俳優のマーゴット・ロビー(32)が、映画『バービー』への出演を引き受けるために提示した絶対条件を明かした。
日本での公開を2023年8月11日に控える実写版映画『バービー』。映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』への出演で知られる俳優マーゴット・ロビー(32)と映画『ラ・ラ・ランド』に出演する俳優ライアン・ゴズリング(42)が主演を務める。
世界的に時代を越えて愛される着せ替え人形・バービーの実写版映画で、今回プロデューサーも務めるマーゴット。出演を決めるにあたり、提示した絶対条件を明かした。
今作の制作にともない、バービーを手がける玩具メーカーのマテル社とおこなった話し合いのなかで、マーゴットが掲げた絶対条件は「映画にたくさんのバービーを登場させること」。
もしマテル社が自分だけにバービー人形を演じるようにリクエストし、ほかのバービーを登場させないと言ったら、「バービーの映画を作ろうと思わなかったと思う」とコメント。
さらに、「『これこそがバービーのあるべき姿であり、女性たちが目指すべき姿や見た目、行動である』と言うべきではない」と多様なバービーが映画に登場する理由も明かした。
バービー人形といえば1959年の発売当時は白人で、金髪にブルーアイ、スキニーな体型だったため、時代の流れとともに偏った美のスタンダードを押しつけていると物議を醸したこともあった。
マテル社はその後1968年には黒人のバービーを、1980年にはアジア人のバービーを制作し、2016年には小柄(petite)、高身長(tall)、カーヴィー(curvy)の3種類の体型のバービー人形を発売。バービーの世界にダイバーシティをもたらしてきた。
現在では肌の色、体型、髪、職種などに多様性が見られ、200種類近くのバービー人形が存在している。
今回マーゴットの訴えもあり、映画『バービー』にはさまざまなバービーが登場する。同作の日本公開は、2023年8月11日の予定。