『ユーフォリア/EUPHORIA』のアンガス・クラウドが死去。「私たちは一人ではないし、一人で闘うべきではない」家族が声明を発表

ドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』の出演で知られる俳優アンガス・クラウド(25)が死去したことが報じられている。

2019年6月16日(現地時間)にHBOで放送がスタートし、アメリカをはじめ各国で一大センセーションを巻き起こしたドラマ『ユーフォリア/EUPHORIA』。同作品で薬物の売人であるフェズコを演じた俳優のアンガス・クラウドが死去。25歳だった。

アンガス・クラウド
Photo:Getty Images

訃報に関して、アンガスの家族が声明を発表。

「本日、とても苦しい気持ちで、素晴らしい人と別れを告げました。アーティスト、友人、兄弟、そして息子として、アンガスは私たち全員にとって特別な存在でした。先週、彼は父親を埋葬し、その喪失感と闘っていました。唯一の慰めは、アンガスが親友だった父親と再会していることです」と綴り、さらに彼が生前オープンにしていたメンタルヘルスについても触れ「彼の死が、自分たちはひとりではないこと、静かにひとりで闘うべきではないと、皆さんに思い起こさせることができたらと願っています」とコメントした。

アンガス・クラウド
アンガス・クラウドが死去。享年25 Photo:Getty Images

数週間前に親しかった父親を亡くしたアンガスは、アイルランドで埋葬を終えた後、カリフォルニア州オークランドに帰国。家族のサポートを受けながら実家で過ごしていたが、2023年7月31日(現地時間)に倒れているところを母親に発見され、警察によってその場で死亡が確認された。死因は薬物の過剰摂取の可能性があると米『TMZ』など複数メディアが報じている。

アンガスはニューヨーク・ブルックリンでスカウトされたことをきっかけに、『ユーフォリア/EUPHORIA』に出演。これが彼のデビュー作となり、スターダムを駆け上がったアンガスは、亡くなる前に『スクリーム』シリーズの監督マット・ベティネッリ=オルピン(45)とタイラー・ジレット(41)が手がける新作の撮影を終えていた。

アンガス・クラウドとゼンデイヤ
共演したゼンデイヤと Photo:Getty Images

今回の訃報を受け、『ユーフォリア/EUPHORIA』で主演を務める俳優のゼンデイヤ(26)が8月1日(現地時間)にInstagramを更新し、笑顔を見せるアンガスの写真を投稿。

「言葉では足りないほど、アンガスはとてつもなく美しい人でした。彼と知り合うチャンスに恵まれ、彼を兄弟のように思えたこと、彼の優しい目と明るい笑顔、周りの人にも伝染させる笑い声(いま思い出しても私を笑顔にさせます)を聞くことができて、とても感謝しています」「彼が私たちにくれた限りない明るさ、愛、そして喜び。彼と過ごしたすべての瞬間をこの先も大切にしていきます」と綴り、亡き友人を偲んだ。

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