レッドカーペットには、今をときめくセレブが勢揃い。主演女優賞にそれぞれノミネートされていた『バービー』のマーゴット・ロビー(33)と『哀れなるものたち』のエマ・ストーン(35)、助演女優賞の候補となっていた『オッペンハイマー』のエミリー・ブラント(40)の豪華すぎるスリーショットには、ファンたちもこぞって反応。
「なんて素晴らしい写真」、「ルーヴル美術館に飾るべき」といった書き込みがXに相次いだ。
“バービー風”がすっかりおなじみとなったマーゴットは、この日もバービーのイブニングウェアにインスパイアされたというグラマラスなルックで登場。
ピンクとブラックのカラーブロックが印象的なジョルジオ・アルマーニ・プリヴェのカスタムドレスを纏って、プロデューサーの夫トム・アッカーリー(33)と仲良く姿を見せた。
エミリーは、ドラマティックなベルスリーブとウエストのカットアウトが目を引く、センシュアルなシアードレスルックを披露。
レース模様にビジューがあしらわれたゴージャスなドレスは、エリー・サーブの2024年春夏のオートクチュールからの1着で、色とりどりの宝石が贅沢にあしらわれたティファニーのネックレスを燦然と煌めかせた。
フローレンス・ピュー(28)は、ニナ・リッチのクリエイティブディレクター、ハリス・リード(27)によるフルカスタムルックで出席。
ケープやトレーンにデッドストックのベルベットを使用したというドレスは、フューチャリスティックなシルバーのコルセットが際立つ斬新なデザインに。フローレンスは大きく開いたデコルテをブシュロンのまばゆいダイヤのロングネックレスで飾って、パワフルに着こなした。
プレゼンターとして出席したリリー・コリンズ(34)はタマラ・ラルフの2023年秋冬オートクチュールのルックで注目の的に。
V開きの胸元に精巧なシルバーのバラがあしらわれたブラックベルベットのドレスは、白いシルクタフタが咲き誇る花のようにデザインされたパフスリーブも存在感を発揮。
カルティエのピアスとリングで気品溢れる輝きをプラスしたリリーは、エレガンスの象徴のようだとメディアに絶賛された。
真っ赤なホルターネックドレスに身を包んだデュア・リパ(28)は、同色のロングケープをなびかせてレッドカーペットに降臨。
女神のようなルックは、ヴァレンティノのクリエイティブディレクター、ピエールパオロ・ピッチョーリ(56)がデュアのために特別にデザインしたもので、リュクスに煌めくティファニーのジュエリーを合わせた。
センセーショナルなスタイリングで度肝を抜いたのは、ハリー・スタイルズ(30)との交際でSNSを賑わすカナダ人俳優テイラー・ラッセル(29)。大胆なカットアウトデザインに、フェザーのディテールが上品にあしらわれた真っ白なドレスは、ロエベのもの。
サステイナブルなファッションを実践するケイト・ブランシェット(54)は、ルイ・ヴィトンのカスタムドレスで登場。
彼女のスタイリスト、エリザベス・スチュワートによると、シックなバーガンディ色のドレスは、メゾンが所有していた既存のクレープジャージー素材にレザーをあしらったものとのこと。またネックレスもルイ・ヴィトンのもので、昨年の英国アカデミー賞でケイトが着用したネックレスの一部をリメイクしたものなのだとか。
ケイトは授賞式でBAFTAの会長を務めるウィリアム皇太子(41)の隣に着席。談笑する様子もキャッチされた。
『哀れなるものたち』で見事、主演女優賞に輝いたエマは、自身が演じたベラ・バクスターの劇中スタイルを思わせる、大きなパフスリーブのワンショルダードレスを纏って登場。
クラシカルな包みボタンがずらりと並ぶ、シルクジャカードとオーガンジーを使ったピーチカラーのドレスは、ニコラ・ジェスキエール(52)がデザインしたルイ・ヴィトンのもの。
壇上へ向かうエマに『ラ・ラ・ランド』(2016年)で共演したライアン・ゴズリング(43)が、ウィンクで祝福する微笑ましい様子もネット上で話題を呼んだ。
ちなみに『哀れなるものたち』は計5部門で受賞したが、『バービー』は残念ながら無冠に終わっている。
この日、最多受賞となったのは『オッペンハイマー』。作品賞のほか、キリアン・マーフィー(47)が主演男優賞、クリストファー・ノーラン監督(53)が監督賞を獲得するなど、計7部門を制した。
また宮崎駿監督(83)の『君たちはどう生きるか』がアニメ映画賞に選ばれ、英『BBC』によると、日本作品として同部門に初ノミネート、かつ初受賞という快挙を果たしている。