972年製のもので、ダイヤモンド、エメラルド、サファイア、ルビーがあしらわれ、バラがモチーフとなっている。

劇中にも登場するというこのブローチは、花びらが開閉する特別な仕掛けが施されているそうで、「その隠された小さな秘密が、彼女(マリア)を笑顔にしたと思いたいです」とアンジェリーナはファッション誌のインタビューで語ったという。

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2024年8月27日(現地時間)、ヴェネツィア国際映画祭に出席するため、ヴェネツィアに到着したアンジェリーナ Photo:Getty Images

今回、ベネチアに到着するやいなや、そのスタイリッシュなファッションで話題をさらったアンジェリーナ。

空港では、ディオールの2024年秋冬コレクションのハーフスリーブのトレンチコートにレザーブーツを合わせた、秋を先取りする装いをキャッチされ、SNSで注目の的となった。

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2024年8月29日(現地時間)、ベネチア・リド島の五つ星ホテル、オテル・エクセルシオールに到着したアンジェリーナ Photo:Getty Images

また8月29日(現地時間)の朝に行われた記者会見では、マリアのステージ衣装を彷彿とさせる、女神のようなルックを披露。ブラウンのしなやかなシルクが透ける、サンローランの深いVネックドレスに身を包んだアンジェリーナは、ボートに乗って映画祭の会場に向かったそう。

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2024年8月29日(現地時間)、『マリア』のフォトコールに向かうアンジェリーナ Photo:Getty Images

さらにフォトコールでは、自身のブランド、アトリエ・ジョリーのシンプルなブラックドレスに衣装替え。洗練されたミニマルなルックの首元で存在感を発揮する、カルティエの1971年製の「パンテール」ブローチも、マリア本人が所有していたもので、こちらも劇中に登場しているという。

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『マリア』のフォトコールでのアンジェリーナ Photo:Getty Images

最近の映画のプレスツアーはマーゴット・ロビー(34)の『バービー』(2023)、ゼンデイヤ(27)の『チャレンジャーズ』(2024)を筆頭に、役柄を意識した“メソッド・ドレッシング”が定着しているが、アンジェリーナはファッション誌のインタビューで、「マリアのスタイルは彼女のものなので、真似をしないことにした」と発言。

マリアを「称える」ために、「レディライクな服装を心がけた」と語り、「私は違う方法で、少しだけ彼女にちなんだものを取り入れた」と説明した。そして「彼女(マリア)のジュエリーを身につけることが、どんなに特別なことか想像できるでしょ」と付け加えたと、米サイト『Page Six』が報じている。

プレミア上映後、大歓声と拍手喝采が鳴り止まず、8分間の熱狂的なスタンディングオベーションを受けて、感極まったアンジェリーナが涙を見せる場面もあったという、注目作『マリア』。

プレスリリースによると、実話に基づき、「世界最高のオペラ歌手マリア・カラスの波乱に満ちた美しくも悲劇的な人生」の晩年を描くもので、「1970年代のパリでの彼女の最後の日々を再現し、再構築する物語」とのこと。今年中にストリーミング配信するとNetflixが発表している。

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2024年8月29日(現地時間)、『マリア』プレミアでのアンジェリーナ Photo:Getty Images

米誌『Variety』によると、この映画でアンジェリーナがオスカー候補となることは確実で、2000年に『17歳のカルテ』でアカデミー助演女優賞を受賞、2009年にはクリント・イーストウッド監督(94)の『チェンジリング』で主演女優賞にノミネートされたアンジェリーナは、約15年ぶりに賞レースに加わることになりそう。

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2015年11月、当時夫婦で出演した『白い帽子の女』のプレミアに揃って登場したアンジェリーナとブラッド Photo:Getty Images

ちなみに、今回の映画祭にはブラッド・ピット(60)がジョージ・クルーニー(63)と共演する新作映画『ウルフズ』のプレミアで出席する予定となっており、現在もワイナリーを巡る裁判で争っている元夫婦の“鉢合わせ”の可能性がネット上で話題に。

しかし『PEOPLE』によれば、アンジェリーナはラライン監督とともに、8月30日(現地時間)からアメリカで開催されるテルライド映画祭に向かい、一方、ブラッドが出演する『ウルフズ』のプレミア上映は9月1日(現地時間)に行われるため、2人が遭遇することはなさそうだ。

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