メーガン妃、ヘンリー王子とLA山火事の被災者支援に訪れる。被災した友人らに約45億円の豪邸を解放

サセックス公爵夫人ことメーガン妃(43)がロサンゼルスの山火事のため、Netflixの新番組『With Love, Meghan(原題)』の公開を延期すると発表した。

2025年1月7日(現地時間)に発生したロサンゼルスの山火事を受け、メーガン妃(43)が1月15日(現地時間)に初放送される予定だった『With Love, Meghan(原題)』の公開を延期すると発表。同番組は3月4日(現地時間)に配信されることとなった。

メーガン妃
Photo:Getty Images

米誌『PEOPLE』によると、ロサンゼルスで生まれ育ったメーガン妃は1月12日(現地時間)に声明を発表。「私の故郷であるカリフォルニア州の山火事で影響を受けた人々のニーズに集中するため、配信開始の延期をサポートしてくれたNetflixのパートナーに感謝します」と述べた。

メーガン妃の自宅近くにある慈善家夫妻の邸宅で撮影されたと伝えられるこの番組は、米誌『The Hollywood Reporter』によると、「南カリフォルニアの美しさへの心からの賛辞」と説明されており、メーガン妃がプロデュース。「実用的なハウツーと新旧友人たちとの率直な会話を融合させた刺激的なシリーズ」で、料理やガーデニングなどのコツや秘訣を紹介するのだという。

ゲストにはドラマ『ジ・オフィス』(2005〜2013)で有名な俳優ミンディ・カリング(45)やドラマ『SUITS/スーツ』の元共演者アビゲイル・スペンサー(43)、シェフのロイ・チョイ(54)らが出演し、メーガン妃の夫ヘンリー王子(40)も登場する。8エピソードからなるこのシリーズは、2020年に夫妻がNetflixと結んだ5年で1億ドル(約157億円)の契約の一部とのこと。

英メディア『Daily Mail』によれば、延期というメーガン妃の決断について、Xで賛否両論が巻き起こったとか。

自分の番組に「影を落としたくないだけ」だと非難する人や「今、撮影しているわけでもないし、彼女の自宅で撮影したわけでもない。彼女は反発を恐れているだけだ」と示唆するユーザーがいる一方、「いい決断だ。安心した」というコメントや「彼女が下した最初の賢明な判断だ」と称賛する声もあったという。

英『BBC』が1月13日(現地時間)に報じた情報によると、今回の山火事の最大の火災はパシフィック・パリセーズで発生し、2万3,000エーカーが焼失。2番目に大きな火災となったイートンは1万4,000エーカーが焼失し、2つの都市の大規模な火災で少なくとも24人の死亡が確認され、1万2,000棟以上の建造物が破壊されたという。

メーガン妃
Photo:Getty Images

1月10日(現地時間)、メーガン妃とヘンリー王子は、カリフォルニア州知事ギャビン・ニューサム(57)の妻ジェニファー(50)とともに、パサデナの避難所をサプライズ訪問。英紙『The Independent』によれば、同市のビクター・ゴルド市長(55)や「イートン火災」でアルタデナにある自宅が全焼したシンガーソングライターのダグ・グッドウィン(95)と面会し、写真撮影を行った。

またロサンゼルス・ドジャースのブルーのキャップをかぶったメーガン妃が被災した人々に食糧や物資を配っている姿や、シェフで慈善団体ワールド・セントラル・キッチンの創始者のホセ・アンドレ(55)とハグする姿も目撃されている。

メーガン妃、ヘンリー王子
Photo:AFLO

ゴルド市長は、匿名でボランティアに参加したサセックス公爵夫妻が、「ファースト・レスポンダー(災害などが起きた際、最初に対応する警察や消防隊員)を本当に元気づけてくれた」と主張。

「素晴らしい人たち、素晴らしい人柄、そして素晴らしい心を持った」彼らは、「できるだけ役に立ちたいと思っている」と語ったという。さらに夫妻はパサデナとアルタデナを訪れ、被災者たちと話をしたと付け加え、「彼らは友人や隣人のことをとても心配している、とても思いやりのある人たちです」と絶賛したとか。

メーガン妃
Photo:Getty Images

『Daily Mail』によれば、これらの様子の一部は米ニュース番組『Fox 11 Los Angeles』で放映されたそう。その際、ニュースキャスターの女性が英国王室の上級王族としての立場を退いているメーガン妃のことを「プリンセス・マークル」と呼び、「平民たち」とふれあったなどと発言したことで批判を浴びたのだとか。

また複数のメディアが、サセックス公爵夫妻の行動を猛烈に非難しているセレブがいると報道。それはシットコム『ファミリー・タイズ』(1982〜1989)などで知られる元俳優ジャスティン・ベイトマン(58)で、山火事の影響を受けているハリウッドヒルズに暮らす彼女は、Xにこう投稿した。

「メーガン・マークルとハリー(ヘンリー王子の愛称)は、救急車の後をついて回る悪徳弁護士以下だ。なんとおぞましい"写真撮影”だ。彼らは“被害状況の視察”でもしているのだろうか? 今や政治家なのか? 彼らはここに住んでいるわけでもない。彼らは観光客だ。災害観光客だ」。

なお、『Daily Mail』は、ロサンゼルスから北に90マイル(約145km)ほど離れたモンテシートに住んでいるメーガン妃とヘンリー王子は、被災した友人らに2,900万ドル(約45億6,400万円)の豪邸を解放し、困っている隣人らを支援したと報じている。

また『PEOPLE』によれば、慈善団体アーチウェル基金を通じて救援活動への寄付も行ったそうだ。1月9日(現地時間)には公式サイト『Sussex.com』に声明を発表し、山火事で被災した人々を助け、避難している人々に家を解放するよう呼びかけている。